![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554187/rectangle_large_type_2_1cef29782a9dd88378def5ea2e8779d9.jpeg?width=1200)
第1794回 綺麗な白い鳥
①-1.https://www.yamanashibank.co.jp/fuji_note/fuji/Wild_birds_vol14.htmlより引用のコサギ(体長約61㌢)
世界にはカラフルやパステルなどの日本では考えられない派手で目立つ原色の鳥がたくさん存在しますが、日本ではそんなに派手な鳥はあんまりいないと思います。しかし、日本には白や黒の無彩色とか紅色など伝統的な色合いの野鳥はいます。
①-2.https://blog.goo.ne.jp/inpre-anac/e/8e7f494ade4feb76c642f2d8c821e51eより引用の繁殖期に現れる飾り羽のコサギ
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554298/picture_pc_4118944bc0f0501351eca357314b489f.jpeg)
①-3.https://www.google.co.jp/amp/s/kitamoto3232.exblog.jp/amp/32147998/より引用の綺麗な飾り羽のダイサギ(体長約89㌢)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63559248/picture_pc_49fb1e5883a4a398582320dfbc07f37b.jpeg?width=1200)
その白の美しさを持っています野鳥の中でも一番身近な野鳥といえば、①-1.〜.3をはじめとしますシラサギがいます。恐らく日本の色の美しさの中では白が一番綺麗だと思います。何物にも侵されない真っ白な「白」。その白を持っていますのが、どこの水辺にも現れるサギの中でも真っ白なシラサギです。違いと致しましてクチバシの黄色く飾り羽を付けているのが①-2.のコサギで、クチバシが黒く、飾り羽を付けているのがダイサギです。日本は姫路城がシラサギの冠名を拝します。
②-1.https://ja.m.wikipedia.org/wiki/白鳥の湖より引用のバレエの「白鳥の湖」
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554352/picture_pc_4cb0a5393701b3fdc31bb79a2ad12fb9.jpeg)
②-2.https://www.birdfan.net/2021/02/05/81126/より引用の愛のハートマークのオオハクチョウ(体長約140㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554429/picture_pc_710540101c17bf441425b69daadd392a.jpeg)
②-3.https://jp.123rf.com/photo_28510382_トランペッターの白鳥の羽ばたきと沼の水で彼女の美しい翼をストレッチ.htmlより引用のオオハクチョウの舞ともいえる羽ばたき
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554460/picture_pc_f8945e9110ed099defeac2ea008a3f8e.jpeg?width=1200)
ハクチョウといえば、頭をよぎりますのは、チャイコフスキーが初めて発表したバレエ音楽の②-1.の「白鳥の湖」を基にしたバレエが世界的に有名です。ダンサーの衣装の白さがまさにハクチョウそのものだと思います。世界の人が見てもハクチョウはどんな種類でも白かったわけです。ハクチョウには、オオハクチョウ、コハクチョウ、コブハクチョウ、ナキハクチョウが白く、バレエのイメージ通りだと思います。またハクチョウの仲間でありながら、黒いコクチョウも存在致します。
③-1.https://nnomaki.blog.ss-blog.jp/2017-04-24より引用の冬羽のオスのライチョウ(体長約37㌢)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554775/picture_pc_bc53228dad1e5fcb3ac51024427f7497.jpeg?width=1200)
③-2.http://www3.famille.ne.jp/~ochi/rai3.htmlより引用のつがいの夏羽のライチョウ(左がオス、右がメス)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554827/picture_pc_b89b8f8811fa08d76eb41f4089630839.jpeg)
日本では富山県や長野県、岐阜県の県鳥に指定されています③-1.と-2.のライチョウは、ご覧のように冬羽は真っ白、夏羽は茶色と容姿が変わります。元々キジの仲間で、高山帯に隔離分布しており、現在の分布域は頸城山塊、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、南アルプスとされています。高山生活なので、天敵のイヌワシなどに狙われ易く、そのため、冬羽は白く、夏羽は茶色く換羽して周りの景色と同化して、天敵から身を守ります。オスは眉の上が赤なので冬羽の白に映えて見えます。
④-1.https://www.google.co.jp/amp/s/nlab.itmedia.co.jp/nl/amp/2003/10/news025.htmlより引用の真っ白なシマエナガ(体長約14㌢)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554887/picture_pc_5fad0974f4563cc08786d256446bc994.jpeg)
④-2.https://www.google.co.jp/amp/s/a3dea4.exblog.jp/amp/30550031/より引用のエナガ団子(体長約14㌢)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554917/picture_pc_f4a93fbd553e635d932ac5a46febd1e2.jpeg?width=1200)
④-1.の綺麗な白で可愛らしいシマエナガという小鳥は、④-2.の「エナガ団子」でお馴染みのエナガの亜種で、北海道にしか生息していません。シマエナガにしろ、エナガにしても体長約14㌢というのは、写真でご覧の通りに尾羽が長すぎるからです。良く日本で一番小さい鳥はと尋ねられると、登場するのはミソサザイにキクイタダキとこのエナガです。身体自体は約10㌢を切ると思います。また、この「エナガ団子」は「スズメの押しくら饅頭」「メジロ押し」と共に有名です。
⑤-1.https://www.sankei.com/smp/photo/story/news/180120/sty1801200010-s.htmlより引用の日本の象徴の白、黒、赤の調和の羽ばたくタンチョウ
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554959/picture_pc_dd9cf70ff871a398e37da08c44b6b88b.jpeg)
⑤-2.https://www.birdfan.net/2008/03/21/2323/より引用のつがいのタンチョウ(左がメス体長約130㌢、右がオス体長約140㌢)
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63554990/picture_pc_4068b073707fe2aee76a1ab326b5f5ec.jpeg)
やはり、真打に登場致しますのは、日本の象徴である⑤-1.のタンチョウです。白を基盤に頭頂部の紅を合わせますと、日本の国旗を思い浮かべてしまいます。また、首や翼の先の黒が白とのモノトーンは⑤-2.の写真のつがいが物語る様に赤、緑、青の光を混ぜると白の光になり、目にする空の色も太陽が白く光る色も雨上がりにみる虹の七色もこの三色の混ざり具合でできています。また、青緑、赤紫、黄のインクや絵の具を混ぜると黒になります。モノトーンの素晴らしい美しさです。