よっちゃん。
私の実家は北海道で、北海道犬のよしきち(あだ名はよっちゃん)という犬を飼っている。
偶然にも私と誕生日が一緒で、今年の3月で10歳になる。
名付け親は私のお父さん。
お父さんが「よしひこ」という名前なので、相棒を作りたかったらしい。ただそれだけ。笑
専門学校時代の友人に、
知り合いに子犬が産まれたからどう?と誘われたのが最初。
子犬を見に行くだけと言っていたお父さんが、よっちゃんに一目ぼれして嬉しそうに子犬を抱えて連れ帰って来たときは家族で笑った。
家によっちゃんを迎えてから、よっちゃんは何度も家から脱走した。その度、家族総出で捜索。
4歳のときに甲状腺機能低下症と分かり、お父さんもお母さんも悲しんだ。
お父さんが、私の職場が動物病院で良かったなんて笑ってたけど、少し悲しそうだった顔を今でも覚えている。
家族で一番よっちゃんを可愛がっていた、そんなお父さんは5年前に他界した。
よっちゃんと散歩している時に、生前にお父さんが乗っていた似たような車だったり、
お父さんみたいな雰囲気の作業着姿の男性を見かけると追いかけようとするのでまだ覚えてるんだなあ、なんて少し涙が出そうになる。
私も常に実家にいる訳ではないけれども、実家に帰った時にはお父さんの分まで可愛がってあげたいと思う。
お母さんもいつもよっちゃんのお世話してくれてありがとうね。
ひい.