第1196回 よく似た鳥たち
①-1.http://nasika5577.blog.fc2.com/blog-entry-2387.htmlより引用の左側スズメ(体長約15㌢)と右側ニュウナイスズメ(体長約14㌢)
①-2.https://www.nature-engineer.com/entry/2018/08/14/010903より引用のスズメとニュウナイスズメの違い
一番身近な野鳥のスズメで、似すぎている野鳥は何かと言いますと、まず私の住んでいるこの街には、その心配はないと思いますが、隣の市に現れたことがあるみたいなので、やはりはじめに紹介することにしました。①-1.はスズメとニュウナイスズメが一緒に収まっている写真です。①-2.をご覧になればわかりますように、スズメは雌雄同色で顔の首元に黒斑があり、対するニュウナイスズメにはありません。ニュウナイスズメの雌雄はご飯のように、オスは鮮やか色、メスは薄いです。
②-1.https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/hakusekirei-segurosekirei-chigai-miwakekata/より引用のハクセキレイ(体長約21㌢)とセグロセキレイ(体長約21㌢)
②-2.https://yacho-joho.com/niteiru-yacho-chigai-miwakekata/hakusekirei-segurosekirei-chigai-miwakekata/より引用のハクセキレイとセグロセキレイの違い
①-1.、-2.のスズメとニュウナイスズメの違いより、私にはこの②-1.、-2.のハクセキレイとセグロセキレイの違いの方が重要です。私の家の裏には河川が流れていて、ハクセキレイもセグロセキレイも身近というか、間近に毎日のように外出すると、色んなところで歩いていたり、電線に止まっていたりしますが、目視だけでは両種を判別することができません。写真が有れば判別は出来ると思います。鳴き声の判別も澄んだ声のハクセキレイとか、低い声がセグロセキレイとか言います。
③-1.http://info.hitohaku.jp/research/kawau/Kawau_rp_02.htmlより引用の左側ウミウ(体長約84㌢)と右側カワウ(体長約81㌢)
③-2.http://fukuejima.la.coocan.jp/tori/umi-u.htmlより引用のウミウとカワウの違い
また、私の周りにはセキレイに続いて、水鳥にあたるカワウがいます。カワウは溜池で見ることが多いのですが、家の裏にある河川の上流のサギのコロニーには時々、カワウも混じっていることがあります。ウミウは見たことがありませんが、この地が山間に近いので現れはしないと思いますが、もし③-1.のように両種が混じっていましたら、まずはまったくわからないと思います。また③-2.の見分け方を見たとしても、写真のような顔のウミウの羽毛とクチバシの縁の角度が急です。
④https://blog.goo.ne.jp/gunma-daisuki/e/1ac1298eba66e838404a6babd297e302より引用のホオジロ(体長約16㌢)とカシラダカ(体長約15㌢)
④の写真のホオジロとカシラダカは、身近な野鳥の代表のスズメとも似ているといわれますが、毎日スズメを見ているおかげで、もしスズメとこの写真の二種が同じ場所にいたとしても、スズメの一番の特徴であります顔の黒斑があるかないかで分かると思います。しかし、この二種が同じ場所にいましたら判別は出来ないと思います。カシラダカの冠羽はいつもは立っておらず、二種の見分け方はお腹の色が茶色なのがホオジロ、白いのがカシラダカです。正面から見れば分かります。
⑤http://kaba118.jugem.jp/?month=201212#gsc.tab=0より引用の奥側イカル体長約23㌢)と手前シメ(体長約19㌢)
次に登場するのは、二種ともアトリの仲間の手前がシメとイカル。こちらは私の住む街でも身近な野鳥で、やはりアトリの仲間のカワラヒワと同じく、怖い顔で有名です。この他にもこの二種よりクチバシの小さなウソがいます。ウソならこの二種と比べて身体の色が明るいので、どうしてもこの二種の見比べになります。二種とも樹木の新芽が好物で、新春早々私の裏にある樹木にやって来ているみたいですが、見たことがなく、見分け方はグレーか茶色い背中で判別出来ると思います。
⑥-1.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/kuwagata88park/entry-12573260962.htmlより引用の左側ヒレンジャク(体長約17㌢)と右側キレンジャク(体長約19㌢)
⑥-2.https://www.google.co.jp/amp/s/toritoring.exblog.jp/amp/5146613/より引用の左側ヒレンジャクの尾羽と右側キレンジャクの尾羽
この⑥-1.、⑥-2.のヒレンジャクとキレンジャクになれば、お手上げです。姿を見たこともなければ、鳴き声を聞いたこともありません。これまでには、この二種ともわが国では冬鳥で、ヒレンジャクは西日本、キレンジャクは東日本と飛来する生息地が二つに分かれているということと、二種の共通点はヤドリギの実が好きであることです。-1.のように二羽が並んでいれば、判別はかなり難しく思われます。しかし、-2.のように写真で比べることができれば、尾羽の先で分かります。
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