見出し画像

第1845回 鳥の蘊蓄(「鳥の語源」改正版) ❶

①-1.https://trilltrill.jp/articles/1699844より引用の鳥の「うんちく」の漢字

①-2.https://ddnavi.com/serial/742803/a/より引用の「トリのうんちく」

画像1

   ここでいう「トリ」は鳥のことではありませんが、やはり発音が同じく『トリ』でありますから、年末の紅白歌合戦でその年の最後を飾る歌手のことを『トリ』といい、紅白ともに一人ずつ『トリ』の歌手がいて、本当の最後を飾る演者のこと『大トリ』といいます。また落語の社会では、興行の一番最後に出る芸人のことで総責任者のことをいい、その落語会の興行の「売りの落語家」のことを『トリ』ともいわれ、漢字では「主任」と書きます。まだまだ諸説あるようです。

②https://blog.goo.ne.jp/yonyonsama7/e/1643161915afd987479f9432b7b442b1より引用のドイツ語のアイスブルーが語源のカワセミ

画像2

   ⑴  アイス・ブルー→カワセミ
ドイツ語のカワセミ(eisvogel)の緑がかった青色をeisblau  そこから英語ice blueに転用された        ⑵  アジサイ→トモエガモ
トモエガモの古名がアヂ
美しいトモエガモ(アヂ)が鳥網に掛かる光景(さえぎる→サハフ)がアジサイの花に似ることから
⑶  飛鳥→❶  ア(美称的接頭語)+スカ(州処、洲処)
❷  アス(崩地)+カ(処)
⑷  頭隠して尻隠さず→キジ
草むらに隠れるキジの姿から

③-1.https://sakura-paris.org/dict/広辞苑/content/1057_1862より引用の鶍継(いすかつぎ)

画像3

③-2.https://mobility-8074.at.webry.info/201911/article_10.htmlより引用の鴨の趾と銀杏の葉

画像7

   ⑸  斑鳩→イカル
『イカルのいる処(ところ)』が『イカル処(が)』
法隆寺の別名を斑鳩寺といい、聖徳太子が法隆寺のそばに建てた宮殿は斑鳩宮と呼ばれていた
イカルガに、あえて斑鳩の文字を当てたのは、
斑はアカツ→イカツ  鳩はキウで、イカルガの近似音用字
⑹  鶍継(いすかつぎ)→イスカ
接木の方法の一つ
イスカのクチバシのように、上下の木材を互い違いに組む                                                                 重量が一点に掛かるのを防ぐ効果が有る。
⑺  イチョウ→鴨の脚  イチョウの葉が鴨の脚に似ているので付けられた
鴨脚(ヤーチャオ)→イチョウ

④https://sanko-hakui.shop-pro.jp/?pid=68306732より引用のウイングカラーシャツ

画像4

   ⑻  ウイングカラーシャツ→翼
ウイングカラーシャツとは、首を囲むように襟が立ち上がり、襟先だけが前に折れた襟型のシャツのこと。襟先の折り返しが鳥の翼のように見えることから「ウイング(=翼)」と名付けられた
⑼  ウオノメ(鶏眼)→鶏
医学用語でウオノメは鶏眼(けいがん)
ドイツ語でHuhn(雌鶏)+auge(眼)=Huhnerauge
⑽  ウグイス嬢→ウグイス
ウグイスの美しい声にたとえて、電話交換手、競技場のアナウンス担当者
電話で言う『もしもし』は、鶯嬢から発した。元来は女性語
(11)  a→イヌワシ
止まっている鷲の外形を様式化したもの

⑤-1.https://blog.goo.ne.jp/okuda/e/7d71c7c12315973001b5f82abe93c36fより引用のガチョウに似た楽器のオカリナ

画像8

⑤-2.https://www.keioplaza.co.jp/hachioji/restaurant/menu/pla_birthstoneより引用の色んなカクテル

画像5

   (12)  燕尾服→燕(ツバメ)
後見頃が長く、燕の尾に似ることから
英語では(スワロー)テールコートTail coat
(13)  オカリナ→ガチョウ
イタリア語で小さなガチョウ。形状が似る
oca=ガチョウ rina=小さい
(14)  オーメン=omen→鳥
不吉な予兆(omen)
ギリシャ語で鳥を表すオルニス(ornis)が元
(15)  カクテル→鶏
酒を混ぜるのに使った木の棒(コックテール)と勘違いした
鶏→行方不明になった鶏を発見した縁で結婚し、お祝いに酒場で色々なお酒を混ぜて飲んだ

⑥http://zokeifile.musabi.ac.jp/烏口/より引用の烏口

画像6

⑥-2a.http://chirori2.blog83.fc2.com/blog-entry-66.htmlより引用の雁首ことキセル

画像9

⑥-2b.https://www.google.co.jp/amp/s/toritoring.exblog.jp/amp/23559320/より引用のそれこそ雁が首を揃える

画像10

   (16)  カモノハシ→学名 鴨に似たクチバシ
英名 アヒルのクチバシ  これを参考に『鴨の嘴』とした
(17)  烏口→烏
製図用具で、線の太さを自由に変えられるペン
カラスのクチバシに似ている
(18)  カラン→鶴
オランダ語で蛇口はクラーン
鶴のクチバシに似ているため  また英名のcraneから重機のクレーンが名付けられた
(19)  雁渡し(かりわたし)→雁
9月から10月頃に吹く北風
元々、漁師言葉で波が高く漁には危険
この頃雁が渡って来る
(20)  雁首(がんくび)→雁
雁の首に似ていることから、
キセルの先の部分に名付けられた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?