第544回 日本の野鳥って
①https://doudesyo.blog.so-net.ne.jp/2007-03-21より引用のイラスト
野鳥専門誌BIRDERで日本固有種の記事にて、日本固有種12種をキジ、ヤマドリ、ヤンバルクイナアマミヤマシギ、アオゲラ、ノグチゲラ、セグロセキレイ、アカヒゲ、アカコッコ、メグロ、カヤクグリ、ルリカケスとしていました。あらキジバトやオシドリがないとはパッと見て思いましたが、そこは専門誌でプロの専門家が発表していますから従うことにしました。
②日本古来それ以前からの野鳥セグロセキレイ(体長約21㌢)
その中で、キジバトが外れていますので身近という野鳥となれば、この日本国土に深く関わったとされるこの②のセグロセキレイが一番身近でまたどなたも知れいる有名な野鳥と言えます。以前は河川の水際に生息していましたが、現在ではコンビニや駐車場にも現れ、ちょこまかちょこまか走り回る元気で人懐っこい野鳥だと思います。
③小笠原諸島限定のメグロ(体長約14㌢)
この③のメグロは同じ仲間のメジロのなかまです。メジロがこの街中でも見られる身近な野鳥に対して、こは生息数も少なく、小笠原諸島限定の固有種となります。メジロとメグロは東京の高級住宅地の名前にもありますが、この野鳥のメグロは島にしか部分しない野鳥となります。
④本州でも見られるアオゲラ(体長約29㌢)
「キツツキ」の仲間である④のアオゲラ。その漢字表記は「緑啄木鳥」日本人特有の緑を青という表現でこの漢字表記となります。平地から山地にかけての森林に生息します。あまり季節の移動しません。だからこそ日本固有種ではないかと思います。動物食傾向の強い雑食で、主に幹や枝で昆虫を採食しますが、果実も食べます。
⑤南西諸島、男女群島しかいないアカヒゲ(体長約14㌢)
⑤のアカヒゲはいきなり漢字表記で「赤髭」とだけ書かれていましたら誰もが何者かって思っても仕方ないと思います。アカヒゲはコマドリを取り違えて記載されたと考えられています。和名は「赤い毛」が取り違えられたことが由来とされています。このアカヒゲもまた島の野鳥であんまり行動範囲を広げません。
⑥日本の「国鳥」キジ(体長♂約80㌢♀約60㌢)
この⑥のキジは「国鳥」でもあり、また有名になった「桃太郎」の発祥の地であり、勇敢なお供として鬼ヶ島まで鬼退治した岡山県の「県鳥」でもあります。現実の世界でもキジは自分の野鳥縄張りを荒らす侵入者や、家族を襲う外敵に対しても勇猛果敢に戦い家族を守ります。昔話をじで行く私たちにとっては身近な野鳥といえ、私はこのキジを日本の誇りの野鳥だと思います。