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第2278回 身近な鳥とは ⑵

①https://pie.co.jp/book/i/5424/より引用のどこにもいそうな鳥のイラスト

   何処にでもいそうな鳥として①のタイトルイラストを載せていますが、どちらかと言いますと、山沿いの緑の多い公園にいそうな、その公園にとって見ましたら、身近な鳥としてあげられていますのは、エナガであり、小さなキツツキのコゲラシジュウカラをはじめ、ヤマガラヒガラなどのカラの仲間たち、猛禽類ではないにしろ小さな小鳥なら襲うこともある速贄で有名なモズ、また本当に主食が小鳥で、日本では一番小さな猛禽類のツミなどがいます。これらは全国的に見てもいると思われます。樹林が深ければ当然に夏に繁殖のために渡ってきますアオバズクもその対象です。

②http://earthresources.sakura.ne.jp/er/ES_BI.htmlより引用の年中見られる水辺の鳥

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   水辺と言ってしまいますと、なかなか民家には近くないということになっています。②のイラストの水辺の鳥で有名なものは、潜水するカイツブリ、カラスみたいな黒いカワウ、その狩の仲間になることもありますコサギダイサギアオサギに、このカモだけは留鳥のカルガモクイナの仲間のバンオオバン、シギチの仲間では珍しく留鳥のイソシギ、なによりもなくてはならない「清流の宝石」のカワセミなど、こちらも全国何処にでも見られる水鳥だと思います。しかし、冬の時期に見られる冬鳥のマガモや、冬になると越冬します漂鳥のオシドリなどは身近な鳥でない様子。

③-1.https://www.birdfan.net/2016/09/30/46519/より引用のウミネコ(体長約47㌢)

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③-2.https://www.birdfan.net/2021/05/14/82166/より引用のシロチドリ(体長約17㌢)

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③-3.https://www.birdfan.net/2019/04/12/69801/より引用のミサゴ(体長約55〜63㌢)

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    何処をどう探してみましても、海辺の鳥と検索致しましても、これらが海辺の鳥とは現れません。自分なりにこの鳥なら全国的に海辺で見られるのではないかと選びました。前回に紹介致しましたもともと日本では海岸の磯辺に生息していましたイソヒヨドリは名前の通りに、今でも海辺に生息しているものもいるわけです。また②の項のイソシギもこれもその名前の通りに海辺にも生息しています。また皆さんの中にはいつでも海辺にいて、泳いでいたり、海上を飛翔しています鳥をよくカモメと勘違いされる方がありますが、この鳥は冬鳥で、春や夏にはいないのです。その鳥は風姿がよく似ていますが「ミャー、ミャー」と鳴く⑤-2.の写真の年中見れる留鳥のウミネコです。

④-1.https://www.birdfan.net/2019/02/08/67910/より引用のアオバト(体長約33㌢)

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④-2.https://www.birdfan.net/2021/04/09/81963/より引用のヤマガラ(体長約14㌢)

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④-3.https://www.birdfan.net/2014/05/02/28092/より引用のつがいのキジ(左がメス体長約60㌢、右がオス体長約80㌢)

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   「海辺の身近な鳥」を検索してもなかったように、この項の「山の身近な鳥」を検索してみてもやはり何も出て来ません。山と言っても名前すらないようなそこら辺にあります低いやまから高山まであります。そこで基準を私の近辺を山歩きしていた頃の山に絞りました。それと身近なハトとしてはドバトキジバトアオバトの三種が紹介され、別名ヤマバトと呼ばれていますのが、キジバトアオバトでもう既にキジバトは街中に進出していますから、よく冬にハゼノキの実を美味しそうに食べていました⑤-1.の写真の留鳥のアオバトを「山の身近な鳥」と致します。また散歩程度に行く私の住む街を一望出来ます山の高台にあります公園の樹林で真っ先に出迎えてくれますのが⑤-2.の写真の留鳥でカラの仲間のヤマガラです。もちろん春になればメジロシジュウカラと共に街中まで降りては来ますが、やはり名前の由来となっています漢字表記の「山雀」はその通りの「山の身近な鳥」です。また山歩きに戻りますが、深く中腹辺りの草むらをよく通りかかりますと、⑤-3.の写真のキジに出会します。会うというより驚かされる方がぴったりきます。「雉も鳴かずんば撃たれまいに」ともありますように急にバサバサと現れますので脅かされます。やはり山沿いの街に住む私にとって山の鳥は身近な鳥です。

⑤-1.https://www.google.co.jp/amp/s/weathernews.jp/s/topics/202003/230085/amp.htmlより引用のハシブトガラス(体長約56㌢)

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⑤-2.https://www.google.co.jp/amp/s/rezone.exblog.jp/amp/14548172/より引用の餌をもらうドバト(体長約33㌢)

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⑤-3.https://georgysphoto.com/2021/11/12/post-7684/より引用の朝のスズメ(体長約15㌢)

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   色んな「身近な鳥」を紹介して参りましたが、いわゆる留鳥と言われる鳥でも漂鳥のように冬場の餌となる昆虫に変わる水性生物や、冬眠みたいに枯葉など下に篭る虫などのいる場所に移動するために今までいた場所から餌を確保出来る場所に移動したり、またヒヨドリには留鳥と漂鳥の二種類がいまして、寒冷地から当地に越冬してくるものなど今までいました「身近な鳥」の姿が見えなくなったりします。しかし、この⑤-1.〜-3.の写真の鳥たちは、どこにも行かず、私たちの「身近な鳥」でいてくれます。まずは最近では生ゴミを朝に出す時に⑤-1.の写真のハシブトガラスに荒らされないようにカラスの習性として黄色い色が見えないのを利用した黄色い網掛けをしたりして、荒らされるのを防ぎますが、また最近ではその網を捲り上げ、ゴミ袋の中の生ゴミを漁っています。知恵の出し合いだと思います。そして、やはり昔も今も変わらないのは⑤-2.の写真のもとはといえば、飼鳥が捨てられて名前をカワラバトからドバトに改名させられた外来種のハトです。飼鳥だっただけに自らすすんで餌を探すことなしに、やはり人間を頼ります。写真を持ってしてでもまだまだドバトの漢字表記の「堂鳩」はお寺のお堂に集まるハトのことです。そして最後の極め付けがスズメです。人が住むところには必ず生息するといいます⑤-3.の写真のスズメは、堂々とツバメのように、民家の軒先に営巣し、人が見守る中で子育てするようなことはしませんが、人を充分警戒し間合いをはかりながら、人の周辺に必ず営巣し子育てをします。一番に人に身近な鳥の代表です。

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