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第1173回 セキセイインコの原種
①https://budgerigar-life.com/2018/01/662/より引用の色んなセキセイインコのイラスト
①のイラストは皆さんもご存知のセキセイインコです。巷に『インコ』と言う呼び方がありますが、呼称は総称で、カラスならハシブトガラスやハシボソガラス、ハトならドバトかキジバトというくらいの呼び名です。インコにはセキセイインコもありコザクラインコ、オカメインコ、大きなものではコンゴウインコ、呼び方は違いますが、ヨウムなど私たちが普段ではオウムと呼んでいる仲間も含めての『インコ』です。その中でもやはり一番多く飼われているセキセイインコです。
②https://blog.goo.ne.jp/shima-chan0108/e/ac0b1f5e8d056ef38303abc56d7b9022より引用のセキセイインコ(体長約18〜23㌢)の原種
私は小学校高学年の頃から生き物が好きで、学校で飼われていた人工池の錦鯉やアヒル、鶏、ウサギの世話をする飼育係をしていました。家では父親が今では法に触れますが、その時代ではどこのご家庭でも野鳥を飼育し、そのさえずりや身体の色合いを競うような感じで育てていました。その種類はウグイス、メジロなどがさえずりを、ヤマガラなど人懐っこい鳥には芸を仕込みます。また今では外来種で特定外来生物に指定されたソウシチョウは雌雄さえずり、またその美しさです。
③https://www.google.co.jp/amp/s/ibaramichi.com/wakakehonsei-inco/%3famp=1より引用の野生化したワカケホンセイインコ(体長約40㌢)
多い時には二十羽を超えていたくらい飼っていました。その鳥たちを父親はひと籠ずつベランダに並べて、日光浴もさせており、色んな種類の鳥たちが、自然とは違いその季節によってさえずるのです。また私の家の近くにはその街としては大きな神社があり、また御神木となるような楠をはじめ杜のようでした。③の写真は今関東で野生化しているワカケホンセイインコです。こんな大きなインコか野生化しています。その神社から私の家に、小さなセキセイインコが舞い込むのです。
④Twitterより引用の黄色いセキセイインコのルチノー
話しが前後しますが、私の家に秋の夕方に飛び込んできたのが②の緑の色のメスのセキセイインコでした。かなりお腹を空かしていて、ほかの飼い鳥のすり餌でない餌を与えたら必死に食べていました。この種が本来の原種のセキセイインコです。この新しく私が初めて飼う鳥(縁日のヒヨコは飼っていた)でした。この子は美人でなくずんぐりしたおばさんでした。この後からやはりはらぺこでベランダにうずくまっていた④の写真の黄色いインコはハンサムな手乗りのオスインコでした。
⑤https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/aoikoma0908/entry-12303118492.htmlより引用の青いセキセイインコのオパーリン
のちにこの二羽を一緒の籠に入れ、初めは突き合いをしていましたが、のちにつがいになってくれ、巣箱を入れて産まれた一羽に⑤の写真の青いインコでした。この子もオスで三羽産まれたうちで、産まれた時から手乗りでした。父親の遺伝でしょう。あとの二羽はやはりオスの母親似でした。また後からは⑥の写真のメスの黄色いタイプのハルクインと呼ばれるインコがやってきました。この子は後に産まれた母似のインコとつがいになり二羽の青タイプのハルクインを産みます。
⑥https://lostpet.jp/3934より引用の黄色や青いタイプのセキセイインコのハルクイン
何もせずに八羽のインコを飼ってしまいました。調べてみると、緑のタイプがセキセイインコの原種のノーマルで、黄色いタイプがルチノー、青がオパーリン、模様がまばらで色んな色のハルクイン、原種とよく似た色の薄いウイング、黒い斑点のないセルフ、青と黄色のレインボー、青と黒班のパイド、最後はスズメやカラスにも起きる現象の白いアルビノの六種が有名だと思います。インコはカラスほどではないにしろ、知能が高く手乗りとか、物真似とか色々と楽しい家族でした。