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RIZIN初心者さんでもわかる!RIZINバンタム級ジャパンGPまとめ(RIZIN.30編)【今より格闘技が1,33倍くらい面白くなる記事】

*この記事は執筆者の個人的な考えや推測が多く含んでおり、また格闘技関係者から直接話を聞いて執筆したというものではなくただの一格闘技オタクが書いたものであるため間違った情報が書かれている可能性があります。もし間違いやご指摘、誤字脱字があった場合はコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
 この記事は、今までの「RIZIN初心者さんでもわかる!RIZINバンタム級ジャパンGPまとめ」というタイトルの記事とつながっている部分が多いのでまだ読んでいない人はそちらを読んでからこの記事を読むと、より深く詳しく楽しめると思います。


➀はじめに

 この記事は「RIZIN.30」の試合の中でもRIZINバンタム級ジャパンGPの試合に焦点を当てた解説記事です。
今までのバンタム級ジャパンGPの解説記事と同じように技術的な解説というより選手のストーリーや特徴を中心に解説していこうと思います。
 
 またこれまでのバンタム級ジャパンGPの選手やストーリーが気になる方は自分が書いた「RIZIN初心者さんでもわかる!RIZINバンタム級ジャパンGPまとめ」という記事がありますのでよかったら読んでみてください。


②試合紹介&試合の見どころ


朝倉海vsアラン・ヒロ・ヤマニハ

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朝倉兄弟vsボンサイ柔術のバンタム級覇権戦争

 2019年から若者を中心に爆発的な人気を持った朝倉兄弟は今や格闘技を象徴する存在になったが、2021年6月13日の「RIZIN.28」で朝倉海の兄である朝倉未来を地上波生放送のメインで締め落としたのがボンサイ柔術所属のファイターのクレベル・コイケである。
このストーリーを知るとこの試合は兄貴の仇討ちに燃える朝倉海vs同門の勢いそのままにスターダムに駆け上がりたいアラン・ヒロ・ヤマニハというストーリーになることが想像できる。
 
 下馬評では朝倉海圧倒的有利であるが、ヤマニハにはボンサイ柔術仕込みの寝技と近距離でのパンチという朝倉海ですら脅かす可能性がある武器を搭載している。
 兄貴の仇討ちか、ボンサイのバンタム級支配か!

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井上直樹vs金太郎

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究極の王道vs究極のOUTSIDER

 バンタム級GP1回戦で国内バンタム級トップクラスファイターである石渡伸太郎を衝撃の1RKOで倒した井上は世界最高峰のUFCを19歳の若さで経験しアメリカのジムでレスリング力を、国内で打撃力を鍛え上げている王道のスタイルをした隙のないトータルファイターであり、このGP朝倉海と並ぶもう1人の優勝候補である。
対して金太郎はTHE OUTSIDERという不良が中心の格闘技団体からのし上がってきた打撃力が武器の非常に華がある選手である。前回の試合では伊藤空也と大会ベストバウト級の熱い試合を行いMMAでの引き出しの多さをアピールした。
 
 非常に人気と実力を兼ねそろえた両者であるがファイターとしての総合力では圧倒的に井上が上回っている。
しかし金太郎には当たればどんなファイターでも倒せる打撃能力がある。
そのためお互いが相手の武器を警戒しながら勝負する非常に緊張感でリングが包まれる名試合になることがこの時点で予感できる。
 今大会大注目の一戦で勝つのはどちらの究極か!

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元谷友貴vs瀧澤謙太

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試合巧者同士の戦略のぶつかり合い

 バンタム級GP1回戦で岡田遼との国内王者対決を制した元谷はその独創的な組み技がピックアップされがちだが、前回の試合でスタンドでの主導権の取り合いでも強さを見せ、どの状況でも安定した試合運びと一撃必殺の寝技を兼ね備えたトータルファイターとしての完成度の高さを知らしめた。
対して瀧澤は1回戦で難敵今成正和相手に寝技で勝負せずに逃げ続け試合終盤に勝負をするという自分の作戦を最後まで遂行できる能力と、多彩なゲームプランができる試合巧者な選手である。

 どの局面でも勝負できる選手同士であるが、打撃ではリーチと殺傷力がある瀧澤が、寝技では圧倒的なテクニックの高さで元谷が有利とお互いの強みがはっきり分かれている試合なので、どちらかが先に自分の得意分野で決定的な一撃を入れるかという先ほどの井上直樹vs金太郎とはまた違う緊張感に包まれる試合になろことが予想できる。
 試合巧者同士のテクニカルなファイトを見逃すな!

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扇久保博正vs大塚隆文

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塩系×塩系=名試合⁉

 お互い1回戦で盤石の強さを見せたベテランであるが、この2人の共通点としてファイトスタイルが塩系として似ていることが挙げられる。

(塩系とは…MMAでは相手選手をリングに寝かし続ける、蹴りやジャブなので相手を近づけさせないなど相手選手に何もさせずに判定までいく試合のことを塩試合と呼ばれ、見ていて動きがないことからのようにしょっぱいという意味で塩試合、塩系なファイターと使われる。

例:この選手はとても強いけど、試合が単調で動きがないから塩試合が多いんだ。

しかし、試合において相手に何もさせずにコントロールしきって勝つことはとても難しく、それを遂行できる選手は非常に強くうまい選手でもある。)

 またこの2人は試合前の会見からバチバチの煽りあいを繰り広げており、激戦が予想される。全体的なMMAでの完成度では扇久保に軍配が上がるが、スタミナや打たれ強さなどタフさに関しては大塚が圧倒的に有利である。
 塩系同士の2人が作る最高に濃いファイトが見れるかもしれない!

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③おわりに

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 今回も長々とお付き合いありがとうございました。また今回のような選手の裏側や人間模様に興味がある人はRIZINのYouTubeチャンネルで投稿されている「RIZIN CONFESSIONS」を見てください!製作はRIZINの煽りVを作っている佐藤映像なのでテンションぶちあがる事間違いなしです!

↑RIZIN CONFESSIONSのリンク

 試合を見たい場合はチケットを買って現地観戦が1番ですが、スカパーや配信でも試合が見れるので興味がある方はRIZINのサイトを調べてみてください。
 ここまで読んでいただきありがとうございます!





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