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散歩して健康になるために天神橋筋商店街へ行く

夫婦そろって、年々お腹がプクプクと成長し続けている。
成長に伴い、年々、着れない服やズボンが増えていっている。

なにせ、二人ともデスクワークが中心の生活。そりゃ、お腹だって成長していくし、腰も悪くなっていくよね。

これじゃ、だめだ!
二人で末永く楽しく生きていくために、健康のために(ある程度、出来る限り、可能な範囲で)運動しよう!!

走るのは苦手。

とは言え、運動って何をすれば良いのだろうか?

夫は学生の頃に運動部に所属していたらしいが、私は生まれてこの方、ずっと文化系の部活にしか所属したことがない、根っからの運動苦手人間。
※部活遍歴:手芸部→美術部→演劇部

夫婦揃ってシャープなランニングウェアを着用し、サングラスかけてジョギングする、という案も浮かんだが、上記のような理由ですぐに消えた。

とりあえず、散歩するところから始めてみよう。
一日中、家にこもって一歩も家から出ない、というのはやめよう。

ということで夫婦揃って休み日には、必ず二人で散歩に行くことにしています。

夢が膨らむ、天神橋筋商店街

そんな訳で、天神橋筋商店街へ散歩に行ってきました。

日本一長い商店街と言われるだけあって、種々様々なお店があります。

美味しそうな飲食店もたくさんあって、歩きながら夫は「夢が膨らむねぇ」としきりに言っていました。

そんな中、一軒のお店が目に止まりました。

歴史を感じる店構え

昆布屋さんだ!!

昆布屋さんじゃないですか!長く続いてきた歴史を感じさせる、堂々たる風格の昆布屋さんじゃないですか!!

なぜ、私がこんなに昆布に反応するのか?
それは、最近 ↓ の記事を読んだからです。

この記事を読んで、子供の頃のことがブァーーーっと思い出されました。

実家には とろろ昆布がほぼ常備されていて、うどんに入れてトロトロになったところを啜ったり、ご飯に巻いてとろろ昆布おにぎりを楽しんだり。
非常に身近で親しみのある食べ物だったのです。

ところが一人暮らしを初めてから、すっかりとろろ昆布を食べなくなってしまいました。というか、意識すらしていなかったことに、この記事を読んで気づきました。

そんな中、現れた昆布屋さん!
これはもう!買わなくちゃ!とろろ昆布を!!

夫を引き連れ、早速入店です。

とろろ昆布?おぼろ昆布??何が違うの?

私達がお邪魔した浪華昆布さんは、明治三十三年創業の大変しっかりとした昆布屋さんでした。

店内には様々な商品が陳列されています。中には、これまで見たことの無いようなものもありました。

とは言え、私の心はもう決まっています。
とろろ昆布。
これを買いに来たのですから、迷うはずもな、い・・・??

あれ?すごく見た目の似た、おぼろ昆布、がある。
ん?んん??

とろろ昆布とおぼろ昆布、何が違うんだ?どっちを買えば良いんだ?
記事のようなお吸い物を作るには、一体どうしたら・・・

買うものを心に決めて入店したはずなのに、どちらを購入すれば良いのか分からなくなり途方にくれてしまいました。

こういう時、どうすれば良いか?
専門家にお聞きするのが一番です。
という訳で、店頭にいらっしゃった女性スタッフさんにお声がけしました。

「すいません!とろろ昆布とおぼろ昆布って、何が違うんですか?」
「あのね、おぼろ昆布は昆布の<面>を削ったものなんですよ」
「ほうほう」
「とろろ昆布はね、昆布の横、つまり<側面>を削ったものなんですよ」
「え!そうなんですか!」
「そうなの。昆布を何枚も重ねて、その横の面を削ってるんですよ」

※つまりこういうこと

し、知らなかった・・・そんな違いがあったなんて!そんな風に作られていたなんて!!

「昆布は、何に使わはるんですか?」
「あ、あの、お吸い物にしようと思って」
「あー、それならこれがオススメですよ」

白い!

そう言ってオススメしてくださったのが、この「松の雪」でした。他のおぼろ昆布やとろろ昆布と比べて、かなり白く、とてもきめ細かい印象です。

「お吸い物にするんやったら、これが美味しいよ」
「それ、ください!!」

即決です。

「温かいお湯で溶かして、ちょっとお醤油を垂らして飲むと、寒い日とかホッとするよね」

そうです!それです!それがしたいんです!!
親切なスタッフさんのおかげで、悩みがすっかり解消されました。

商品はオンラインでも購入できるので、ご興味のある方は是非。


良い買い物が出来てホクホク気分の二人。
商店街を再び歩きはじめます。

すごく良い感じの看板

健康のためにもたくさん歩かなくちゃ、と思ったのもつかの間、気になるお店を見つけて、またも足が止まってしまいました。

手造りとうふ。良い。


凄い熱量の豆腐LOVER、現る

夫は、お豆腐が大好きです。飲み屋さんでも、しょっちゅう冷奴を頼んでいます。

それになにより、先日 ↓ の記事を読んで以来、おあげを使った鍋が食べたいと思っていたのです!

お気づきかとは思いますが、私はとっても影響されやすい人間です。

食べ物関係に関しては、特にだめです。記事や動画を見てちょっとでも「美味しそう!」と思ったら、次の日、いや、なんならその日のうちにそれを食べなきゃ気がすまないのです。

こうなったら今夜の夕飯は、おあげ鍋に決定です!

さぁ、おあげが売っているかどうか、ちょっと見てみ・・・

「いらっしゃい!うちの商品はね、デパートとかには並ばないんだよ。なんせ、添加物とか入ってないから。一年も日持ちするものを、生もの、とは言えないでしょう(言いながら、小さな紙コップを二人に渡してくれる)うちの豆乳を飲んで、甘いと感じるようだったら、ちょっと西洋の豆乳に影響されすぎちゃってるかも」

凄い!凄い<豆腐愛>の方がやってきました!
気がついた時には、手に持ったコップに豆乳が注がれています。飲んでみると、非常に爽やかな甘みがありました。でも、しつこくない、というか、とっても飲みやすい美味しさです。

「わー!甘いし飲みやすくて美味しい・・・」
「そうでしょ?この豆乳には、大豆が(以下略)」

ちょっともう、凄い量の豆腐話をお伺いしたのですが、ここには書ききれません。

とにかく、溢れかえるほどの豆腐愛に圧倒されて、気がついたら色々と購入してお店を後にしていました。

こちらが、お豆腐屋さんで購入したものです。

ドーーーン!

圧が凄いですね。

しっとり

手に持つと、ずっしりとした重みの感じられる絹ごし豆腐。

「一口目は、何もつけずに食べてみて!一口目だけ!」

とお店の方に懇願されたので、一口目は何もつけずに頂きました。
豆乳と同じく甘みがあって、でも「濃い大豆の味」とは違う、なんとも言えない爽やかでサラっとした美味しさのお豆腐でした。

夕食に作った鍋にも入れてみたのですが、温めるとまた違う味わいが出てきたり。

あと、個別の写真がないのですが<ひろうす※>も購入しました。
※がんもどき、の別名です。

フカフカ

もちろん、おあげさんも購入しています。

とってもフカフカ、かつ、しっかりと揚がっているおあげさんでした。
鍋のお出汁で温めるとふんわり柔らかくなり、お出汁をたっぷり吸い込んでくれます。そして、ほのかな香ばしさがあり、最高に美味しかったです。

結果、たくさん食べちゃってる

夕食は、おあげ鍋と冷奴、それにひろうすを温めてポン酢をかけたものをいただきました。美味しいものをお腹いっぱい食べることが出来て、夫も私も大満足です!

となったところで、ふと我に返りました。

あれ?これ、当初の目的はなんだったっけ?

夫婦そろって、年々お腹がプクプクと成長し続けている。

二人で末永く楽しく生きていくために、健康のために(ある程度、出来る限り、可能な範囲で)運動しよう!!

結果、歩いて消費したカロリーよりも沢山食べちゃいました。

でも、夫が冷奴を食べながら「これ、凄い美味しい!」とニコニコしていましたし、私もずっと気になっていたおあげ鍋が食べられて大満足なので、これはこれで良しとしましょう。

二人で末永く楽しく生きていくために、健康も大切ですが、こうやってニコニコできる思い出を重ねていくことも大切。

・・・なはずです。

精神論でフィジカルを甘やかしつつ、引き続き散歩は継続していきましょう。

次は、黒門市場にでも行ってみようかな?と画策しています。
今から、色々な意味で訪問が楽しみです。うひひ。

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