第636回 野鳥の立寄り食堂(山野 -か行-編)
①https://www.pinterest.jp/pin/533746993335546790/?amp_client_id=amp-am6AsGw82x9y-YxYXoonFQ&mweb_unauth_id=fb228b09696c3ec532bf481a5d500d77より引用のイラスト
②http://chankochan.blog88.fc2.com/blog-entry-3692.htmlより引用のカエデの種を食べるアトリ
②の写真のカエデにはアトリ類、シジュウカラ類などがあつまり、野生のカキノキには渋柿ものありますが、野鳥たちは上手く見分けることができ、果実に穴を開けているかいないかで、渋柿かどうか判別しています。ウグイス、オナガ、キツツキ類、スズメ、ツグミ類、ハト類、ヒヨドリ、ムクドリ、カジイチゴにはイイジマムシクイ。カナメモチにはカラス類。ガジュマルには、シロハラ、ノグチゲラ、ハト類、ヒヨドリ類、ムクドリ類、ルリカケスが集まります。
③https://www.google.co.jp/amp/s/casual4.exblog.jp/amp/10054858/より引用のガマズミの実を食べるジョウビタキのメス
また③の赤いガマズミは赤い実がなるので人気も高く、キジ、キジバト、コジュケイ、ジョウビタキ、ツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロと普段は山野に生息する野鳥が集まります。カマツカはアトリ類、レンジャク類。カラスザンショウはやはり赤い実をつけるので、メジロ、イカル、ウグイス類、キジバト、ツグミ類、ヒタキ類、ヒヨドリ、ムクドリと多くを集めます。サンショウと違ってアルカロイドを含むので、イヌザンショウの仲間で、蜂蜜を取ることもでき甘い実です。
④youtubeより引用のカラスウリを食べるカケス
またこの④の写真のカラスウリも赤いです。カラスノエンドウは豆のさやが黒いから、はじめは赤い実と知らず、黒い実がなるのかと思っていましたが、やはり定番の赤でした。カラスウリの特徴は朱色の果実と、夜間だけ開く花で知られます。ガンコウランはライチョウ。カンボクはツグミ類、ヒヨドリ、レンジャク類で、軸は白色で香気があり、楊枝や房楊枝の材料として使われてきました。キヅタはヒヨドリ、ムクドリ、レンジャク類。キハダはイカル、ツグミ類、ヒヨドリ。
⑤https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/465d77c51fc336ea0c9ffca46f98d8ffより引用のクスノキの実を食べるだけでなく、ねぐらにするムクドリ
⑤の写真のクスノキは私も皆さんも存じ上げていると思います。キジバト、ヒヨドリ、ムクドリが集まります。漢方薬で有名なクコにはジョウビタキ、スズメ、ヒヨドリ、メジロ。果実は酒に漬けこんでクコ酒にするほか、生食やドライフルーツでも利用され、薬膳として粥の具や杏仁豆腐のトッピングします。クサギはヒタキ類、メジロ。クチナシはメジロ、シジュウカラ、ムクドリ、ヒヨドリ。漢方薬でも有名で、果実が熟しても割れず、「口無し」という和名の由来があります。
⑥http://yotsuya.cocolog-nifty.com/iwate/2018/09/post-ed43.htmlより引用のコナラのどんぐりを食べるアオバト
⑥の写真のコナラはどんぐりが有名で、コナラの名は主要なナラのミズナラの別名であるオオナラと比較してつけられました。オシドリ、カラス類、ハト類が集まります。クマノミズキはキツツキ類、ツグミ類、ヒタキ類、ムクドリ。グミはツグミ、ヒヨドリ、ムクドリ、メジロ。クロガネモチはレンジャク類、ツグミ類、ハシブトガラス、ヒヨドリ。クワは意外やヒヨドリだけ。コブシはアオゲラ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ。コムラサキはウグイス、ツグミ類、メジロ。