第1838回 ハトのイメージ
①http://treesparrow515.blog.fc2.com/blog-entry-1020.htmlより引用のドバトの顔アップ
皆さんが頭の中で思っていらっしゃるハトのイメージはどんなことなんでしょうか。この場合のハトと言いますと、普段に身近なハトといいますと、ドバトとキジバトがいますが、まだまだ街中ではドバトが圧倒的に多いです。しかも、ドバトは殆どが群れて行動いたしますのて、すぐその存在が嫌でも目につくというのが現状だと思います。それに対してキジバトは正反対に単独行動、もしくはつがいでの行動が主なハトです。また①の顔写真のように、ドバトにはちょうど鼻に当たる鼻腔の上に白いコブのようなものがあります。
②https://gifmagazine.net/post_images/455395より引用の首を振って歩くドバト
そんな毎日のように見るドバトの、もうひとつの街中の公園や駅のロータリー、寺社仏閣の風景に、②の写真のような光景が見られます。ちょっと、ほかの野鳥とは違いませんか。家の周りの茂みから出たり入ったりしているスズメは、ぴょんぴょん、ぴょんぴょん「ホッピング」、また街中のゴミステーションの生ゴミを荒らすハシブトガラスは右足、左足を交互に移動する「ウォーキング」が主、確かにカラスと同じく「ウォーキング」ですが、写真のように必ず首を前後に振って歩いています。ハトの眼が顔の真横に付いているので、視野の安定は近距離を見る時に取分け重要で、流れる背景の追従眼球運動の代わりに、歩行中に首を前後に振ります。物をよく見るには眼の位置を固定した方が、しっかり見えるからです。
③https://sigma-nature-vlog.blogspot.com/2018/11/blog-post_24.html?m=1より引用の鳩胸を膨らませて、メスに繁殖ディスプレイするドバト
また街中のドバトが集団にいる風景で、よくよく見かけるのが、③の写真のように一羽のハトが大きく喉と胸を膨らませて、特定のハトを追いかけ回している光景です。これは餌を奪おうと追いかけ回しているのではなく、またいじめて脅かそうとしているわけでもありません。この写真は発情したオスがつがい相手にするために、喉から胸の部分を大きく膨らませて行う繁殖ディスプレイです。普段から鳩胸のハトがより一層の鳩胸になります。また繁殖時期は春夏秋と長期間継続です。
④-1.https://sp.bokete.jp/boke/79592064より引用の真面目に豆鉄砲を喰らい仰反るような状態のドバト
④-2.http://ibnt.blog.fc2.com/blog-entry-2288.htmlより引用の「鳩に豆鉄砲」のGIF
また、ハトのイメージのひとつに「鳩に豆鉄砲」というのがあります。④-1.は人間で乗りの良い大阪人なら、こんな風にポーズとるだろうって思ってこんな写真を載せました。実際に本当に鉄砲で撃たれたらこんな顔をするでしょうけど…④-2.のGIFでは、パチンコで豆を当てられたハトが、大きく眼を見開いているように「鳩に豆鉄砲」の意味は、突然何かに驚かされて唖然とする様子で、驚いて目を丸くする様子を言います。本物のハトに豆をぶつけても、びっくりしたら、目を見開くより、一つ二つなら飛び立つより、その豆を啄みに行くと思います。沢山なら仲間が寄ってきます。
⑤-1.https://jp.123rf.com/?r=dより引用の一斉に飛び立つドバト
⑤-2.https://sumical.com/hato/threat/より引用の羽音を立てて飛ぶドバト
ここまでの記事の内容はそんなにドバトを称えたものではありませんでしたが、この項でのハトはハトならではの特技だと思えます。それとは、⑤-1.のように、公園などでは集まってくるお年寄りや子供さん連れの家族にパン屑やスナック菓子を貰っていますので、時には非常に多くのハトが集まります。この写真は、何かの拍子にハトが物音なりにびっくりして、集団で飛び立った状況です。土肌の地面なんかでしたら、土煙が立ち込める場合もあるくらい、その羽ばたきの勢いは激しいです。飛び立つ瞬間に「ヒュンヒュン」と音がし、⑤-2.の体勢で、いざ飛行となりますと、平均速度70㌔で飛べ、最高時速は150㌔らしいです。