第1752回 十姉妹
①https://honcierge.jp/articles/shelf_story/6771より引用の漫画おそ松くん
私が小学校三年の1966年の頃に、人気があったのは少年サンデーと少年マガジンの二誌(少年ジャンプは1968年創刊)で、その中でも人気漫画家の赤塚不二夫の1962年から連載の『おそ松くん』は人気の漫画でした。松野家の六子を中心に、登場するキャラクターもイヤミ、チビ太、デカパン、ハタ坊、ダヨーン等愉快な仲間と六子のおそ松、カラ松、一松、チョロ松、トド松、十四松の六人が織りなすギャグには毎週が楽しかった。ここでは音だけ引っ掛け、十四松と十姉妹だけの事です。
②https://exoroom.jp/jyushimatsu/2019/07/01/seitai/より引用のジュウシマツ(体長約12㌢)
私が何故、飼鳥のジュウシマツに眼を付けたかと言いますと、今までにもセキセイインコやその仲間や、ブンチョウ、カナリヤなどを記事にして参りましたが、これらの飼鳥は元はと言いますと野生種が飼い慣らされたり、または改良されたりして現在に至っていますが、このジュウシマツだけは全く野生種というか、元から野生種ではなく、人が作った飼鳥ということからでした。短期間でしたが子供の頃にセキセイインコやブンチョウ等と飼っていた事を思い出し、記事に仕上げます。
③https://ebird.org/species/whrmun?siteLanguage=jaより引用の原種のコシジロキンパラ=『ダンドク』(体長約11〜12㌢)
ジュウシマツという鳥は自然の中では生息していなくて、人が作った「家禽」でした。インコ類やブンチョウと異なり、家禽としての歴史が長いため飛翔力が弱く、かご抜けしても野生では長く生きることができないと思います。現に私がジュウシマツを飼ったのは、その当時の実家にセキセイインコやらカナリヤなり飼鳥が多く、籠抜けしてきた個体がインコの籠にとまり、お腹が空いていたので、そのままインコと同居する形で、飼っていました。典型的な②のジュウシマツでした。
④-1.https://blog.goo.ne.jp/uizu291/c/60c645f06871b80067892901afc93d8eより引用のキンパラ(体長約11〜12㌢)
④-2.http://www.ohmifinch.com/DB/ItemDetail.asp?item=46172&varlanguage=Jより引用のギンパラ(体長約11〜12㌢)
④-3.http://nature2-birds-world.travel.coocan.jp/hekityo.htmlより引用のヘキチョウ(体長約11㌢)
そのジュウシマツの原型となったのが③のコシジロキンパラです。江戸時代に中国から日本に輸入されたものが、品種改良されて生み出されたとされています。その他にも④-1.のギンパラ、-2.のギンパラ、-3.のヘキチョウなどとはかなりの近縁にあたり、これらの野鳥とは交配によって繁殖力のある子孫を残すことが可能だったのです。そのおかげで色んなジュウシマツの種類があります。ジュウシマツの毛色は、❶ 並(茶色) ❷ 白 ❸ 小班(白が多めの茶色)と同じ模様がないのが魅力です。
⑤-1.https://mystery-toshi.at.webry.info/201711/article_30.htmlより引用の千代田十姉妹の一種
⑤-2.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/torimicafe/entry-10032225932.htmlより引用の梵天十姉妹
⑤-4.https://mystery-toshi.at.webry.info/201401/article_40.htmlより引用の中納言十姉妹
⑤-5.https://mystery-toshi.at.webry.info/201301/article_6.htmlより引用の大納言十姉妹
⑤-6.https://mystery-toshi.at.webry.info/202001/article_8.htmlより引用のキング十姉妹
⑴ ジュウシマツの色の種類
❶ 並ジュウシマツ→最もポピュラーで、黒、茶色、色の羽毛があり、体の色は茶色が多く、色は5半分以下とされています。模様は不規則なので、同じ並ジュウシマツでも、それぞれ見え方が違ってきます。 ❷ 白ジュウシマツ→全身が真っ白な種類。この白ジュウシマツは希少な種類とされています。白ジュウシマツには真っ白以外にも、頭の天辺に丸い月の様な模様が入った白ジュウシマツを月ジュウシマツと言い、尾羽の中心に色がついている白ジュウシマツを一本槍ジュウシマツと言います。 ❸ 小班ジュウシマツ→背中に茶色い班模様が入っている白ジュウシマツを小班ジュウシマツと言います。白色よりも茶色が多く、茶色の割合は半分以下で、白ジュウシマツの仲間に入ります。 ⑵ 毛並みによる分類の編集
❶ 千代田→胸の毛が巻き上がっているもの
❷ 梵天→頭の毛が巻き上がっているもの
❸ 千代田梵天→胸と頭の毛が巻き上がっているもの
❹ 中納言→後頭部の毛が逆立っているもの
❺ 大納言→頭のぐるりと胸の毛が巻き上がっているもの
❻ キング→全身の羽根が巻き上がっているもの。飛翔能力は弱い