第679回 ホバリング飛行
①https://drone-nest.com/dronemeister/how-to-practice/より引用のドローンのホバリング
いま世間を騒がせいるホバリングの代表的な「モノ」として、ドローンが上がります。『ポツンと一軒家』で衛星写真並みに高解像度で演出中です。マルチコプターについている回転翼(プロペラ)の部分をローターと呼ぶのですが、このローターの「回転する方向と速さ」がドローン飛行の原理として重要で、ドローンが安定して飛行するカギとなります。 ドローンは、隣り合っているローターがそれぞれ逆向きに回転することで、安定飛行することができる仕組みになっています。
②https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/kilakilakila-bunbunbun/entry-12375223662.htmlより引用の後方飛行もできるハチドリ
ハチドリは一分間に約八十回もの高速で羽ばたいて、ホバリングしながら花の蜜を吸います。その飛び方は鳥とも昆虫とも異なります。普通の鳥は、翼を打ち下ろす時に飛ぶための「揚力」を得ています。昆虫は、翅が上下動する時にそれぞれ同じだけの揚力を得ています。ハチドリの場合は昆虫と鳥の中間で、翼の打ち下ろしで必要な揚力の75%を翼を引き上げる時に25%を得ています。昆虫のようにするために、ハチドリは体を小さく軽くし、鳥でも虫でもない翼の使いわけました。
③https://blog.goo.ne.jp/kuma9320/e/dd8b62882fee295c2a303aa8bc7ff941より引用のやはり後方飛行もできるホシホウジャクのホバリング
④https://www.seikatsu110.jp/sp/vermin/vr_bee/145736/より引用の元祖スズメバチのホバリング
③の写真のホシホウジャクは開長約4〜5㌢、②のハチドリは体長約5〜6㌢だから、ほとんど変わりません。よくハチドリと間違われやすいみたいです。私もホウジャクの仲間のスズメガに出会った時は、その羽音にびっくりしました。ハチドリの羽音なんか聴いたことはありませんが、やはり相当な羽ばたきをするので、素晴らしい羽ばたき数だと思います。また④のハチはスズメバチです。オオスズメバチだと約6〜7㌢にまでなります。ホバリングの本家本元です。
⑤http://gakuyukan.sakura.ne.jp/wp_sakura/previous/doc/trivia/06.htmlより引用のギンヤンマの独創的なホバリング
この⑤のトンボ(ギンヤンマ)は少々強い風の中でも、気にすることなく飛んでいます。体重僅か1~2グラムのトンボにとって、空気はとても粘性が高く、人間なら水泳をしているようなものです。そんな中をトンボはどうしてスイスイ滑空できるのでしょう。それはトンボでは後翅を前翅が追いかけるように、つまり前翅と後翅を別々に動かしているので、常に浮力を失うことなく真っ直ぐ飛べるのです。ホバリングは元より、羽ばたき数の割に意外と早く安定して飛行できるのです。