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第1233回 飾り羽と冠羽
①-1.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/kawasemi2030/entry-12261834635.htmlより引用のコサギ(体長約61㌢)の後ろ頭部が冠毛、身体のふわふわ羽が飾り羽
①-2.https://blog.goo.ne.jp/kawasemi0359/e/ef23ecf2ebc7a90f91ae0a0191f4f8e0より引用のコサギの冠毛
①-3.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/kawasemi2030/entry-12261834635.htmlより引用のコサギの飾り羽
今回の題名が鳥の飾り羽ということなので、自分の知る限りの飾り羽を持つ野鳥を思い浮かべてみても、鷺の仲間しか思い浮かびません。ネットで調べても鷺の仲間が出てきます。鷺の仲間といえば白鷺と言われる①のすべての写真のコサギに、チュウサギ、ダイサギの三種、またアマサギやクロサギも季節的に見れば白鷺の仲間と言えます。それにアオサギ、ゴイサギ、ササゴイ、ヨシゴイ、ミゾゴイ、サンカノゴイ、ムラサギサギと鷺の仲間が繁殖期に於ける婚姻色として多いです。
②長くて青い尾羽のサンコウチョウ(オス体長約45㌢)
飾り羽は何もサギの仲間だけではありません。鷺の仲間では冠羽と飾り羽を両方とも持つのは白鷺とアオサギがそうですが、あれこれ過去の自分のnoteを見直してみましたら、②の写真のサンコウチョウが浮かびました。この夏の渡鳥であるサンコウチョウの不思議は南の国から日本に帰ってくる時には、成鳥したオスの尾羽と見える二本の飾り羽は体長の三番位の約30㌢以上の長さを誇っています。それが越冬のために南の国に渡る時には、飾り羽は繁殖期を過ぎたので抜け落ちます。
③-1.https://matome.naver.jp/m/odai/2140885426520852401より引用のインドクジャク(体長約100〜120㌢)の飾り羽
③-2.https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20140121/380819/?ST=m_columnより引用のフキナガシフウチョウ(体長約オス77㌢)
日本の野鳥であんまり飾り羽を持った野鳥は鷺の仲間とサンコウチョウくらいにしか見当たりませんが、世界には色んな飾り羽を持った野鳥はいます。②-1.のインドクジャクは動物園などで一番身近な飾り羽を持っている野鳥だと思います。繁殖期になると何時もは閉じている翼を広げて、メスにアピールします。豪華絢爛なディスプレイとして有名です。また、②-2.のフキナガシフウチョウも有名です。熱帯の野鳥らしく眼が覚めるような派手な身体と飾り羽、素晴らしいと思います。
④http://karapaia.com/archives/52169485.htmlより引用の冠羽を持つ野鳥たち
冠羽を持った野鳥は世界には沢山います。④の写真の左端はアフリカのアカノガンモドキで、真中上段左がエボシクマタカ、その右が日本にもいるカンムリカイツブリ、下段左端は美人で有名なヘビクイワシ、その右がオウギタイランチョウ、右端がパプアニューギニアのオウギバトです。ほかにもオウムの仲間のキバタンやオカメインコ、エボシメガネモズ、チャカザリハチドリ、ハシビロコウ、イワトペンギン、ホオジロカンムリヅル、そして飾り羽と重なるインドクジャクなどです。
⑤-1.田んぼの女王タゲリ(体長約32㌢)
⑤-2.珍鳥と言われる普段のヤツガシラの冠羽(体長約26㌢)
⑤-3.冠羽を広げたヤツガシラ
⑤-4.ヨーロッパでは森の王様キクイタダキ(体長約10㌢)
⑤-5.https://note.com/hiho2351/n/n9109c04d9a09より引用の冠羽を広げたキクイタダキ
日本で冠羽を持っている野鳥はすべての①の写真のコサギをはじめとする鷺の仲間たちと身近な野鳥でいいますと、猛禽類のミサゴやヤマセミ、ミヤマホオジロ、カシラダカくらいかもしれませんが、⑤-1.の田んぼの女王と呼ばれる綺麗なタゲリや、⑤の珍鳥ヤツガシラは普段は⑤-2.のように冠羽を閉じて、見た目はツルハシの形をしていますが、冠羽を開くと一転してアジアの国の王様になります。⑤の日本の野鳥で最小の身体の体格のキクイタダキも普段は⑤-4.のように閉じていますが⑤-5.のように開くと菊の花が開花したようです。