第1852回 いろんな鳥 ⑸
※https://www.pinterest.jp/pin/67976275612324104/より引用の容姿が変なヨシゴイのイラスト
①-1.https://www.saiyu.co.jp/itinerary/new/GLGY12/より引用のお地蔵さん顔のオウギワシ(体長約100㌢)
①-2.https://karapaia.com/archives/52207307.htmlより引用の翼を広げたオウギワシ
①-1.の写真ではお地蔵さんみたいな顔をしていますが、平均的な雌は全長100㌢、翼開長200㌢、体重7.5㌕ に達するといいます。オスはメスより小型で、爪の長さは13㌢もあります。体の大きさはフィリピンワシやオオワシと並び、猛禽類では最大の部類に入ります。自分の体重の4分の3の重さの獲物も運ぶことができます。大変な鳥類です。
②-1.https://www.birdfan.net/2019/12/06/75284/より引用のアオジ(体長約16㌢)
②-2.https://www.birdfan.net/2020/03/19/78289/より引用の怖い顔のアオジ
②-3.https://www.google.co.jp/amp/s/yunochan3.exblog.jp/amp/26471964/より引用の怖い顔の代表的なシメ(体長約19㌢)
ホオジロに似た細い声で、ゆるやかなテンポでさえずる②-1.のアオジは標識調査で最も多く標識されているといいます。15万個体中3万標識も。またアオジやアトリの仲間カワラヒワは②-2.の写真のように怖い顔も有名です。怖い顔の代表的な存在であります②-3.のシメと比べ、遜色ありません。
③-1.https://www.birdfan.net/2018/12/28/67140/より引用の身体の黒いクロジ(体長約17㌢)
③-2.https://www.birdfan.net/2016/06/24/44489/より引用の托卵で有名なカッコウ(体長約35㌢)
②の項のアオジの仲間に当たりますホオジロの仲間にはいろんな種類がいます。③-1.のクロジもそうですが、ミヤマホウジロやカシラダカ、オオジュリンなんかも仲間です。その中で良くとんちででてきますのが、「黒」のクロジ「青」のアオジに続いて「赤」のアカジはいますかのお題に対して、アカジというあだ名の鳥はいます。それはカッコウです。何故なら別名は「閑古鳥」だから…
④-1.https://www.birdfan.net/2020/09/04/80149/より引用の頬が白いホオジロ(体長約16㌢)
④-2.https://www.birdfan.net/2018/08/03/64299/より引用の頬が赤いホオアカ(体長約16㌢)
④-3.https://www.birdfan.net/2017/11/10/56738/より引用の頬?が黒いスズメ(体長約15㌢)
③の項に続いて二番煎じになるかもしれませんが、アオジやクロジの仲間であります④-1.ホオジロはその名の由来は見たまんまの顔の頬の部分が白いことが由来です。そのホオジロの仲間には④-2.のホオアカがいます。やはり頬の部分が赤いからホオアカです。それでは頬が黒いホオグロはいるのでしょうか。そんな鳥はいませんが、巷のあだ名がホオグロいスズメならいると思います。
⑤-1.https://www.birdfan.net/2019/03/22/69170/より引用のウグイスと間違われるメジロ(体長約12㌢)
⑤-2.https://www.birdfan.net/2019/04/12/69872/より引用のウグイス(体長約14〜16㌢)
よくネットでも、日本画の「梅に鶯」でもよくよく勘違いだなと思いますのが、甘いもの好きな気性の強い⑤-1.のウグイスとどなたもご存知の「ホー、ホケキョ」で有名な⑤-2.のウグイスです。名前が似通っているわけでなし、容姿も似ていませんが、人々はよく間違えます。和菓子の鶯餅の色は明らかにメジロの色で、ウグイスはそんなに鮮やかな黄緑ではありません。また春先の「梅に鶯」も、春に咲く梅の蜜を吸いに来るのは甘いもの好きのメジロです。なぜそんなにウグイスがメジロと間違われるのか。それはウグイスは藪中が大好きで、隠れた所から大きな通る鳴き声です。対して、メジロは春先には街中の民家の蜜を吸いに梅の木に現れますから、人は勘違いするよう。
⑥-1.https://www.birdfan.net/2017/05/19/52769/より引用のアイマスクのメグロ(体長約14㌢)
⑥-2.https://www.birdfan.net/2017/01/27/49523/より引用のウグイスに似ても似つかぬコウライウグイス(体長約26㌢)
前項のメジロとウグイスのように、片一方は露出が多い、少ないで、同系色の緑色というだけの勘違いでした。それではホオジロとホオアカやアオジとクロジみたいに、容姿は見なくても名前を見ただけで、同種の仲間でよく似ているのかなとも思える種もあれば、メジロの仲間に⑥-1.のメグロがいます。「いろんな鳥⑶」に登場しましたチョウセンメジロはメジロと同じく白いアイラインですが、メグロは黒いアイマスクです。⑥-2.のコウライウグイスはウグイスと名前がついていますが、ウグイスはウグイスでもコウライウグイスとは別種の鳥です。鳴き声は「ミャー、ミャオ」。
⑦-1.http://www.pref.kyoto.jp/chutan/moridukuri/1278564109257.htmlより引用の飛び立つために木に登るオオミズナギドリ(体長約47㌢)の翼開長は約120㌢
⑦-2.http://maroleopie.blog118.fc2.com/blog-entry-496.html?spより引用のつがいのオジロトウネン(左がオス、右がメス共に体長約14㌢)
⑦-1.のオオミズナギドリは京都府の府鳥に認定されています。体長約48㌢に対して、翼開長が役120㌢もあり、体長や翼開長はウミネコと同じぐらいでありますが、飛翔時には翼がカモメ類より細長く見えます。歩くのも飛び上がりも着地も不器用なので、朝暗いうちに飛び立ち、全てのオオミズナギドリが毎日巣に帰るわけではありません。⑦-2.のオジロトウネンは年に二回の産卵をし、繁殖開始年齢は、メスは早く満一歳。オスは1~3歳(平均1.8歳)です。成鳥の平均寿命7年。一腹目はオスが抱卵、二腹目はメスが抱卵する交代制です。
⑧https://www.birdfan.net/2021/05/14/82288/より引用のコムクドリ(体長約19㌢)
留鳥のムクドリとは違い、⑧のコムクドリは日本では夏鳥として北海道、本州北部で繁殖します。年一回繁殖で、この繁殖は別段に変わったことがないのですが、産卵は朝6~10時にしかしないとか、オスにも抱卵斑があります。しかし、オスがメスに給餌することはありません。最終卵を産む前に抱卵開始します。亭主関白なのか愛妻家か。