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第1613回 カワセミの仲間

①http://iam-publicidad.org/article/青い鳥カワセミの高画質な画像まとめより引用のカワセミの仲間

   日本で繁殖しているカワセミの仲間は、①のアカショウビンヤマセミカワセミの三種です。アカショウビンは「夏鳥」で、ヤマセミカワセミは「留鳥」です。この三種は日本で繁殖します。他に仲間といいいますと、①のイラストのヤマショウビンがいます。日本では数少ない「旅鳥」として記録されています。もう一つのナンヨウショウビンは「迷鳥」として南西諸島に記録があります。ミヤコショウビンは宮古島に生息していましたが絶滅したようです。計五種が見れる種です、

②https://www.birdfan.net/2008/12/12/3253/より引用のつがいのカワセミ(左がオス、右がメス共に体長約17㌢)

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   ②の写真のように左のオスの成鳥のクチバシは上下黒、また右のメスの成鳥は下が赤いです。繁殖期になりますと、クチバシの内側が赤くなります。巣立ったばかりの幼鳥では上下黒で短く、先端白なので、外見で雌雄の判断はできません。首は320度回り、脚は短く、巣穴を掘るときに趾が癒合していて掘りやすく、趾は三本で、そのうちの二本が癒着し、全体として二本しか機能しません。繁殖期は2〜3月で、冬の間単独で守っていたメスの縄張にオスが侵入し、求愛行動をします。

③-1.Twitterより引用のつがいのヤマセミ(左がオス、右がメス共に体長約38㌢)

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③-2.http://yamasemiweb.blogspot.com/2016/06/a-kingfisher-is-on-good-terms-with.html?m=1より引用の右がヤマセミ、左がカワセミ)

   留鳥として年中見られるのは③-1.のヤマセミです。山地の渓流に生息するカワセミの仲間です。山地とありますが、普通の渓流でもよくカワセミと生息域が重なります。日本で見られるカワセミの仲間では最大の種類です。単独またはつがいで生活し、主食は魚介類で、やはりカワセミのようにホバリングして、ダイビングし水中の獲物を捕獲します。繁殖期は3〜6月で、やはり営巣もカワセミ同様に巣穴を掘ります。カワセミとの体長の比較は③-2.のような、身体付きの差となります。

④http://sakaguchi.cocolog-nifty.com/birdiemossei/2013/06/post-cbf2.htmlより引用のつがいのアカショウビン(左がオス、右がメス、体長約28㌢)

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   唯一の夏鳥であります④のカワセミの仲間のアカショウビンは、日本全国に少数ながら飛来します。森林に生息するのが特徴で、カワセミとは違い水辺から離れた森林でもみられます。カワセミ同様、単独または、つがいで生活します。違うのカワセミヤマセミみたいにホバリングはしません。夏鳥ですが繁殖期は5〜7月で、巣穴はキツツキの古巣を使ったり枯木にクチバシで突いて穴を掘ります。オスは朝夕や雨降りの前日の曇りの日に「キョロロロロー」と尻下りでさえずります。

⑤http://bird-muromi.sakura.ne.jp/zukan/buppousou/buppousou/buppousou.htmlより引用のつがいのブッポウソウ(左がメス、右がオス共に体長約29㌢)

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   大きな括りで野鳥を区別しますとカワセミは⑤の写真のブッポウソウの仲間ということになるようです。ブッポウソウは夏鳥で、平地から山地まで分布し、水辺に近い森林に生息し、やはりカワセミと同じく巣穴を好み、樹洞や木製の電柱やダムに設けられた排水溝等を巣として利用することもあるようです。主食は動物食で昆虫類等を食べ、獲物は飛翔しながら捕食します。繁殖期は5月下旬から6月上旬頃です。こうやってカワセミの仲間を比べてみると、よく似た生息行動だと思います。

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