第1398回 伊藤若冲の鳥の絵画
①-1.https://www.google.co.jp/amp/s/mag.japaaan.com/archives/21847/ampより引用の伊藤若冲の作品
①-2.https://www.google.co.jp/amp/s/mag.japaaan.com/archives/21847/ampより引用の「猿猴捕月図」
以前に日本絵画に於ける野鳥のことをネットです調べているうちに歌川広重と伊藤若冲の作品を選んでいましたら、どちらの作品でもないだろうと思って、可愛いけど、日本の野鳥には相応しくないなあとその時に思ったのが①-1.の作品です。掲載された枠が狭くてこうなったと思いますが、本当は①-2.が全姿でした。私は小さなクチバシの長い鳥が右の片翼だけを広げているようにしか見えなかったですが、本当はお猿さんが、木の枝に尻尾でぶら下がり、小鳥を吊るしていました。
②https://ja.m.wikipedia.org/wiki/伊藤若冲より引用
この①の二枚の絵の作者は伊藤若冲で、その人物の自画像が②になります。江戸時代の画家て、名は初めは春教(しゅんきょう)、汝鈞(じょきん)、字は景和(けいわ)。と号したといういいますが、その使用例はないようです。斗米庵(とべいあん)、米斗翁(べいとおう)、心遠館(しんえんかん)、錦街居士とも名乗っていたそうです。代表作の「動植綵絵」三十幅は、多種多様の動植物がさまざまな色彩と形態のしばしば植物や動物の形をもととする文様を織り成す華麗な作品が多く残されてます。
③-1.https://blog.goo.ne.jp/teinengoseikatukyoto/e/2f97fcfb746cf0d465dc6f9aa3e67ef9より引用の「孔雀鳳凰図」岡山美術館
③-2.https://blog.goo.ne.jp/teinengoseikatukyoto/e/2f97fcfb746cf0d465dc6f9aa3e67ef9より引用の「群鶏図」宮内庁三の丸所蔵館
伊藤若冲は生誕三百年を越えて、今なお多くの人に親しまれています。③-1.は「孔雀鳳凰図」という作品で、左側の絵が鳳凰を描き、右側の絵が孔雀を描いて、この左右一対の絵画の名前が「孔雀鳳凰図」という作品の名付けの付け方も彼なりの手法です。③-2.は彼の作品の鳥の中では一番多い鶏です。画面をうめつくす濃密な鶏の群れ、 若冲はその一羽一羽の個性まで捉えています。鮮やかな色合いや、今までにない感覚であったりすることが、何やら彼は彼なりに絵画への挑戦なのか。
④-1.https://www.kyoto.yumeyakata.com/生誕300年京都の天才画家「伊藤若冲」を見逃さな/より引用の「鳥獣花木図屏風」
④-2.https://blog.goo.ne.jp/teinengoseikatukyoto/e/2f97fcfb746cf0d465dc6f9aa3e67ef9より引用の「鳥獣花木図屏風」
④-1.と④-2.の二枚は「鳥獣花木図屏風」といいます。これほど前衛的な作品は美術史上例がないとも言われています。鳥だけでなく、七十種類以上の動物がひしめいています。驚くのはこの江戸時代という時代背景の上でのモザイク状の画面です。一㌢四方の升目を塗って絵にしています。こんな画法がこの時代の日本人画家が手掛けたのです。山水画・人物画の作品は少ないのですが、若冲が尊敬していた売茶翁の肖像画だけは何度も描きました。濃彩の花鳥画、特に鶏の絵を得意としました。美しい色彩と綿密な描写が特徴です。
⑤-1.https://www.yushu.co.jp/shop/g/g121969/より引用の「大鶏雌雄図」80円切手
⑤-2.https://kaitori-navisan.com/kitte/大和絵-群鶏鳥切手/より引用の「大和絵 群鶏(鳥)」50円切手
伊藤若冲の定評のある力強い鶏の日本画は⑤-1.と⑤-2.の記念切手は2005年切手趣味週間に伊藤若冲「大鶏雌雄図」の八十円切手と五十円切手となって登場しました。1998年には国際文通週間の九十円切手「動植綵絵・紅葉小禽図」百十円「動植綵絵・雪中鴛鴦図」百三十円 「動植綵絵・芍薬郡蝶図」と、グリーティング郵便切手で、九十円「著色花鳥版画・櫟に鸚哥図」 百十円「著色花鳥版画・雪竹に錦鶏図」百三十円「著色花鳥版画・薔薇に鸚哥図」というシリーズを販売しました。