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第2275回 日本がこの鳥たちのシギチ(敷地)って
①https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=32089002070より引用の色んなシギチ
良くネット検索していますと「シギチ」という単語が良く出てきます。シギとチドリの仲間のことをそう呼んでいるみたいです。最初にややこしいのはその「シギチ」のシギとチドリを大まとめにしたグループがチドリ目といいます。ややこしい鳥のグループには「キツツキ」があり、日本のこの仲間には呼称のキツツキと言われる名前の鳥はいません。また同じように総称であります「フクロウ」には中称としての『フクロウ』もいて『ミミズク』もいますわけで、呼称にもフクロウという名前の鳥はいます。そんなややこしさです。
②https://blog.goo.ne.jp/fagus06/c/2a1b551def7dc0957021b2b32832bb03より引用のシギチのイメージ→写真はムナグロ(体長約24㌢)
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「シギチ」はチドリ目のひとつのグループと紹介致しましたが、チドリ目にはほかにカモメの仲間も含まれており、外見はともかく、分類上はこれらの鳥と遠くない類縁関係にあります。「シギチ」のシギの仲間の名前の由来は、羽音が騒がしいことから「繁(シゲ)」という言葉が転じたという説があり、チドリ(千鳥)のほうは多数の表現とします『千』の鳥を指すといわれ、古来からワサワサと群れでいたところは認識されています。シギチの仲間はいずれも比較的長い脚をもつという共通した特徴があり、大きさはスズメ大からハト大ほどまで、体の形も縦長のものがいたり、横長なものがいたりします。クチバシの形や長さがそれぞれ違い、よく見ると動きも異なり、水辺を歩き回りながらクチバシを泥の中に深く突き立てるとか、泥の上をつまんだり、掬ったりするものとか種類ごとに様々方法で食物を探しています。主に干潟にすんでいるゴカイやカニといった小動物を食べており、体の大きさやクチバシの形の違いによって、捕る獲物も異なります。こうすることで同じ食物を奪い合う競争を避け、同じ場所で異なる種同士の共存を可能にしているのであります。
③http://fujimae.org/modules/pico1/index.php?content_id=49より引用のシギチの渡りの経路図
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「シギチ」はシギの仲間とチドリの仲間を合わせて構成されています。③の図は「シギチ」の渡りの渡航図です。「シギチ」のほとんどは図でご覧のように春に北の国で繁殖期し、秋口には南の国に越冬するわけです。その渡りの片道の距離は一万㌖ともいわれ、一気に渡りはどう考えても無理なわけです。その渡りの途中の中継点、つまり休憩箇所に日本もあたるわけです。これから繁殖するために繁殖地に向かう4~5月の間と、繁殖を終えて、越冬地に向かう8〜10月、春秋が「シギチ」を観測する事ができる唯一の季節なのです。
④https://kotobank.jp/word/%E3%82%B7%E3%82%AE-72542より引用の日本の主なシギ
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「シギチ」の中ではシギがチドリより仲間が多いです。④のシギのイラストにありますキアシシギ、アカアシシギ、トウネン、オオソリハシシギ、チュウシャクシギなどは旅鳥で、タシギは基本的には旅鳥ですが、中部以南の西日本では冬鳥です。旅鳥は行きと帰りの春秋に日本に訪れるわけです。夏鳥とか冬鳥の渡り鳥は年に一回しか観察出来ませんが、旅鳥は二回も観察する事ができます。最後のタマシギは本州中部以南に留鳥として生息し、繁殖は雌雄逆転の一妻多夫です。シギには冬鳥はいても夏鳥はいません。日本に分布するシギは日本国内では58種が確認されてます。
⑤https://kotobank.jp/word/%E3%83%81%E3%83%89%E3%83%AA-96366より引用の日本の主なチドリ
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シギに対して、日本のチドリの仲間は12種しか分布しません。ムナグロは旅鳥で、ダイゼンも基本的には旅鳥ですが、関東以南では冬鳥、ケリは留鳥で、タゲリは冬鳥です。シロチドリは夏鳥ですが、関東以南のものは留鳥です。イカルチドリは北日本では夏鳥でそれ以外は留鳥です。メダイチドリは旅鳥で、コチドリは本州北部では夏鳥で、西日本以南では留鳥です。チドリは一般的に言っても、酔っ払いの「千鳥足」とか、輪郭を崩したチェック模様を持つ、二色からなる織り模様および染め模様の「千鳥格子」福岡県の名物和菓子の「千鳥饅頭」人気漫才コンビの千鳥など「シギチ」に纏わるチドリの仲間の方が人気者です。