第760回 日本本来の鳥
①https://www.pinterest.jp/pin/397724210825350566/より引用のイラスト
当たり前のことと思いますが、日本には昔からいる野鳥がいて、アメリカにはアメリカの、またアフリカ大陸やユーラシア大陸、中国、オーストラリアと全世界各地にご当地の野鳥がいて当たり前のことと思います。我が国日本の場合には黒船と呼ばれる外人たちが鎖国をしていた我が国に文化をもたらしていったことで、今の日本があるのは間違いない事実だと思います。その外人の中には生物学者や鳥類学者などの偉い方が日本の野鳥を研究し、世界に広めていただきました。
②https://ja.m.wikipedia.org/wiki/リュウキュウガモ属より引用のリュウキュウガモ(体長約41㌢、多分手前がオスで、奥側がメス)のつがい
北海道本島の東、千島列島のチシマウガラスは、千島に多く分布。また蝦夷のエゾセンニュウは北海道で繁殖し、通過するだけのエゾビタキ、本州などでも繁殖するエゾムシクイ、鳥取県因幡のイナバヒタキは鳥取県東部で初めて記録され、島根県石見のイワミセキレイは石見国(島根県西部)で標本採集されて、北九州筑紫のツクシガモは九州北部に多く生息します。琉球は沖縄のリュウキュウツバメとリュウキュウガモは日本では琉球だけに生息し、ヤンバルクイナは山原に生息。
③日本固有種のセグロセキレイ(体長約21㌢)
英名で“Japanese“から始まる野鳥の中では、ウミウとカンムリウミスズメ、カラスバト、コゲラ、ヒレンジャク、コマドリ、クロツグミ、ウグイス、オオセッカ、サンコウチョウ、メジロは日本とその近辺に生息。ミゾゴイ、ノジコ、イカルは日本のみに繁殖。トキとコジュリンの標本は日本で採集。ツミ、ウズラ、キジ、アオゲラ、セグロセキレイ、カヤクグリは日本固有種とも。また“Okinawa"はヤンバルクイナ、ノグチゲラ。アマミヤマシギとオオトラツグミは“Amami“など。
④日本のコマドリ(体長約14㌢)なのに間違えて記載され”アカヒゲ(体長約14㌢)“になった
学名が"Nipponianippon"のトキは属名、種小名共に日本でシーボルトは『日本のみに生息』と報告しました。"japonica"ウズラとヒレンジャクで
"japonensis"タンチョウ。"japonicus"メジロ。 コジュリンは蝦夷産(標本は函館で採集)で、現在北海道では繁殖なしの"yessoensis" ヤンバルクイナは"okinawae" また"akahige"コマドリの種小名はアカヒゲで、"komadori"アカヒゲの種小名はコマドリなので、入れ違われたと思います。 カンムリウミスズメの種小名もウミスズメの誤記。
⑤女性詞の亜種名のヒバリ(体長約17㌢)
⑥男性詞の亜種名のシメ(体長約19㌢)
亜種名でも女性形と男性形があり、日本の女性形“japonica"はアオシギ、アオバズク、アリスイ、イヌワシ、オナガ、キバシリ、コシアカツバメ、ヒバリ、エゾフクロウ、ホシガラスの十種がそれにあたり、また日本の男性形"japonicus"はエゾアカゲラ、イカルチドリ、シマエナガ、カケス、シメ、タヒバリ、ノスリ、メジロ、ライチョウの九種です。"japonensis"キクイタダキ、ハシブトガラス、ハヤブサ。"nihonensis"シロチドリ
"hahasima"ハハジマメグロ、"nippon"コゲラ、
"nihonensis"シロチドリ、"fujiyamae"富士山 オオタカ、"riukiuensis"リュウキュウウグイス 。