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第2276回 アオサギ先輩
①YouTubeより引用のアオサギ先輩
日本のサギの仲間の中では一番体長の大きなアオサギは、私の住むマンションの裏の一級河川に年中見ることが出来ますサギです。マンションより離れた下流にはシラサギが川沿いの樹木の茂みにコロニーを作ります。初夏の緑のもりもりした枝に白いビニール傘が何本も何本も突き刺したみたいに並んているのが見えます。緑の仲間に真っ白な傘は見るだけで目が覚めるようです。コロニーにはダイサギやコサギが同じく広い身体でありますから、集まる習性があるようですが、真っ白ではないアオサギはアオサギ同士で作るようです。
②https://ameblo.jp/kongna0/entry-10117676582.htmlより引用のクロウサギを丸呑みするアオサギ(体長約93㌢)
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この②のアオサギの写真を見た時は、はっきり言ってびっくりするほど、衝撃的なことでした。今までカモのヒナを丸呑みしたとか、大きな魚を丸呑みしたとかは、そんなに驚きませんでした。実際に目の前で、コサギの幼鳥がアオダイショウを丸呑みするために丸呑み途中で、振り回して地面に蛇を叩きつけ、時間をかけて丸呑みした現場を目撃したことはありました。そのコサギは約60㌢くらいで、それよりも30㌢以上大きなアオサギですし、それ以上のものを飲み込むことは可能ですが、写真の様なウサギとなれば話は別だと思います。またこんな丸呑みで「先輩」なのかなとも。
③https://blog.goo.ne.jp/kanbow/e/541db9955f90b9b814a63ecc7e82da1dより引用の体温調節中のアオサギ
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③の写真のアオサギのポーズを見ましたら、こんなポーズをむかし何処かて見たことがあると、どことなく思っていましたら、1980年のモスクワ五輪の女子体操金メダリストのナディアコマネチをギャグにした「コマネチっ」って叫びポーズを思い出してしまいました。アオサギがそんな人間のギャグをすることなんてあり得ませんが、その光景を思い浮かべてしまうのです。またこのポーズを他のなにかと考えましたら、写真のようなクチバシを開けて、エールを送っていますので応援団かとも思いました。しかしこのポーズは、夏の暑い時の体温調節だといいます。ワシやタカのように大きな翼を鼓舞する事なくのポーズなのです。
④https://sp.bokete.jp/odai/tag/%E3%82%A2%E3%82%AA%E3%82%B5%E3%82%AEより引用の釣り人に寄り添うアオサギ
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この④のようなアオサギの写真は良くネットで見受けられます。釣り人に邪魔することなく、前を見据えて佇んでいます。また釣り人が好調に魚を吊り上げるなら、おこぼれを調達出来るかもしれません。或いは釣り人が吊り上げた魚を、取り逃がしたら、その魚目掛けて捕食すれば良いのです。私も釣り人の横に佇むアオサギを見たこともありますし、私の知り合いの家の塀に長らく佇むアオサギがいたので、どうしたのか知り合いに尋ねたところ、田植えの時期にいつもカエルなんかを探して食べていたけど、小さなカエルばかりなので可哀想に思い、家にあったイワシをあげたら時々来るようになったといいます。私が近づいても知り合いの家を見据えて動きません。人間にも物おじしないから「先輩」なのがどうでしょう。
⑤Xより引用の仕切り柵に佇むアオサギ
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いつ誰が⑤の写真のアオサギを「先輩」と呼んだのでしょう。いつのまにか、アオサギのことを何故か「先輩」と呼び、ブログにもあちこちで表しています。これは誰かが仕掛け人ではないかと思います。何故『アオサギ先輩』なのか調べてみましたら、Twitterに「アオサギ先輩とは、私が一方的に慕う、弊社本社の隣の池にいる、かっこいい鳥です」とあり、また「先ほどカレーを食べに行く道すがら、私がパイセンと呼ぶ方と久しぶりにお会いしたので、とり急ぎ、ご報告」とか「本日のアオサギ先輩の様子です」とか、その当時、大阪市阿倍野区長池町に本社があった家電メーカーのシャープのいち社員の方が会社の近くにある長池公園の池にやってくるアオサギの姿を見て、なぜかかっこいい鳥として「先輩」扱いしました。