第1240回 バレエのチャイコフスキーに登場する野鳥
①https://www.photolibrary.jp/img668/143407_5883290.htmlより引用のイラスト
上の題名のタイトル画の①のイラストはひよこがバレエをしています。私にとって、バレエの中で鳥が登場するのはチャイコフスキーの「白鳥の湖」くらいしか存じ上げませんでした。バレエと言うと、私の苦手なクラシック音楽が流れる中でで、演技が着々と進んでいくものなので、馴染みが薄いものでした。日々野鳥が何かをいろいろ調べていくうちに野鳥の中で、白鳥は本当につがいになれば、その相手と一生添い遂げる素晴らしい純粋な生き物だと思い、苦手分野を調べます。
②https://ballet-ensemble.net/trivia-jp/pieces-jp/swan-lake/より引用の「白鳥の湖」
「白鳥の湖」はバレエを観たことのない方でも名前は聞いたことがある有名すぎる作品だと思います。この作品は婚期のジークフリート王子が湖に白鳥狩に行き、湖に着いて、夜になり月の光が出てくると、白鳥の群れがたちまち女性の姿になり、その女性のなかでもひときわ美しいオデット姫にジークフリート王子は目を奪われました。王子はオデット姫を舞踏会に誘い、その夜にそこへオデットに変装した娘のオディールを連れて、悪魔ロットバルトがやってきて…物語は始まります。
②https://www.tokyocityballet.org/schedule/schedule_000201.htmlより引用の「眠る森の美女」
そのら「白鳥の湖」を作曲したチャイコフスキーは、この「眠れる森の美女」はロシア語や英語の題は忠実に翻訳すれば『眠れる美女』であり、また日本語では『眠りの森の美女』とも訳されます。台本はシャルル・ペローのおとぎ話『眠れる森の美女』に着想を得て書かれました。チャイコフスキーのバレエ音楽の中で最も演奏時間が長いようです。それまでチャイコフスキーのバレエ音楽の作曲は「白鳥の湖」だけであり、バレエ『白鳥の湖』は、当時殆ど歓迎されませんでした。
③https://blog.goo.ne.jp/brugge_style/e/5475525643b01656cae7a2de0d977fb5より引用の「眠れる森の美女」の一場面の青い鳥(フロリナ王女のお話)
またその演技の中で青い鳥が現れる場面は、その青い鳥、フロリナ王女のお話の名前も踊りも、バレエをやっているなら知らない人はいないくらい、有名な踊りなのに、そのもともとのお話を知る人は案外少ないようです。その内容はある国の王様がお后を亡くし、その王には「世界の8つの不思議」と言われるくらい可愛いフロリーヌがいて、後妻の妃にも余り可愛くないトリュトンヌと言う娘がいて、それが後々に現れるチャーミングなシャルマン王との愛の駆け引きとなります。
④https://tokyocityballet.com/triplebill/sleeping-beautyより引用の「眠れる森の美女」の一場面の結婚式
後妻の妃とトリュトンヌに欺かれたシャルマン王はトリュトンヌと婚約しておいて守らなかった罰を7年間受け続けるか、それともトリュトンヌと結婚するかと言われ、頑なに結婚を拒んだ王は罰としてその姿を青い鳥に変えられてしまいました。王女フロリーヌも塔に閉じ込められましたが、青い鳥になったシャルマン王、愛しいフロリーヌが塔にいるかを知り、飛んでいって嘆き悲しんでいるフロリーヌに真実を述べます。その後、紆余曲折を経てハッピーエンドで結婚します。