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薄野小噺 #68 ツイッターが店にとって物凄くパワーみを持っていたという話。

『毎日一行で十分ですのでオープンツイートした方がいいっすよ』

そうお客さんに言われる前は積極的に店の活動についてSNS上で発信しておりませんでした。
いや何かね、自身の心の中で宣伝活動というものが世間的には受け入れられていない、そんなことを勝手に思っておったからですね。

それに、

件のツールというものは活発的な若者が利用するもので、しかもちょいちょいえげつない炎上する的なことも聞き及んでおり、ワタクシの中ではあまり良いイメージというものが無かったというのもありました。
しかしながら、お客さんが言うには

『店がやっているとわかれば選択肢に入る』

なんてことを言われたため、特に追加でお金がかかるわけではないのと、仮に何の効果が無かったとしてもデメリットはほとんど発生しないということもあり、次の日から毎日欠かさず店開けの時に一行

『ひいじいCAFE、オープンでーす!』

というツイートを、これまた追加で勧められた喫煙可能店ですよということを全面的に押し出すハッシュタグというものを付けて発信し続けていたところですね、一週間も経たないうちに飛び込み客が来て、何かで見ました? と伺ったところ

『ツイッターを見た』

……マジかい。
それからというもの、飛び込みで来られるお客さんの半分くらいはツイッターで見て、という方でした。
まぁ、ウチの店は喫煙に特化しているため、このご時世、タバコを吸える店が激減している中、喫煙可能店を探している時に引っかかる。
という良い方向に働いたとも言えますね。

それをふまえて、

ニッチな趣味嗜好に特化している店作りをされている方はツイッターを試してみるのも手はんじゃないかなぁなんて思ってます。
なんせ、

宣伝費、かかりませんし。

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