第1391回 寒いので集まる野鳥
①-1.Twitterより引用のスズメの超おしくらまんじゅう
①-2.Twitterより引用の普段よりよく見られるスズメのおしくらまんじゅう
①-1.の写真は本当はもっと沢山のスズメが集まっているのですが、タイトル枠に入りきらなくて、こんなふうになりました。とってもこの日は寒かったんでしょうね。周りの風景に積もった雪がちらほらと垣間見えます。普段なら①-2.のようなおしくらまんじゅうでも、街中では沢山のスズメが集まったとなるでしょうけど、タイトル画のように集まり、おしくらまんじゅうのように、押し合うのはやはり、目を引く位に珍しいと思います。こうやっていれば、猛禽類も近づけません。
②Twitterより引用の超メジロ押し
最大の鳥のおしくらまんじゅうは、やっぱり一番身近なスズメに限ります。やっぱり田園地帯に生息するスズメは大家族、大集団で行動を共にします。恐らくタイトル画なら五十羽を軽く超えていることでしょう。これに対して、目白押しというのは、メジロの習性で秋から冬にかけて、木の枝にとまるとき、押し合うように沢山並んで留まることからメジロ押しになりました。色んなところで調べて見ても、このような記述ですが、冬に限らず、メジロは外敵から身を守る為集まります。
③https://amamoto.at.webry.info/201904/article_11.htmlより引用の超エナガ団子
③のエナガ団子は総勢十八羽が寄り添って並んでます。エナガの場合は幼鳥がこのような多く集まってまんまるな身体が横一列に繫がるので、エナガ団子です。エナガは尾羽の長さを除くと、体長は10㌢も満たない大きなです。自主防衛手段のために、幼鳥は親鳥が餌を運んでくるまで、このような体制で待ち受けます。エナガの成鳥も冬場にねぐらで眠るときには、六、七羽羽がヒナと同じように団子状態で寝ることもあります。他の小さいキクイタダキやミソサザイは集まりません。
④http://kawasemi22.blog.fc2.com/blog-entry-4367.html?spより引用のハシビロガモの渦潮
何も、小さな野鳥だけが同種同士で集まって、寒さ凌ぎや自主防衛をするのではありません。④の写真はハシビロガモ(体長約メス43㌢、オス51㌢)も冬場にこのような固まりを見せます。ハシビロガモだけでなく、カモのオスたちは繁殖期が終わり、換羽の季節がやってきましたら、このように集まり、渦を描くように泳ぎます。どうやらこの行動は、空からの外敵に対して、渦潮みたいに泳ぐことによって、襲われる確率を低くし、またこれだけ多くの仲間によって危険が回避されます。
⑤https://www.google.co.jp/amp/s/plaza.rakuten.co.jp/kobaruto4105/diary/201407130000-amp/より引用のドバトの掃溜め
身近に何時もの光景のように群がる野鳥はと言うと、⑤の写真のようにドバトがいます。近年に街中に進出し始めたキジバトとは体格も同じ鳩なのに、性格はまったく反対です。遠い昔は飼鳥で、人間から餌を貰うことに慣れていたその頃の名前のカワラバトは人慣れしていた性格が、野に放たれドバトとなった今もその癖が残り、このように塊となって群れます。余りにも、人間社会に慣れすぎたドバトの交通事故は後を経ちません。天敵の猫とカラスより、人慣れが鳩の天敵です。