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第979回 ペンギンの次に潜水が上手いのは?

①https://www.google.co.jp/amp/s/www.cnn.co.jp/amp/article/35060391.htmlより引用の潜水艇

   世界中でどこを探してみても、ペンギンの仲間に潜水能力が敵う野鳥はいません。ペンギンは鳥なら当たり前のように飛行することを捨てて、南半球の南極をはじめとして、海中で魚を捕食する潜水艦のような機能を身体に蓄えた生き物なのです。そのペンギンが潜水艦のように、長時間潜水できる能力に及ばないとしても、その潜水艦のペンギンに次ぐ、潜水艇の能力をもつのが総称アビと言う水鳥で、広島県ではこの「アビ」を鵜飼のウミウみたいに、イカナゴ漁に使っていました。

②http://dwn.blog51.fc2.com/blog-entry-1454.htmlより引用の潜水するアビ

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   アビフクロウと同じように一つの種でもあり、アビの仲間を含めた総称でもあります。アビの仲間は世界に五種しかいなくて、このアビを始めとして、オオハムシロエリオオハムハシグロアビハシジロアビの五種です。漢字表記は「阿比」「大波武」「白襟大波武」「嘴黒阿比」「嘴白阿比」です。アビは古名「かずくとり(潜鳥)」で地方名「へいけどり(平家鳥)」「へいけだおし」とも称されます。冬に潜水が得意な水鳥です。それはアビの仲間は渡鳥で冬鳥だからです。

アビ(体長約63㌢)

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   春を告げる魚としてイカナゴが上がります。広島の瀬戸内海では、冬鳥としてのアビの仲間を使うイカナゴ漁がありました。使われるアビの仲間はシロエリオオハムオオハムがイカナゴを取り囲むようにして行動しますので、それにより集まってくるイカナゴを網で捕獲する漁で、長良川の鵜飼とはまた違う野鳥を使った漁と言えます。その漁によって乱獲が起き、イカナゴが激減し、イカナゴを潜水までして追いかけてくれるアビの仲間のオオハムたちも激減しているらしいです。

オオハム(体長約72㌢)

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   それではイカナゴを潜水して捕獲するアビの仲間はどれだけ凄い潜水能力を持っているのでしょうか。ペンギンの他に、潜水できる野鳥はオオミズナギドリの仲間や、海ガモと呼ばれるキンクロハジロやスズガモなど、小さな身体のウミスズメやカワガラスの仲間、カイツブリ、カンムリカイツブリの仲間、鵜飼のウミウやカワウなどが挙げられます。人の中にはカワセミやミサゴなんかのダイブする野鳥も選択しますが一瞬のことです。およそ、30はゆうにこえる水鳥たちのことです、ら

シロエリオオハム(体長約65㌢)

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   オオミズナギドリの記録では通常潜水深度は2~3mで、最高6m。カイツブリは通常潜水時間は15秒で最高が30秒。深度は3m。カワウは37秒、最高120秒。深度は2m、最高30m。潜水ガモのコオリガモは潜水時間が35秒、最高90秒。深度は15m
最高54m。忍者と言われるカワガラスは潜水時間が4秒で最高が23秒。そして潜水艦と言われるペンギンの中でもコウテイペンギンは潜水時間は桁外れの5分で、最高18分も潜れ、その深度は30m
最高深度は62.8mです。それをシロエリオオハム
は潜水時間30秒最高120秒。最高深度16mです。

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