病気休職の終わり、無職の始まり
去年の12月に癌が見つかって今年の1月から治療のために休職していた。しかし私が所属する会社の病気休職は一年間のみなので12月末で退職ということになってしまった。昨日の夜それについてのメールが届いた。
休職し始めた頃からきっと治療途中で退職になってしまうだろうなと予想していたけれど、実際眼前に突き付けられるとキツかった。とりあえず傷病手当金はあと半年間受けられるのでお金の心配は少し先延ばしになったけれども、また入院や手術をすることになったら、もう自分の貯金では無理だと思う。
私は今地元である北海道で治療をしていて、会社自体は東京にある。特に大事なものを置いているわけではないけれど私の私物ってどうなるんだろう。去年倒れてから一度も職場の人に挨拶できてないけれど、このままサイレント退職になるんだろうか。
お世話になった上司が「病気休職から自己都合休職(期間制限なし)に変更してこれからも休職扱いにできないのか」と取り合ってくださったみたいだけれど、結果は×だったらしい。1年間で治る病気以外は結局退職するしかない。癌や精神病など長く治療がかかってしまう病気になってしまったら、もうゲームオーバーなのかなと思ってしまった。なんというかこれからの高齢化などのことも考えて私の休職をきっかけに会社が規定を一年間の内に考え直してくれるかも、と甘い考えを持ってしまっていたのかもしれない。だからこんなに悲しいのだろうか。
私はプログラマーという仕事が好きだった。だから復職のために資格試験を受けたりもした。リモートワークでなら働けると思う。でも会社は昔からのルールを私一人のためには変えてくれなかった。仕事改革なんてちっとも進んでない。真面目に働いていても結局予期せぬ問題で躓いたらそこで会社は切り捨ててくる。
別に会社に対して恨むような気持ちはなかったはずなのに、書いていたら恨みがましい文章になってしまった。昨日通知されたばかりだからまだ気持ちが落ち着いてないのかもしれない。きっとちゃんと睡眠を取ってゆっくりこれからの事を考えれば落ち着くはずだ。
傷病手当金が切れるまでの半年、きっとあと半年で病気は治らないだろう。でもあと半年で病気とうまく生活していく方法は見つかるかもしれない。
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