第1276回 改めて有名なききなし ⑸
①https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/toritori5963/entry-12564505497.htmlより引用のイラスト
②https://www.google.co.jp/amp/yamasakuran.seesaa.net/article/122055155.html%3famp=1より引用のさえずるホトトギス(体長約28㌢)
②の写真は今では托卵鳥として有名なホトトギスです。太鼓の昔から色んな文献にも登場してききなしも豊富です。「てっぺんかけたか」「本尊かけたか」が「一本つけたか」「借金取ったか」に変化。自分の名前を「ホトトギス」と叫び「東京特許許可局」も知らない人はいないくらい。「けさのあさけ なこ」や『万葉集』に「時すぎにけり」古今和歌集には「死出の田長(しでのたをさ)」地方には「オトットコイシ」「弟(おとと)かわいや、ほーろんかけたか」もう書ききれないです。
③-1.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/insel999/entry-12609504172.htmlより引用のさえずるミソサザイ(体長約10㌢)
③-2.http://masanophoto.jugem.jp/?eid=10#gsc.tab=0より引用のさえずるモズ(体長約20㌢)
③-1.の写真は小さな森の王者のミソサザイです。長くさえずるそのききなしは「一ぴい二とく三ぴい四なん五ちいち(いちぴいにいとくさんぴいしいなんごちいち)ぶんぷくちくりんちゃん」地鳴きはウグイスと似ていて「チョッチョッ」「チヤチヤツ」③-2.の写真のモズは漢字表記が「百舌鳥」と百の舌を持つ鳥ですが、秋の高鳴きは「キチキチキチ」とけたたましい声の「キィーキチキチキチ」「苦苦(くうくう)」大げさなの意味を持つ「コトゴトシク」と何か期待していたのに…
④-1.http://www.ts-pw.com/birdbook/birds/mejiro.htmlより引用のさえずるメジロ(体長約12㌢
④-2.https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/100より引用のさえずるメボソムシクイ(体長約13㌢)
④-1.の写真は今でもなぜかウグイスと間違われるメジロです。そのききなしで有名なのは「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」それが変化して「千代田の城は千代八千代」またまた現代風に変化して「チルチルミチル青い鳥」なんて…また旅をしたいのか「豆伊豆伊(ついつい)」そのウグイスの仲間の④-2.の写真のメボソムシクイは借金していて「銭取り、銭取り(ゼニトリ、ゼニトリ)」と警戒して「塵、塵、塵、ごみ取れ、塵取れ、塵取れ」とも、地鳴きは「ジョロジョリ、ジョリジリ」。
⑤-1.https://mainichi.jp/articles/20170625/ddl/k39/040/316000cより引用のさえずるヤイロチョウ(体長約18㌢)
⑤-2.https://www.love-birds.net/2011-10-29/より引用の夕刻のヨタカ(体長約29㌢)
⑤-3.https://www.love-birds.net/2011-10-29/より引用のルリビタキ(体長約14㌢)
⑤-1.の写真は珍鳥の一つのヤイロチョウです。「黒ペン、白ペン(クロペン、シロペン)」が有名なききなしで、笛の様な声で「ポポピイー・ポポピイー」人の名では「与七、小七」⑤-2.の写真のヨタカです。「キョッ・キョ・キヨッ」と面白くもないですが「ホイップ・プア・ウイル」哀れなウイリアムを勇気づけて)と英語。⑤-3.のルリビタキ は自己アピールの「ルリビタキだよ、ルリビタキだよ」と「ちょっと見にきてくれ・見にきてくれ」も自分に最も注目して欲しいらしいです。
⑥http://しぐさでわかる動物の本音.net/身近だけど意外と知らないスズメの習性/より引用のさえずるスズメ(体長約15㌢)
鳩の代表としてキジバト、カラスの代表はハシブトガラスとききなしに登場し、最も身近なはずの野鳥が⑥の写真のスズメです。室町時代までは「シウシウ(啾々)」で、大正時代から一般的な「チュンチュン」とスズメが嬉しい時は「ちいちい」で、これだけしかないのではと思われている方も多いとですが、最新のききなしはスズメとツバメの姉妹の関係として「ぐつぐつ米たいて、ぴちゃぴちゃ虫食おう」とツバメの「土食うて虫食うて口渋い」と言うききなしが新しく現れました。