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第2089回 鳥の記念日(海外)

①https://birdstory.net/illust/9820より引用の8月6日広島平和記念日。1945年の8月6日、広島に原子爆弾が投下され、それ以来、平和を願い制定

   なんでも鳥が関わることなれば、本当にある鳥の記念日を皆さんにご案内致します。①のタイトルイラストは我が国が初めて原爆を投下された国でありましたし、それも広島だけではなく、長崎に二度目を投下され、日本は戦争に終止符を打つべく降参いたしました。それ以来、平和のシンボルとして、白い鳩を登用致しますことになり、日本だけに関わらず、全世界にもシンボルは白い鳩と言う事になりました。由来は旧約聖書のノアの方舟伝説で、世界に広めたのはピカソの絵画です。

②-1.https://alive-cr.com/uk/2021/01/22/より引用の3月20日は「世界スズメの日」

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②-2.https://ameblo.jp/happy-runes/entry-12457657977.htmlより引用の旧約聖書の『詩編』84編の「神殿はツバメの巣」の予想イラスト

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   まずは、日本でも世界でも身近な鳥のスズメの仲間は世界の至る所にいる鳥です。この鳥には②-1.のように、毎年3月20日は「世界スズメの日」と制定されています。世界的には“World Sparrow Day"の目的は、汚染された都会の環境を懸念しないような人間が家のスズメの仲間が減少していくこととか、ほかの鳥種に及ぼす影響についてを一般の人々にしらしめることです。 さらに「世界スズメの日」は生物すべての多様性への感謝を奨励します。そして、この事実を知ることによってどれだけの生き物と共生できるかを考えます。自然復旧が主。その翌日3月21日は②-2.の予想イラストにもあります、イタリアの諺で「聖ベネディクトの頃には燕が軒下に来る日」であると言います。ヌルシアのベネディクトゥスは、中世のキリスト教の修道院長で、カトリック教会、聖公会、ルーテル教会および正教会で聖人と呼ばれました。その聖人の足下に旧約聖書の『詩編』84編で、神殿にツバメが巣を置いている情景と、父即ち神のもとに宿る人のイメージを重ね、神を賛美する日が21日で、ツバメの巣作りと一致します。

③https://www.google.co.jp/amp/s/www.animatetimes.com/news/details.php%3fid=1648736366&pagemode=ampより引用のエイプリルフール企画のアニメ

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   ③のアニメはエイプリルフールにちなんで、企画されて作られましたアニメで、なぜカッコウの名前が登場するのかと思われた方も多いと思います。これは4月1日のエイプリルフールとこの托卵鳥が関わっているからです。スコットランドで行われる『ゴウク狩り(Hunt the Gowk)』というのは、“gowk"は古いスコットランド語でカッコウで、『愚か者』を意味致します。愚か者に対して悪ふざけが許される日といいます。フランスでは16世紀に新年が4月1日から1月1日に変わりましたが、変わった事を知らず、4月1日に年始周りをする人もいました。そんな世間知らずをからかったのがエイプリル・フールの起源と言います。スコットランドではApril gowk(4月のカッコウ)です。

④-1.https://henharrierday.uk/より引用の“Hen Harrier Day“のポスター

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④-2.https://www.german-ex.com/blog/item/2497.htmlより引用の聖マルティン祭

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   ④-1.のポスターは2014年から、英国では8月7日をチュウヒのための“Hen Harrier Day“と致しました。日本では名前は「宙飛」が由来とされていますが、実際は低空飛行を得意とし、一方「野擦」が由来とされていますノスリチュウヒよりも高空を飛翔することが多いため、この両者は名前が入れ替わって記録されているという説があります。この飛翔体制から、戦闘機の名前にもハリアーとして登場致します。11月11日はガチョウに関係致します「聖マルティン祭」の日です。この日はガチョウを食べる日とされ、マルティンがガチョウ小屋に隠れていたことによります。キリスト教の聖人マルティンを記念するローマ・カトリック教会の祝日で、マルティヌスはガリアに最初の修道院を建て、トゥールの司教となり、修道生活を捨てず、多くの弟子を育て布教に貢献しました。

⑤-1.https://ja.wordofwayne.com/wiki/Halcyon_Days_%28Strawbs_album%29より引用のカワセミの"Halcyon days"のポスター

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⑤-2.https://blog.celtnofue.com/archives/4414より引用の「聖ステファノの日」(通称ミソサザイの日)の祝日の様子

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   ⑤-1.のポスターは冬至前後に行われる地元のカワセミの仲間の"Halcyon days"です。ギリシャ神話由来によるもので、冬至前後の天候の穏やかな時期のことを表しています。地元のカワセミは毎年冬至の時期に海上に巣を作り、風波を鎮めて、卵を返します。古来よりカワセミが海を鎮めると信じられており、冬至の前後14日間を"Halcyon days"と呼ぶようにもなりました。睡眠導入剤の名にもハルシオンが使われています。⑤-2.の写真は「聖ステファノの日」(通称ミソサザイの日)の祝日の様子を表しています。ミソサザイは小さい身体なのに森の暴れ者イノシシを倒したことで、森の王者と呼ばれる反面、その一方で、不吉な伝説にもたくさん登場するミソサザイは、古くから主にヨーロッパの人達の恨みを買っていました。「神様への生贄=ミソサザイ」という気の毒な方程式が定着し、伝統的に「ミソサザイ狩り」が行われていました。その日はミソサザイ処刑日です。

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