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第1720回 カワセミとモズの共通点

①https://www.google.co.jp/amp/s/tsuchiya32.exblog.jp/amp/26046648/より引用の左がカワセミ(体長約17㌢)、真ん中がヤマセミ(体長約38㌢)、右がモズ(体長約20㌢)が並んだ合成写真 

   ①の写真は合成写真らしいですが、真ん中のおっきなヤマセミはこの項に於いては邪魔です。しかし、カワセミモズがこうやって並んでる写真がこの一枚しかなく、有り難く断りを入れてこのタイトル画に貼ることにいたしました。カワセミは清流域に生息している水鳥といえばその部類の雌雄揃って綺麗な野鳥です。もう一方のモズは、鷹になれない雀」と揶揄される肉食の鳥で、開けた森林や林縁、河畔林、農耕地などに生息しています。湖畔に近いならこんな写真もあるかもです。

②-1.https://1505.jp/green/2018/12/31/輝きのテクノロジー【カワセミ】/より引用の構造色のカワセミ

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②-2.https://www.google.co.jp/amp/s/101sunny-side-up.blog.ss-blog.jp/2016-10-24%3famp=1より引用のカワセミのダイブのGIF映像 

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   カワセミといえば、一番最初に出てくるキーワードが「清流の宝石」(翡翠)=「ヒスイ(翡翠)」で、カワセミの綺麗な『碧』の構造色に則って、この宝石の漢字表記が同じとなりました。②-1.の身体の構造色が宝石の名前となりました。もう一つのカワセミの代名詞は、別名で「魚狗」「魚虎」と魚に纏わります。②-2.をご覧になってお分かりのように、天狗が中に浮き、獲物を見定めて、身体の割に細くて長いクチバシを活かし、水中へダイブして、GIFのように魚や海老を捕獲するのです。

③-1.https://www.birdfan.net/2018/10/19/65608/より引用のモズの高鳴き

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③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/msachiko1.exblog.jp/amp/29616374/より引用のモズの速贄

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   また、私の好きなモズの代名詞となるものは、まず秋深くなる頃の③-1.の高鳴きだと思います。春から夏にかけて、繁殖期の子育てが終わった頃に、今までの餌の豊かな生活をリセットして、さぁ今から寒くて餌の乏しい冬がやって来るから、縄張り張るから入って来るなとばかりに一番高い木立ちから高鳴きで宣言します。そして、モズ最大の特徴は③-2.の速贄(はやにえ)です。ここから縄張りなので侵入するな、なのか、冬に備える緊急食糧なのか、謎多きモズの速贄が有名です。

④-1.http://miyazaurus.ldblog.jp/archives/56607818.htmlより引用のつがいのカワセミ(左がオス、右がメス共に体長約17㌢)

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④-2.YouTubeより引用のカワセミ同士の喧嘩

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   カワセミに於いては、春先の繁殖期の恋の季節から流れは始まります。オスがお相手のつがい相手にしたいメスに対して、④-1.の写真のように、人間が求婚の際に指輪をプレゼントするように求愛給餌を行います。これを受け取った相手がつがいになるわけです。しかし、営巣をして、卵が孵化して、子育てが終わり、幼鳥が立派に独り立ちすると、つがい関係、親子関係も解消され、冬に向けての食糧確保として、④-2.のように雌雄同士や雄、雌同士、時には相手が死ね事さえあります。

⑤-1.https://blog.goo.ne.jp/xiasoyuzk99/e/338166c3d23d4ecb0cfc6cdf0a118890より引用のモズ同士の喧嘩のGIF映像

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⑤-2.http://wadaphoto.jp/kikou/yatyo25.htmより引用のつがいのモズ(左がオス、右がメス共に体長約20㌢)

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   カワセミと違って、小さな鷹になりたいモズの一年は秋深くからの高鳴きから始まります。これはカワセミと同じく、繁殖期でつがい関係のメスとも解消し、メスを追い出し、自分が決めた縄張りの一番高い木立ちの天辺で、声高らかに縄張り宣言をし、縄張り内に必ず、虫や蛙、トカゲ、小鳥などの速贄を目印のように掲げます。⑤-1.のようにメスはメスでこちらも厳しい冬を乗り越えるために、自分の縄張りを作り、雌雄共に譲りません。春になると⑤-2.のように繁殖期を迎えます。

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