第1842回 ちょっと身近な鳥たち
①https://blog.goo.ne.jp/kumagera3/e/27573d05a0dbab0e47257246e64a4dd5より引用の左端がメジロ(体長約12㌢)、真ん中がヤマガラ(体長約14㌢)、右端がシジュウカラ(体長約14㌢)、その他の三羽がエナガ(体長約14㌢)
①の写真のシジュウカラ、ヤマガラ、メジロ、エナガといいますと、身近なようですが、スズメやハト、カラスのようではなく、ちょっと緑のあるところに行かないと見れない鳥たちです。この中では最近に於いて年中シジュウカラが一番身近で、春先ではメジロが一番身近な存在だと思います。秋が深まって来る頃より、冬にかけて餌探しのために団結し、単語の文章を作るといわれるシジュウカラはカラの仲間のヤマガラや、そうではないメジロやエナガなどと「混軍」を結成いたします。写真のように、この四種に加えて、カラの仲間のヒガラやコガラ、キツツキのコゲラなんかが、林に住む小鳥たちの共存共栄の仲間達です。
②-1.https://blog.goo.ne.jp/kumagera3/e/27573d05a0dbab0e47257246e64a4dd5より引用のシジュウカラの黒いネクタイ
②-2.https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/shijuukara-higara-kogara-chigai-miwakekata/より引用の左端シジュウカラ、真ん中ヒガラ(体長約11㌢)、右端コガラ(体長約12㌢)
私が初めて地元の「野鳥の会」にさんかかして野鳥観察を行った時に、そのメンバーの方が最初に紹介してくださったのが、②-1.の写真のシジュウカラです。雌雄の区別の判別方法として、説明して頂いたのは胸の黒いネクタイが太いのがオスで、狭いのがメスでした。それに付け加えるならつがいでいる時はやや身体が大きく、黒い部分がメスと比べて濃いのがオスです。またシジュウカラと良く似た②-1.の写真のヒガラとコガラという、二種のカラの仲間はやはり白と黒が基調です。シジュウカラ以外は黒いネクタイはなく、ヒガラは顔の下に黒い口髭がありますが、コガラはネクタイや口髭もなく、黒いベレー帽だけです。
③-1.https://wagtail6678.at.webry.info/201111/article_1.htmlより引用のヤマガラとエゴの実
③-2.https://gigazine.net/news/20080102-yamagara-uranai/より引用の昔はヤマガラを飼い慣らし、芸を教えておみくじを引かしたイラスト
シジュウカラの次に紹介されたのが、ちょっと山道の樹林にシジュウカラの「ツツピー」とよく似た鳴き声「ツーツーピー」で「ニー、ニー」と相槌のヤマガラです。カラの仲間たちから混軍を組む時よく参加しているのがこの②-1.の写真のヤマガラです。確かに漢字表記の「山雀」は山にいる雀の印象があるくらい、山道ではよく出会います。人懐っこいことでも有名です。よくネットでヤマガラを検索すると、人の手から餌を貰う姿の写真があります。また私が幼い頃には、縁日で③-2.のよなヤマガラがおみくじを引くという見せ物があったようです。また人によく懐きますし、またよく遊びます。実家で小学校の頃に父親が飼っていたヤマガラはセキレイインコのように、ブランコしたり、一回転宙返りする等芸達者です。
④-1.https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/uguisu-mejiro-chigai-miwakekata/より引用の左がウグイス(体長約14〜16㌢)、右がメジロ
④-2.https://saruya-akira.hatenadiary.org/entry/20170213/1486999879より引用のつがいのメジロ(左がオス、右がメス)
世間では④-1.の右のメジロと、左のウグイスがよく間違われるみたいです。その代表的な例が絶対的とはいえないですが、日本画によくある「梅に鶯」です。本当は梅の花の蜜を甘いもの好きのメジロが訪れるのが当たり前ですが、昔から縁起物という理由で、今でも引き継がれています。また鶯餅のきな粉の色は完全にの身体の色です。オリーブ色のメジロは春先になりますと、桜の花の蜜が欲しくて、いち早く辿り着くも、すぐにヒヨドリに追い払われます。また④-2.の様に春先の繁殖期にはメスを伴いつがいで街中にも現れますが、野鳥の中でもつがいは身を寄せ合う熱々さで、どんな野鳥のつがいより仲が良いです。
⑤-1.Twitterより引用の左がエナガ、右がシマエナガ体長約約14㌢)
⑤-2.https://amamoto.at.webry.info/201904/article_11.htmlより引用の18羽もいる「エナガ団子」
最後に登場の野鳥は、タイトルの「ちょっと身近な鳥たち」の中では、ちょっと遠いエナガです。日本の小鳥の中で「一番小さな鳥」はよく引き合いに出されるのが、ミソサザイに、キクイタダキ、メジロにこのエナガです。選考でまず弾かれるのが、体長約12㌢のメジロで、次に落とされるのが体長約14㌢のエナガです。結局体長約10㌢同士ねミソサザイとキクイタダキということになりますが、それだけエナガの尾羽が長く。身体本体は短く、エナガより小さなメジロが先に弾かれるのです。また⑤-1.の写真のように可愛いらしい左のエナガですが、より真っ白で可愛いと言われるのが、右のシマエナガです。エナガの亜種に当たります。エナガがもう一つ有名なのが、⑤-2.の写真のエナガ団子です。エナガ団子はヒナが巣立ちをして、親鳥の給餌を待つ時に複数の幼鳥同士が集まり、天敵から身を守るべくの集団行動です。