第1247回 鳥が絡む歌謡曲 ⑴
①https://www.photolibrary.jp/img436/185820_4203145.htmlより引用のイラスト
いままでに鳥が関係している音楽をクラシックをはじめとして、ジャズ、イージーリスニング、映画音楽と続けて調べていくうち、そんなに大袈裟に考えなくても、普段から口ずさんでいる音楽として日本の歌謡曲がありました。時には仲間と連れ合って、カラオケなんかでも熱唱できるほど、身近な感覚の歌謡曲。気取ることもなく、ネットで調べる前に、ああこんな歌謡曲もあったなんて、その曲が流行った頃を思い出すなんて、身近で親しみやすい鳥が絡む歌謡曲を調べました。
②-1.https://www.snowrecords.jp/?pid=101087536より引用の五木ひろしの かもめ町 みなと町
②-2.https://www.amazon.co.jp/鴎という名の酒場-EPレコード-7inch-石川さゆり/dp/B00FJVHJZOより引用の石川さゆりの鴎という名の酒場(EPレコード 7inch)
今現在でも演歌と言う名の歌謡曲は人気です。カラオケの現場では私たちのようなものにはなくてはならない発散の場の人気アイテムです。五木ひろしは②-1.の大ヒットの「かもめ町 みなと町」のほか、「おしどり」と言う曲も出していて、デビュー曲「よこはま・たそがれ」が大ヒットしました。また演歌の女王となった石川さゆりは②-2.の「鴎という名の酒場」と「ほととぎす」の二曲があります。大ヒット曲には「津軽海峡・冬景色」
「天城越え」「能登半島」と脂が乗ってます。
③-1.https://blog.goo.ne.jp/aoi-tuki-no-waruz/e/1d15bfdd72377e52f910f9756a1ea84bより引用の八代亜紀「舟唄」
③-2.https://www.discogs.com/ja/加藤登紀子-知床旅情-琵琶湖周航の歌/release/5443249より引用の加藤登紀子「知床旅情」
続いては今や演歌の女帝八代亜紀とフォークの大御所の加藤登紀子の登場です。どなたでも八代亜紀のファンでなくてもこの「肴は炙ったイカでいい♬〜」で有名な「舟唄」。この唄には演歌では定番のカモメが登場します。また「カラス」と言う曲も出しています。フォークからは加藤登紀子が二曲出しています。これも大ヒットで、故名優森繁久弥も唄った「知床旅情」。これにはピリカとあるのがエトピリカ、そしてカモメが登場。もう一曲は敢えて『鳥』の「この空を飛べたら」。
④-1.https://www.hmv.co.jp/artist_井上陽水_000000000012655/item_GOLDEN-BEST_892982より引用の井上陽水の「カナリヤ」の曲が収められた「GOLDEN BEST」
④-2.https://www.amazon.co.jp/陽水ライヴ・もどり道-Remastered-2018-井上陽水/dp/B07GX5ZWMNより引用の井上陽水ライヴアルバムより「帰郷」が収められた「陽水ライヴもどり道」
演歌よりもフォークソングの方が野鳥を織り込んだ曲が多いように思います。このフォークソング界の重鎮といまやなった神様的存在の井上陽水はこの分野に於いては三曲を提供するに至っています。しかしその伝説のデビュー曲「カンドレ・マンドレ」を知る人は少ないと思います。鳥を歌い上げた曲は「カナリヤ」とホトトギスが登場する「帰郷」「ハトが泣いてる」です。この三曲の中では「カナリヤ」が有名だと思います。この曲は落ち込んでいる時にはぴったりだと思います。
⑤-1.https://www.artistshop.jp/index.php?dispatch=products.view&product_id=9798より引用のスピッツ「鳥になって」
⑤-2.https://www.discogs.com/スピッツ-ヒバリのこころ/release/5940412より引用のスピッツ「ヒバリのこころ」
私たちの年代で幼少の頃の思い出にある『スピッツ』とは、いまはまったく見かけなくなった犬の『スピッツ』です。スピッツ=キャンキャン吠えるといった印象しかなく、いまは見かけなくなりました。ニューウェーブのスピッツも最近見かけなくなりましたが、鳥に関しては⑤-2.の「ヒバリのこころ」が一番ヒットし「空も飛べるはず」「放浪カモメはどこまでも」⑤-1.の「鳥になって」「トンビ飛べなかった」「ハヤブサ」と六曲も野鳥を絡めて歌い上げて取り上げNo. 1です。
⑥-1.https://www.amazon.co.jp/地上の星-ヘッドライト・テールライト-中島みゆき/dp/B000059O0Nより引用の中島みゆき「地上の星」
⑥-2.https://mysound.jp/song/3926270/より引用の中島みゆきアルバム「36.5°」に収録された「白鳥の歌が聞こえる」
⑥-3.YouTubeより引用の中島みゆきアルバム「寒水魚」に収録された「BGM」
中島みゆきといえば、松山千春と同じ北海道札幌市出身で、1975年にシングル「アザミ嬢のララバイ」でデビューし、オリコンにおいて、四つの年代にわたってシングルチャート1位を獲得した唯一のソロ・アーティストです。その中島みゆきは鳥が現れる曲では、ツバメが登場する「地上の星」を皮切りに「白鳥の歌が聞こえる」初めて、具体的な野鳥の名前が出てくる「鶺鴒」とそしてアルバム「寒水魚」には「鳥になって」とカナリヤが登場する「BGM」と二曲収録されています。