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第1788回 恐ろしく奇妙な鳥

①-1.https://news.line.me/articles/oa-buzzfeed/c760c59027cbより引用のニジイロコバシハチドリ(体長約11㌢)

①-2.https://www.pinterest.jp/pin/146789269092576372/より引用のニジイロコバシハチドリ

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   皆さんもハチドリといえば、小さな身体で、ほかの鳥たちみたいとは違い、花の蜜を吸うために蜂のように花の前でホバリングしている可愛らしい鳥を思い浮かべます。名前に「虹色」とあるのはわかります。確かに①-1.と-2.の写真を見てもわかりますが、何か不気味さを感じさせられるこの鳥の名前はニジイロコバシハチドリです。コロンビア、エクアドル、ペルーで見られます。 その生息地は亜熱帯または熱帯の高地草原です。何か-2.の写真で、仮面を被っている様な不気味な鳥です。

②-1.https://jp.123rf.com/photo_88708746_バリケンの近いヘッド.htmlより引用の焼きただれたような顔のバリケン 

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②-2.https://blog.goo.ne.jp/letterfromvpark/e/5a9fe2a8da02dc3da9f6b28af782802aより引用のつがいのバリケン(奥がオス体長約76㌢、手前がメス体長約64㌢)

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   ②-1.の写真を見るだけで、この鳥には悪いですが違和感を覚えます。この鳥はバリケンというカモの仲間です。当初、食肉用として輸入されましたが、気持ち悪いという理由で放たれました。それがノバリケンという名前になりました。「野」バリケンです。丁度カワラバトが放たれて名前がドバトになったのと同じ様なものです。これもバリケンに罪はありません。勝手な人間が悪いのです。カモ類では数少ない樹上生活者で、巣は樹洞やヤシの樹の葉陰に作る隠遁生活をしています。

③-1.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/イワドリより引用のマントを纏ったギアナイワドリ(体長約27〜32㌢)

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③-2.https://tecstaff.jp/アンデスイワドリの謎.htmlより引用の魔法を使う占い師のようなベールを被ったアンデスイワドリ(体長約30㌢)

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   今度は一見して怪しげな鳥の登場です。私には何か頭巾の様な被り物を被った魔法を使える占い師のお婆さんのように映ります。③-1.はギアナイワドリと-2.のこの鳥はアンデスイワドリといいます。イワドリと総称されるこれらの鳥はスズメの仲間でカザリドリに分類されこの二種しか存在しません。メスは木の上からオスの求愛ダンスを見下ろし、気に入ったオスのところに舞い降りて交尾を行います。気変わりが激しく、交尾中に邪魔に入ったオスと交わるなどやはり魔法使いです。

④-1.https://ailovei.com/?p=89486より引用のオナガサイチョウ

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④-2.https://tokyo.birdlife.org/archives/world/16371より引用のつがいのオナガサイチョウ(手前がオス、奥がメス共に体長約110〜120㌢)

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   なんだこの④-1.の鳥は被り物を被ったロボットかって言いたくなるような奇妙さです。名前はオナガサイチョウといいます。なるほど、④-2.の写真を見れば一目瞭然に尾羽が長いことが認識できます。東南アジアの熱帯林に生息する大きな鳥で甲高い声で鳴き、白黒二色の長い尾をもち、短く突き出たくちばしの上には「カスク」と呼ばれるヘルメットのような突起があります。硬い突起はケラチンという、動物の爪や毛、くちばしなどを構成するタンパク質でできて大変な珍しさです。

⑤-1.http://toricolle.blog.jp/archives/52619133.htmlより引用の恐ろしい顔のキタイワトビペンギン

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⑤-2.https://nordot.app/712677075140263936より引用の普段でも怖い顔のキタイワトビペンギン(体長約55㌢)

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   ⑤-1.の写真をみると、新しく企画された特撮物の円谷プロの新しい怪獣かと思うくらい怖い顔つきをしています。この写真のペンギンの名前はキタイワトビペンギンといいます。ミナミ、ヒガシと三種のイワトビペンギンがいます。他のペンギンは氷の上をよちよち歩きますので可愛らしいですが、このペンギンはどの角度から見ても⑤-2.の様に怒った顔です。この三種のペンギンは名前の通り「岩跳び」でよちよち歩かずポッピングで移動します。しかしペンギンでは一番小さいです。

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