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第1563回 鳥の集団死

①https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.omakizaru.com/entry/avian-influenza-virus-20161214より引用の鳥のダウンのイラスト

   世界的規模の野鳥の大量死となりますと、最近では、アメリカルイジアナ州では約五百羽の野鳥がまた、アーカンソー州では元日に約五千羽が死んでいるのが見つかりました。死んだ野鳥の多くはクロムクドリモドキでした。国連環境計画の広報担当者によると、アーカンソー州での大量死については、花火におびえた鳥が建物などに衝突したという説があるといわれます。オランダの公園で、337羽のムクドリと、2羽の鳩が死亡し5Gの電磁波の影響であるとされましたがデマでした。

②https://www.wbsj.org/activity/conservation/infection/influenza/infl20051109/より引用の鳥インフルエンザの仕組みの図案

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   最近では、人は新形コロナニ悩まされ、鳥と言っても二種類があり、ニワトリなどの家禽と、そのニワトリにインフルエンザを媒介する野鳥の渡鳥やそれを捕獲した猛禽類や、集団性の高い野鳥のことを指します。家禽のニワトリは殺処分されます。鳥インフルエンザの原因となるA型インフルエンザウイルスの自然宿主は野生の水禽(カモ)類です。 この野生のカモ由来のウイルスが家禽の間で感染を繰り返す内に、鶏に対して高い病原性を示すウイルスに変異した時に高病原性となります。

③https://buncho-days.com/sick003より引用の農薬死する鳥イラスト

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   農薬などの化学物質も死亡の原因となる可能性があります。そ死亡した野鳥から採取した胃の内容物などについて農薬など82種類の化学物質を検査するといいます。これは、野鳥が有害な化学物質が付着した餌などを誤って摂取することにより死亡すると考えられるからです。殺虫剤等に使用されている有機リン系の化学物質が死因の殆どを占めます。これまでに検出された化学物質は、有機リン系農薬のほか、カーバメイト系農薬が、カラス、ドバトスズメなどに検出されています。

④https://www.google.co.jp/amp/s/www.excite.co.jp/news/article-amp/Labaq_51891372/より引用の天変地異のイラスト

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   自然災害の中には台風もありますが、思わない天変地異の異常気象や、あちこちで起きる大規模な山火事なんかは野鳥の大量死に繋がります。もう一つは大震災で私たちは、その破壊力に目を覆いました。でも、野鳥たちはたくましく生き延びました。やはり、そんな山火事は、空を飛んで渡りをしている鳥にとって、煙は、鳥の肺にダメージを与えているとも、渡り鳥にルート変更を余儀なくさせているとも言われます。急激に寒くなったり、暑くなったりする事も大量死に繋がります。

⑤https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=座礁より引用のタンカー座礁による重油流出事故のイラスト

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   最近特に多く見られる海洋事故に、タンカーが座礁して、積荷の重油が流出したというのが、最低一年に一度くらいの割合で起きているように思います。流れ出た重油により、数百羽もの死骸が海岸を埋め尽くす異様な光景となりというような展開が眼に浮かびます。泥々に汚れた海鳥は飛ぶことが出来ずに死んでいきます。またそんな、汚染された海鳥を捕獲した猛禽類のオオワシなんかも犠牲になります。重油がもたらす野鳥へのダメージは、付着による体温低下や溺死や窒息死です。

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