![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65896065/rectangle_large_type_2_f49e2fde095d156468349d1335330476.jpeg?width=1200)
第1837回 鳥にも鼻毛
①https://karapaia.com/archives/52104072.htmlより引用のオーストラリアガマグチヨタカ(体長約35〜50㌢)
以前にも投稿しましたが、人にも髭が生えている方がいらっしゃるように、鳥にもやはり髭が生えている種もいます。同じく鼻毛が生えている鳥もいる訳です。たまたまネットで、①の顔写真のオーストラリアガマグチヨタカを見つけました。この種は、大きい口がガマグチみたいなのが特徴のガマグチヨタカの仲間です。クチバシが扁平で、先が鉤状に曲がっている上に、クチバシの付け根にはピュンピュンした剛毛が生えています。日本の鳥でも生えている種はいると思い調べました。
②-1.http://sims-lab.com/archives/180106-omdem1markii.htmlより引用のヤマガラ(体長約14㌢)のもさもさ髭
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65923665/picture_pc_264931e65148c03da0e11eb2c320bc34.jpeg?width=1200)
②-2.https://www.excite.co.jp/news/article/Karapaia_52290390/?white=onより引用のイギリス、南ヨーロッパおよび東ヨーロッパに生息するヒゲガラ(体長約16.5㌢)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65902810/picture_pc_ae0b89179daa64b5e2f59780f2e6e697.jpeg)
②-3.https://karapaia.com/archives/52093235.htmlより引用のペルーやチリに生息するインカアジサシ(体長約41㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65903074/picture_pc_6d093d84951cb7433112b2ad5e9bb5d0.jpeg)
②-4.http://blog.livedoor.jp/wild_bird_tokyo/archives/43898549.htmlより引用の南西諸島、男女群島に生息するアカヒゲ(体長約14㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65903345/picture_pc_f7b29a1a584af3e2d91362e83a3116b1.jpeg?width=1200)
わたしが育った実家では今となっては法律が違い、日本の野鳥も飼うことが許されていました。その中には②-1.のヤマガラも飼っていて、間近に観察することが出来、写真のようにもさもさの髭かありました。またネットで検索してみますと、外国の鳥ですが、②-2.のヒゲガラや②-3.のインカアジサシが出ますが、本当の髭でなく、前者は黒いアイライン、後者は飾り羽です。日本の野鳥では②-4.のアカヒゲが見つかりますが、顔の下から胸の半分は黒いということで髭ではありません。
③-1.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/bird55-2019/entry-12506737947.htmlより引用のモズ(体長約20㌢)の髭
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65903415/picture_pc_f40a84f433968438bc5183322d8d8b23.jpeg)
③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/sdknz610.exblog.jp/amp/17264715/より引用のあご髭まで生えているトラツグミ(体長約30㌢)
![画像11](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65931363/picture_pc_d42539afa1961480be10f02a025fc738.jpeg?width=1200)
③-3.https://plus.amanaimages.com/items/FYI00332754より引用のカラスの髭
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65903547/picture_pc_3f53520d3ef506f170b3f4fda7f26d07.jpeg)
ネットで「日本の髭の生えた鳥」と検索しても、②能力-2.〜-4.の三枚の写真のように、本当に『髭』というものが生えた鳥は出て来ません。日本で髭の生えた鳥は、③-1.のモズがいます。このほか、③-2.のトラツグミもそうです。恐らくツグミの仲間には髭が生えているかもしれません。鳥の顔写真を検索し、髭の生えた鳥を探すのです。以前に色んな鳥の顔写真を掲載させて頂いていましたので、時間は掛かりませんでした。その中で『鼻毛』が生えているのはカラスとありました。
④-1.https://www.bird-research.jp/1_katsudo/miyamagarasu/what.htmlより引用のミヤマガラス(体長約47㌢)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65904112/picture_pc_4654d327b296ed5d8b0ed76cea35b466.jpeg)
④-2.https://wowokurage.com/corvus-frugilegus-004より引用のミヤマガラスの鼻毛のアップ
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65904189/picture_pc_e807eeb3dd6807583ee5113db0affc24.jpeg?width=1200)
そのネットの記事のカラスとは、身近なハシブトガラスやハシボソガラスではなく、コクマルガラスと共に、西日本に冬越しのためにやってくる④-1.のミヤマガラスです。このカラスのクチバシの左右の付け根付近にある鼻孔には、黒いブラシのような毛があります(④-2.の顔写真参考に)。毛をどかすと、鼻孔も見えます。ネットにはミヤマガラスと限定ですが、これなら身近なカラスにもありそうです。厳密に言うと、毛は鼻の孔から生えていないため鼻毛ではないのかもしれませんが、鼻孔に異物が入り込まない様にする役目は鼻毛と同じです。どんなカラスにもありそうです。
⑤-1.https://www.pinterest.jp/pin/821625525758751150/より引用の鼻とクチバシの際にあるスズメ(体長約15㌢)の鼻毛
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65903685/picture_pc_7a8b34bc4751d1a9315eb8e01262f1b3.jpeg?width=1200)
⑤-2.http://www.uchinome.jp/nature/animal/2016/animal26.htmlより引用のもっとズームアップしたスズメの鼻毛
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65903894/picture_pc_e68f2cef42730318e4d53ba3507dfb55.jpeg?width=1200)
身近なカラスには鼻の穴から生えない『鼻毛』というようなものと思っていましたら、野鳥の中で一番顔のアップ写真が多いスズメの顔の写真を探してみますと、⑤-1.の顔写真には、①のオーストラリアガマグチヨタカの『鼻毛』とされる厳密に言うと、毛は鼻の孔から生えていないため鼻毛ではないのかもしれませんが、鼻孔に異物が入り込まないようにする役目は鼻毛と同じです。写真の剛毛も鼻の下に見受けられますが、⑤-2.のスズメのクチバシのアップ写真には、普段では見えにくい鼻にあたる鼻腔の穴がはっきり写っていて、その鼻腔の上から右横にかけて、細かく毛が生えてのが見受けられます。やはりこれがスズメにとって『鼻毛』であり、鳥の鼻毛は見えにくいです。