第1675回 ペンギンを知る ⑴
①https://jp.123rf.com/photo_3773152_皇帝ペンギン、簡単な編集可能なベクトル-コレクション.htmlより引用のペンギンのイラスト
こんなことは、皆さんご存知ですが「ペンギンは主に氷のある寒い地区に生息している『海鳥』であり、飛ぶことができません」って、何を今更と思います。しかし、ペンギンの漢字表記はってなりますと、ペンギンを漢字で書くと今では使われることは稀ですが「人鳥」「企鵝(きが『企』は爪先立つの意、鵝はガチョウ)」という和名もあります。ペンギンという呼び方は「総称」であり、ペンギンは必ずも氷の張る極寒の地域に住んでいる訳でなく、赤道直下の南半球に生息しています。
②-1.https://www.hoshizaki.co.jp/penguin_island/penguin/html/emperor.htmlより引用のコウテイペンギンことエンペラーペンギン(体長約100〜130㌢)
②-2.https://www.hoshizaki.co.jp/penguin_island/penguin/html/adelie.htmlより引用のアデリーペンギン(体長約70〜75㌢)
②-1.はペンギンの中では一番大きなエンペラーペンギンです。ブリザード激しい風と雪の中、時に気温が−60℃にもなる南極で、どのペンギンよりも厳しい環境を生き抜くため、皮膚の下に分厚い脂肪を蓄えることで、体内の熱を逃がさないようにしています。②-2.はやはり同じく南極に棲む白と黒ではっきり色分けされたアデリーペンギンは、まさに南極を象徴する存在です。同時に世界で最も有名なペンギンでもあり、他のペンギンが体に斑や帯模様などカラフルなのに対し、アデリーペンギンはそうではない白黒のペンギンです。
③-1.https://www.hoshizaki.co.jp/penguin_island/penguin/html/gentoo.htmlより引用のジェンツーペンギン(体長約75〜80㌢)
③-2.https://www.hoshizaki.co.jp/penguin_island/penguin/html/macaroni.htmlより引用のマカロニペンギン(約66〜75㌢)
③-3.https://www.hoshizaki.co.jp/penguin_island/penguin/html/chinstrap.htmlより引用のヒゲペンギン(体長約70〜75㌢)
南極で繁殖までしますのは※エンペラーとアデリーの二種ですが、しかし③-1.〜3.のジェンツー、マカロニ、ヒゲの三種は共に繁殖期には南極の半島に移りますが、一応南極と言う名前の極地に生息しています。ジェンツーはつがい相手が営巣を留守にしている時間は4~12時間と短く、毎日交代でき、絶食の必要がありません。マカロニは集団性を好み、コロニーでは何十万羽が集まる超巨大規模となります。巣造りの場所には安全性が高いコロニー中心部が好まれます。アゴあたりにある「ヒゲ」のようなラインが特徴的なヒゲは帽子の「アゴヒモ」に見えることから、別名アゴヒモペンギンとも呼ばれています。ペンギン19種のうち五種エンペラー、アデリー、ジェンツー、マカロニヒゲが南極及び半島繁殖を行なっています。
※ペンギンという単語を省いて表示しています。例:エンペラー→エンペラーペンギン アデリー→アデリーペンギンなど
④https://hotel-bfu.com/asaba-yoko/information/2019/07/30/penguin_mamechishiki2/より引用のフンボルトペンギン属の左上フンボルトペンギン(体長約65〜70㌢)、右上ケープペンギン(体長約60〜70㌢)、左下ガラパゴスペンギン(体長約48〜53㌢)、右下マゼランペンギン(体長約70㌢)
これから紹介いたします④の四種の左上フンボルト、右上ケープ、左下ガラパゴス、右下マゼランの四種はフンボルトペンギン属で、私たちがイメージするペンギンは氷の張る極寒の地で生息はせずに赤道直下の温暖な地に生息しています。フンボルトは外見が似ていて分布が一部重なるマゼランと混同されることもあります。そのフンボルトと似ているマゼランはとても喧嘩っ早く、攻撃的といいます。ガラパゴスは四種のうちで、最も小さく、最も北部に生息する種です。生息は熱帯気候で周囲の海水温が低い地域で繁殖します。フンボルトと最も近縁です。ケープは中くらいの大きさで、温暖な地域で生息します。アフリカ大陸で繁殖する唯一の種です。四種は寒くない生息地。
⑤https://www.hoshizaki.co.jp/penguin_island/penguin/html/king.htmlより引用のキングペンギン(体長約85㌢)
エンペラーに次いで身体の大きなキングは、エンペラーペンギン属になります。とてもよく似ています。しかし、南極には生息せずに、繁殖地は南大西洋とインド洋の、南緯45度から55度にかけて位置する亜南極の島嶼に点在します。非繁殖期は繁殖地周辺の外洋で群れを作って生活していますが、たまに南米のパタゴニア地方やタスマニア島、ニュージーランドなどの沿岸にも現れます。ヒナはある程度まで育つと、親から離れて「クレイシ」と呼ばれるヒナだけの集団をつくります。
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