第1211回 野鳥の季語 ⑴
①https://note.com/hashtag/一年中の野鳥より引用の野鳥のイラスト
②ウグイス(オス体長約16㌢)
春 ⑴ 岩燕(イワツバメ) ツバメより少し早く帰ってきます ⑵ 鶯(ウグイス) 春告鳥、人来鳥、匂鳥、百千鳥など ⑶ 鷽(ウソ) 早春には各地で鷽替神事 ⑷ 雉(キジ) 奈良時代きぎし、平安時代以降きぎす
⑸ 燕(ツバメ) 春先に帰ってきます ⑹ 雲雀(ヒバリ) もうひとつの春告鳥 ⑺ 頬白(ホオジロ) 晩春 ⑻ 松毟鳥(まつむしり)=キクイタダキ(菊戴だと秋)
⑼ 山鳥(ヤマドリ) キジとともに春の季語 ⑽ 揚雲雀(あげひばり) 空高く舞い上がってさえずるヒバリ
(11) 朝鷹狩(あさたかがり) 朝行う鷹狩
(12) 鶯合せ(うぐいすあわせ) 飼っているウグイスを持ち寄り、囀りの優劣を競う。
(13) 歌読み鳥(うたよみどり) ウグイスの別名
(14) 落雲雀(おちひばり) 空高くから舞い降りるヒバリ
③クチバシの黄色いスズメの幼鳥(体長約15㌢)
(15) 帰る雁(かえるかり) 北の国に帰る雁 (16) 雁風呂(かりぶろ) 雁が北に帰った後、浜辺に落ちた木を拾い集めて、雁の供養のために、
風呂を焚く風習。
(17) 黄雀(きすずめ) 子雀(嘴が黄色)
(18) 鶏合せ(とりたわせ) 鶏を戦わせる(3月3日の行事)
(19) 小鳥帰る(ことりかえる) 渡りを行う小鳥が、晩春に北に帰る。
(20) 小鳥引く(ことりひく) 『引く』は『退く』と同じ。ツグミやヒワなどの小鳥が北に帰る。
(21) さえずり 春になって繁殖期を迎えさえずる (22) 鳥曇り(とりぐもり) 雁や鴨などの冬鳥が北に帰る頃の曇りがちの空。
(23) 初音(はつね) ウグイスが春に初めて鳴く声
(24) 干潟(ひがた) 旧暦三月
④池で採餌するアオサギ(体長約93㌢)
夏 (25) 青鷺(アオサギ) ※ 白鷺は無季 (26) 蒿雀(アオジ) 夏に最もさえずる (27) 青鵐(あおしとど)=アオジ
(28) 赤翡翠(アカショウビン) 梅雨の時期に鳴く (29) 赤腹(アカハラ) 五月から七月に繁殖します (30) 葦五位(あしごい)=ヨシゴイ
(31) 葦雀(あしすずめ)=オオヨシキリ
(32) 雨燕(アマツバメ) 夏に飛びまくる燕 (33) 斑鳩(イカル) 豆や粟がなる頃に採餌する (34) 妹背鳥(いもせどり) ホトトギス ※ セキレイの場合もあり
(35) 岩雲雀(イワヒバリ) 三夏 (36) 鵜(う) ウミウもカワウも (37) 海猫(ウミネコ) 海事態が夏 (38) 柄長(エナガ) 白いからシマエナガは冬季語(39) 大番(オオバン) 北海道では夏鳥 (40) 大水凪鳥(オオミズナギドリ) 南海上に棲む (41) 大瑠璃(オオルリ) 日本三鳴鳥
⑤夏の風物詩キビタキ(体長約14㌢)
(42) 郭公(カッコウ) 別名閑古鳥 三夏 (43) 鹿の子翡翠(かのこせみ)=ヤマセミ (44) 閑古鳥(かんこどり)=カッコウ (45) 黄雲雀(きひばり)=ビンズイ
(46) 黄鶲(キビタキ) 夏の渡鳥 (47) 水鶏(クイナ) 主にヒクイナ
(48) 黒鶫(クロツグミ) 夏の渡鳥なのでさえずる (49) 計里(ケリ) 水田の見張り番 (50) 小鴨(コガモ) 渡り残った 鴨 (51) 駒鳥(コマドリ) 夏鳥 日本三鳴鳥 (52) 猫鳥(ごめ) 主にウミネコ
(53) 小瑠璃(コルリ) 夏鳥 (54) 三光鳥(サンコウチョウ) 夏鳥 (55) 仙台虫喰(センダイムシクイ) 夏鳥
⑥赤い身体のヒクイナ(体長約24㌢)
(56) 岳鴉(たけがらす)=ホシガラス (57) 筒鳥(ツツドリ) ホトトギスの仲間 (58) 杜鵑(とけん)=ホトトギス
(59) 虎鶫(トラツグミ)=鵺(ぬえ) (60) 鵼(ぬえ)=トラツグミ
(61) 野鵐(ノジコ) 夏鳥 (62) 鷭(バン) 夏鳥と留鳥に分かれる (63) 日雀(ヒガラ) 留鳥または漂鳥 (64) 緋水鶏(ヒクイナ) 三夏の季語 (65) 仏法僧(ブッポウソウ) 夏鳥 (66) 頬赤(ホオアカ) 夏鳥 (67) 不如帰(ふじょき) ホトトギス (68) 眉白(マミジロ) 夏鳥か旅鳥 (69) 水凪鳥(ミズナギドリ) 海洋に棲む (70) 溝五位(ミゾゴイ) 別名ヤマイボ 日本で繁殖