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第2093回 中国七十二候の鳥

①https://forincs.com/read/solar-term/より引用の中国七十二候

②https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/kous4/2017/01/10/19281.htmlより引用の鵲始巣(かささぎはじめてすくう) 

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   ⑴  雁北郷(かりきたにむかう)  1月6日~10日
雁が北へ向かって渡る時節
「郷かう」=目指す方向へ真正面に向く
⑵  鵲始巣(かささぎはじめてすくう)
1月11日~15日  カササギが巣を作り始める時節
⑶  野雞始雊(やけいはじめてなく)                          1月16日~19日  雄のキジが鳴き始めめる時節
「雞」=鶏の異体字
「雊」=雄のキジが鳴く
⑷  雞始乳(にわとりはじめてにゆす)                        1月20日~25日  
鶏が春の気を感じ、卵を産み始める時節
交尾を始める時節という説も
「乳す」=鳥が卵を産む

③-1.https://surirekigaku.com/2019/01/28/daikan72/より引用の鷙鳥厲疾(しちょうれいしつす)

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③-2.https://skawa68.com/2022/01/30/post-64787/より引用の鷹化為鳩(たかかしてはととなる)

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   ⑸  鷙鳥厲疾(しちょうれいしつす)                        1月26日~29日  
鷲や鷹などの猛禽類が空高く、かつ速く飛び始める時節
「鷙鳥」=荒々しい鳥
「厲疾す」=空高く、かつ速く飛ぶ
⑹  鴻雁来(こうがんかえる)  2月24日~28日
冬の間、湖や沼で鳴いていた雁が北へ帰っていく時節
「鴻」=ガンの大型のもの
「雁」=ガンの小型のもの
鴻雁来と対をなす(雨水次候も白露初候も同じ字で読みが異なる)
日本では「鴻雁北」
⑺  倉庚鳴(そうこうなく)  3月11日~15日
山里でウグイスが鳴く頃
倉庚=ウグイス
⑻  鷹化為鳩(たかかしてはととなる)
鷹が仲春の気を強く感じて、鳩(カッコウ)に姿を変える時節
⑼  玄鳥至(げんちょういたる)  3月21日~25日
玄鳥が南からやって来始める時節
「玄鳥」=ツバメ
玄鳥帰と対をなす

④-1.https://surirekigaku.com/2019/05/07/seimei72/より引用の田鼠化為鴽(でんそかしてうずらとなる) 

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④-2.https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/kous4/2019/04/25/29060.htmlより引用の鳴鳩払其羽(めいきゅうそのはねをはらう)

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④-3.https://www.google.co.jp/amp/s/tenki.jp/amp/suppl/kous4/2018/04/20/28047.htmlより引用の戴勝降于桑(たいしょうくわにくだる)

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④-4.https://jinja-tera-gosyuin-meguri.com/より引用の鵙始鳴(もずなじめてなく) 

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   ⑽  田鼠化為鴽(でんそかしてうずらとなる)           4月10日~14日     
田鼠が陽気を強く感じて鴽になる時節
「田鼠」=クマネズミ(モグラ説も)
「鴽」=ミフウズラ
(11)  鳴鳩払其羽(めいきゅうそのはねをはらう)       4月25日~29日         
鳴鳩が羽を払う(はたき清める)時節
「鳴鳩」=イカル(鳩、カッコウ説も)
(12)  戴勝降于桑(たいしょうくわにくだる)                
カッコウが桑の木に止まって、蚕を生む時節
「戴勝」=カッコウ(ウソ説も)
中国では、カッコウと桑の木は対をなすもの。
(13)  鵙始鳴(もずなじめてなく)
鵙などが鳴き始める時節

⑤-1.https://jinja-tera-gosyuin-meguri.com/より引用の鵙始鳴(もずなじめてなく) より引用の反舌無声(はんぜつこえなし)

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⑤-2.https://shichijuniko.exblog.jp/29525859/より引用の鷹乃祭鳥(たかすなわちとりをまつる)

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   (14)  反舌無声(はんぜつこえなし)  6月16日~22日
反舌が鳴かなくなる時節
「反舌」=モズだが、日本の時期に合わないので日本では鶯
(15)  鷹乃学習(たかすなわちがくしゅうす)             7月17日~22日  
今年生まれた鷹の幼鳥が飛ぶことを覚えて空に舞い上がる時節
(16)  鷹乃祭鳥(たかすなわちとりをまつる)             8月23日~27日  
鷹が捕えた鳥を並べて食べる時節
「乃」=すなわち
鷹は獲物をすぐに食べないで並べて置く習性があるとされ、
人が物を供えて先祖を祭るのに似ている。
(16)  鴻雁来(こうがんきたる)  9月8日~12日
雁が北の方からやって来るのを見かける時節
(17)  玄鳥帰(げんちょうかえる)  9月13日~17日
ツバメが南へ帰って行く時節

⑥http://shumishan.cocolog-nifty.com/blog/2011/10/post-0ec7.htmlより引用の羣鳥養羞(ぐんちょうしゆうをやしなう)

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⑥-2.https://paris3384828.livedoor.blog/archives/2140888.htmlより引用の雀入大水為蛤(すずめたいすいにはいりこはまぐりになる)

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⑥-3.http://masaokato.jp/2013/11/07/005904より引用の野鶏入水為蜃(やけいみずにいりおおはまぐりとなる)

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⑥-4.https://www.kawachichiku.com/2007/03/29/%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%89%E3%83%AA-%E3%82%AD%E3%82%B8%E7%A7%91/より引用の鶡鳥不鳴(かつちょうなかず)

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   (18)  羣鳥養羞(ぐんちょうしゆうをやしなう)          9月18日~22日 
多くの鳥たちが食物を蓄えて、冬に備える時節。
「羣」は「群」の本字
「羞」=おいしい食物
「養う」=とっておく
(19)  鴻雁来賓(こうがんらいひんす)                     10月9日~13日                   
雁が飛来して客人となり、湖や沼がにぎやかになる時節
(20)  雀入大水為蛤(すずめたいすいにはいりこはまぐりになる)  10月14日~19日
雀が海に入って蛤になる時節
(21)  野鶏入水為蜃(やけいみずにいりおおはまぐりとなる)  11月18日~22日
キジが海に入って、オオハマグリになる時節
「蜃」=おおはまぐり 蛤は小さいはまぐり
(21)  鶡鳥不鳴(かつちょうなかず)  12月7日~11日
ヤマドリも鳴かなくなる寒い時節。
「鶡鳥」=やまどり

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