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第2273回 不思議なイソヒヨドリ
①-1.https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/c/f553f387c9898360012de9d66bd8e9d7より引用のメスのイソヒヨドリ(体長約25㌢)
①-2.https://www.birdfan.net/2019/12/27/75995/より引用のヒヨドリ(体長約27㌢)
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①-1.のタイトル写真は最近では街中に進出してきているイソヒヨドリです。私が住んでいます街は山が広がっている自然豊かなところです。その山が広がっている街に初めてこの鳥を見ました時には驚くしかありませんでした。イソヒヨドリは性的二型の鳥です。①-1.の写真のイソヒヨドリはメスで、このメスが海辺の磯にいるのを初めてご覧になられた方が、①-2.の写真のヒヨドリの容姿の体色に似たような鳥である事から「磯のヒヨドリ」ですからイソヒヨドリと名付けたようです。
②https://www.birdfan.net/2018/12/28/67104/より引用のオスのイソヒヨドリ
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私が初めてイソヒヨドリを見ましたのは、街中のマンションの空き部屋の天吊りされたエアコン室外機と天井の間の隙間に作られた巣でした。マンションのベランダのエアコン室外機の周りには、スズメを始め、ハトとかセキレイとか色んな、人に身近鳥たちが営巣致しますのは、存じていましたが、まさかこれまでには海辺の鳥だと思っていましたイソヒヨドリが、こんな山間の街中に現れるなんて、思っても見たかったことなのです。直ぐにイソヒヨドリと判別出来ましたのは、ルリビタキやオオルリといった青い鳥より体長が遥かに大きかったことです。それに青い鳥だから目立ちます。だからイソヒヨドリという名前が、メスの体色がヒヨドリにそっくりだったは不思議です。
③https://www.birdfan.net/2012/04/06/18339/より引用のコンクリートジャングルのイソヒヨドリ
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現在私が住んでいますのは、こんな都会のマンション群ではありませんが、10階建ての5階に住んでいます。昨年よりマンションのベランダにメスのイソヒヨドリがよく訪問してくれるようになりました。それまでは私の部屋の外にあるベランダもどきみたいな小さなスペースに、捕獲しましたトンボやバッタ、セミなどを持ち込み、そこで脚をちぎり、その残骸をよく残してくれていたのです。去年も今年も共用通路の手摺りに巣立った幼鳥を止まらせ、虫を給餌致していましたから、何処かの階の何処かに営巣して、子育てをしたようです。本当にコンクリートが好きな鳥なのです。
④https://miao10.exblog.jp/13328435/より引用の高山で子育てするイソヒヨドリ
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日本の全国何処にでも分布致していますイソヒヨドリは、アフリカとユーラシア大陸に広く分布して、和名どおり海岸や岩山などで多く見られます。 磯や岩場に多く生息していますが、世界的には標高2,000〜4,000㍍の高山の岩石地帯に生息致します鳥で、おもに地上で餌を探し、肉食中心の雑食です。甲殻類や昆虫類、トカゲなど、いろいろな小動物を捕食致します。この点ではカラスやカモメと同じ食性であると言えます。普段は単独行動で群れません。繁殖期ではつがい行動ですが、岩の隙間などに営巣しますが、都市部ではビルの屋上、屋根の隙間、通風口などに営巣することもあります。この点でも人工物でも平気です。
⑤http://www2.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/special/yacho/photo_bbs/?mode=alk&W=R&no=0より引用して飛行しながらさえずるイソヒヨドリ(体長約25㌢)
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ヒヨドリと、イソヒヨドリのメスの身体の色合いが似ていることから「磯鵯」と名付けられました。しかし、名前にヒヨドリと付くのは似ているからであって、その仲間ではありません。イソヒヨドリはツグミや「ヒタキ」の仲間です。ご存知のように、冬鳥のクロツグミや「ヒタキ」の仲間のオオルリなどはさえずりが上手なことで知られています。イソヒヨドリは雌雄で「ヒーチュリツチーチュルリル」などツグミ科特有の声量のある美声で複雑な鳴声でさえずり、その声音と節回しは複雑です。また、繁殖期以外でも天気の良い日はさえずる事が知られる不思議な鳥と言えます。