薬剤師による薬剤師のための簡易資産運用法(番外編) 私がS&P500を買わなかった(買えなかった)理由

こんにちは。ひふみ投信とひふみワールドで5000万円運用している薬剤師のHirokiです。前回の記事では「S&P500を毎月貯金感覚で積み立てよう」という話をしたのですが、実は私、S&P500を持ってないんです。な、なんだってー!

これには理由がありまして、私が投資を開始した2007年当時は不景気の時代でそこから数年間、1ドル80円という超円高の時代が続きました。今の若者には信じられないかもしれないけど当時の日本円というのは価値が高かったのです。潮目が変わったのは2012年に民主党政権が倒れて自民党・安倍政権が誕生したときで安部さんは力強く「日本経済を取り戻す!」と宣言してそこから株価が大きく上昇、為替も気が付いたら1ドル110円になってました。ですので「1ドル110円の円安の時代に海外株を買うなんて怖いよなあ。また1ドル80円になったらどうするんだろう?」というトラウマが捨てきれてなくて海外の資産を買うのが怖いんですよね。(2016年に一時的に1ドル100円ぐらいの円高になったときに少しだけ海外株を買ったのですがすぐに円安になってので売ってしまいました)

そんなわけで私は「早く円高にならないかなあ。そうすれば海外の株をたくさん買えるのに」と待っていたのですが、いつまで経っても円高にならないのでS&P500を買えなかったのです。そんなときに私の大好きなひふみ投信の海外版、ひふみワールドが2019年に始まったのでそちらで積立を開始することにしました。結果的にはS&P500に投資するよりも高いリターンを得られたので満足しています。

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