第711回 願いを叶える鳥
①https://www.photolibrary.jp/img450/268333_4275178.htmlより引用の幸せの青い鳥
神社や寺院の野鳥に対する祀りごとをかたらしていただきましたが、この項ではどんな願い事が叶うのかっていうことを語ろうかなと思います。やはりその願いはその神社なり寺院に赴いて、願いをお願いしないといけないので、ちょうど初詣のような気分なのかもしれません。
②https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/benben7887/entry-11981935003.htmlより引用の「鷽替神事」
もうこの各地の天満宮で行われる⑴「鷽替神事」は、1.太宰府天満宮→参加者が木彫りの鷽を交換し、一年の幸福を祈念します(1月7日)。2.菅原天満宮→菅原道真公が太宰府に流された翌年、悪魔払いの祈祷をされ人々を難から救った。(人々が蜂の大群に襲われそうになった時、鷽鳥の群れが蜂を食べて救われた。6月25日)。3.亀戸天神→
文政三年(1820)、鷽は幸運を招く鳥とされ、毎年新しい木彫りの鷽鳥に替えると、『それまでの悪い事が「うそ」になり、一年の吉兆を招き、開運、出世、幸運を得ることができる』(1月24、25日)
③http://www.worldfolksong.com/sp/calendar/tanabata/kasasagi-amanogawa.htmlより引用の「鵲と天の川」のイラスト
⑵鵲(カササギ) 七夕 天の川 橋→中国では鵲は喜びを知らせる鳥。朝その声を聞くと吉兆。七夕の夜、鵲が翼を並べて天の川に渡す橋が「鵲の橋」この行為は三つあるといいます。日本では晴天でしか天の川は見えませんが、1.晴天時に「仕事に励むことを条件に七夕の夜に限って再会することが許され、七夕になると天帝の命を受けたカササギの翼にのって天の川を渡り、年に一度、再会するようになった」2.雨天時は「そんな二人を見かね何処からともなくカササギの群が飛んできて、 天の川で翼と翼を広げて橋となり、織女を牽牛のもとへ渡す手助けをしてくれるのだそうです」3.雨天ではカササギでも渡れないので「年に一度、七月七日だけ天帝は会うことをゆるし、天の川にどこからかやってきたカササギが橋を架けてくれ会うことができた。しかし七月七日に雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫は渡ることができず彦星も彼女に会うことができない」となります。 『真面目に過ごしていれば、カササギが二人の橋渡し役を演じます』
④https://blog.goo.ne.jp/inghosono/e/a5ef3b9be1144bd59c98e75a92d5e292より引用の熊野大社の八咫烏
⑷烏(八咫烏=ヤタガラス) 熊野信仰→烏は熊野三山の神使。牛王宝印の御札の裏に約束事を書き、これに反すると、熊野では烏が三羽死ぬという。
烏は六十日間親に養ってもらうので、成鳥になってから六十日間は親を養うとされる。(烏の反哺の孝) そして、その神仏習合発祥の地が熊野で、熊野には神道の原点である自然神信仰と祖先神信仰、修験道、仏教その中でも浄土信仰と観音信仰「現在の日本人の信仰の原点となる信仰が全て揃っています。鬱蒼とした大自然の中に神と仏が共存する世界、それが熊野信仰です」
⑤http://blog-imgs-37.fc2.com/s/o/t/sotarou21/201301310238244d2.gifより引用の雉のイラストフラッシュ
⑸雉(キジ)→「架橋」 橋を築く際の、人柱を選ぶ条件を発言した本人が人柱とされてしまったことから、「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺ができました。「親子」親子の情愛が深く、野火が起こると子を守って焼け死ぬとされ「焼野の雉」ができました。「目立ち過ぎず、子供に情愛を注ぐ」今の子殺しの親に聞かせたいです。 ⑹雁→雁書 遠くから来る鳥。遠隔地を結ぶ文通の使い。常世の国(死者の国)と此の世を結ぶ文使い。「祖先を敬い、安寧を願う」 (7)鶴→福禄寿 長寿のシンボル「長生き」
⑻鳩→八幡信仰 中国では古くから、八十、九十歳の老人に鳩の飾りを付けた杖を下賜していた。「八幡大菩薩は武運を守る神」