第1608回 色んな幼鳥 -その他の鳥-
①http://computersinlanguagelearning.blogspot.com/2013/11/blog-post.html?m=1より引用の右のトビの左のヒナがタカ?→「鳶が鷹を産む」のイラスト
②-1.https://www.birdfan.net/2020/10/09/80192/より引用のゴイサギの幼鳥のホシゴイ
②-2.https://www.kabegamikan.com/p/i.php?url=www.kabegamikan.com%2Fimg%2Fna18%2F219367.jpg&d=sより引用の上が親鳥のゴイサギ(体長約58㌢)で、下が幼鳥のホシゴイ
ゴイサギはサギ科の他種も含めた集団繁殖地(コロニー)を形成します。樹上にオスが巣材となる木の枝を運び、メスがそれを組み合わせた巣を作ります。日本では4〜8月に3〜6個の卵を年に1〜2回に分けて産み、雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は21〜22日。育雛は雌雄共同で行ないます。ヒナは孵化してから20〜25日で巣立ちして、40〜50日で飛べるようになり、ホシゴイを名乗ります。
③-1.https://ganref.jp/m/ronjin/portfolios/photo_detail/2122641より引用のカワセミの幼鳥
③-2.http://mastax0416.livedoor.blog/archives/483042.htmlより引用の右のカワセミ(体長約17㌢)に餌をねだる幼鳥
③-3.https://www.birdfan.net/2016/05/13/43136/より引用のつがいのカワセミ(左がオス、右がメス)
カワセミはつがいになると親鳥は垂直な土手に巣穴を作ります。最初は垂直の土手に向かって突撃し、クチバシと足を使って50〜90㌢程もある横穴を掘り、穴の一番奥は膨らませ、ここに3〜4個の卵を産みます。孵化したヒナは親鳥から給餌されて成長し、羽毛が生ると巣立ちます。幼鳥の頃は成鳥のメスの様なクチバシの赤さはありません。
④-1.https://blog.goo.ne.jp/hachimanyama2005/e/b61040653e856077c0b318f16ba13accより引用のカルガモの幼鳥
④-2.https://www.google.co.jp/amp/s/www.tokyo-np.co.jp/amp/article/102058より引用の幼鳥というよりもカルガモ(体長約61㌢)の親子
カルガモは留鳥で、コロニーを形成することもあります。草木や枯草・笹などを組み合わせた直径22〜30センチメートルに達する皿状の巣を作り10〜14個の卵を産みます。抱卵期間は26〜28日で皆さんもご存知のようにカルガモのヒナたちを率いた引っ越しで有名です。また、繁殖期を過ぎると、親子関係は切れ、幼鳥から独り立ちします。
⑤-1.https://blog.goo.ne.jp/matyagoo/e/d0b22d4b3f87a1fe02514fff01269236より引用のオシドリの幼鳥
⑤-2.https://www.google.co.jp/amp/s/todosan.exblog.jp/amp/28357607/より引用のオシドリの親子
⑤-3.https://www.birdfan.net/2011/12/09/17241/より引用のオシドリ(雌雄共に体長約45㌢)のつがい
カルガモに次いで、オシドリも留鳥で、子育てをします。4〜7月に山地の渓流や湖沼の周辺にある地表から10㍍以上の高さにある大木の樹洞に巣を作り、9〜12個の卵を産みます。メスのみが抱卵し、抱卵期間は28〜30日です。オシドリが樹洞に巣を作ることは昔から知られており、孵化したヒナは高い営巣から順番に地表に飛び降ります。
⑥-1.https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/c075128d83f53dd0d7d6486be168667cより引用のカイツブリの幼鳥
⑥-2.https://www.google.co.jp/amp/s/www.townnews.co.jp/0610/amp/2016/09/10/348141.htmlより引用の左がオス親、右がメス親のカイツブリ(体長約26㌢)とその幼鳥三羽
カイツブリは淡水域で繁殖、繁殖期には縄張りを形成します。水辺近くの水生植物や杭などに水生植物の葉や茎を組み合わせた逆円錐状の巣を雌雄で作り、4〜12月に一回に4〜6個の卵を年に1〜3回に分けて産みます。日本では主に4〜7月繁殖します。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は20〜25日。捕獲を教えられ、およそ60〜70日で独り立ち。
⑦-1.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/toukaku2019/entry-12594654454.htmlより引用のモズの幼鳥
⑦-2.https://tureduresannpo.livedoor.blog/archives/6152542.htmlより引用の上がオス親のモズ(体長約20㌢)と下の幼鳥
⑦-3.http://wadaphoto.jp/kikou/yatyo25.htmより引用の左のオスのモズと右のメスのモズのつがい
速贄で有名な肉食性のモズは2〜8月に樹上や茂みの中などに木の枝などを組み合わせた皿状の巣を雌雄で作り、4〜6個の卵を産みます。年に二回繁殖することもありますが、カッコウに托卵されることもあります。メスのみが抱卵し、抱卵期間は14〜16日。ヒナは孵化してから約14日で巣立ちます。やはり、幼鳥は全体的に体色が薄いです。
⑧-1.http://tori3.sakura.ne.jp/birdworld_menu/taka/tobi/tobi-j.htmより引用のトビの幼鳥
⑧-2.http://ono-wildbird.life.coocan.jp/yachou_tobi.htmlより引用の左がオス親のトビ(体長約59〜69㌢)と幼鳥
猛禽類の中でも留鳥のトビは繁殖期には平地や低山の大木の枝状に雌雄が共同で枯れ枝を積み重ねて皿形の巣を作ります。殆どが、比較的高い場所で巣作りを行います。4~5月頃に2~3個卵を産みます。実際に抱卵を始めてから約30日前後になると、率先して温められていた卵からヒナが孵化します。その二ヶ月程が経過すると独り立ちです。
⑨-1.http://kix757.cocolog-nifty.com/1958/cat56334006/index.htmlより引用のホトトギスの幼鳥
⑨-2.https://blog.canpan.info/dandan-minoh/archive/146より引用の左の育て親のメスウグイス(体長約14㌢)とホトトギスの幼鳥
⑨-3.https://www.birdfan.net/2019/08/23/72791/より引用の本当の生み親のホトトギス(体長約28㌢)
托卵鳥のホトトギスは、日本へは九州以北に夏鳥として渡来します。繁殖期は6月~8月頃で、ウグイスなどの巣に托卵します。托卵するのですから、自分で我が子に給餌もしませんし、托卵された側のメス鳥がホトトギスの卵を孵化させ、その間に自分の卵を産まれたホトトギスの中ヒナに排除されます。二週間でウグイスの倍になります。