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火伏せの神

本来、火伏せの神に防火を祈る行事です。
日本の伝統・文化には、矛盾に目をつぶらねばならないものが多い。
いや、ほとんどの人々はあまり深く考えないので違和感は生じないのであろうか。
日本人特有の「和病」に皆罹っているからね。
現在の日本でも、「長いものに巻かれて生きる」が正義であり、正解である。

京都人の台所には必ずといっていいほど、愛宕神社の火伏せの御札が貼ってある。

「愛宕」とは、"封じ込められた女神(自由を失った女神)を愛する"という意味である。つまり、主祭神は「ヒノカグツチの神」である。だからこそ火伏せの神の神社なのである。

一部抜粋 【ご祭神は、「火産霊神 (ほむすびのかみ:軻遇突智神:かぐつちのかみ)」、「伊邪那美神(いざなみのみこと)」、「大国主神(おおくにぬしのみこと)」の三柱です。】

イザナミの神は黄泉の国に落ち込み、大国主も呪われて霊界から地上界に戻れない設定でしたよね。覚えてますか?

現在の住所地は「京都府亀岡市」で、古き時代には、丹波国桑田郡と呼ばれたらしい。
「亀岡」の「亀」は「瓶」であり、「岡」は大蛇のような起伏を表す。そして、「丘」であり、「九」である。
「桑には、木の又の力が3つもある。つまり、三位一体である創造女神なのである。
「田」は世界であり、宇宙のこと。

「火のカグツチの神」の「カグツチ」とは「カカシ」であり、「片足」のこと。
つまり、蛇神を示している。(実際に、山カガシなんていう蛇がいますよ)

なぜ愛宕神社が火伏せの神の神社となっているのか?
火の神様が封じ込められた状態なのだから、それを逆手に取って「火除の神」なわけ。
でも今じゃ、封じ込められていた女神は解放され、自由を得ている。
つまり、火伏せの神としての立ち位置にはいない。
それでも京都の台所の壁には今だに愛宕の御札が貼られている。
現在のその御札の意味は、大火事をもたらす恐ろしきものなんじゃないの?(大笑い)


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