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第1652回 架空の鳥 ⑶

(22)http://www.photo-make.jp/hm_2_1/minamoto_nuhe.htmlより引用の鵺

   鵺(ぬえ)は鵼、恠鳥、夜鳥、奴延鳥とも表記される日本で伝承される妖怪です。『平家物語』などに登場し、猿の顔、狸の胴体、虎の手足を持ち、尾は蛇で、『源平盛衰記』では背が虎で足が狸、尾は狐になっています。室町時代には頭が猫で胴は鶏のものが出現しました。描写の姿形は、北東の寅(虎)、南東の巳(蛇)、南西の申(猿)、北西の乾(犬とイノシシ)といった干支を表す獣の合成という考えもあり「ヒョーヒョー」という、トラツグミの声に似た大変に気味の悪い声で夜に鳴きます。

(23)https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/sun-ship96/entry-11732157727.htmlより引用の比翼の鳥

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   比翼の鳥は(比翼鸟)は、古代中国の伝説上の生物。鶼鶼、蛮蛮とも呼ばれます。伝説では、一対の翼と一つの眼しか持たないため、雄雌鳥が隣り合い、互いに飛行を支援しなければ飛ぶことができないため夫婦の鳥とも言われます。『山海経』の「五蔵山経西山経」によれば、この鳥が現れると洪水が起きるといいます。『爾雅(じが)』の郭璞(かくはく)による注釈によれば、鳧(この場合はマガモ)に似て、青赤色をしている不思議な鳥です。

(24)https://www.phantaporta.com/2017/09/blog-post25.html?m=1より引用のフェニックス

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   フェニックス(不死鳥)は、フェニクスと古代ギリシア語や古代ポイニクス、中世フィニクスといわれ、ラテン語、英語で、死んでも蘇ることで永遠の時を生きるといわれる伝説上の鳥です。自ら炎の中に飛び込み身を灼(や)き、その灰から生まれ変わります。オスが単性生殖で、原型はアオサギ

(25)Twitterより引用のアイヌのフリカムイ

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   アイヌのフリカムイは片翼だけで約30kmはある巨鳥で、十勝川の上流にある洞窟や、網走の海岸にある洞窟に棲んでいたとされます。食事の際には海へ出て、鮭や鯨を捕えて食べていたという。近文の方言ではフーリン、フーリントノと呼ばれ、また美幌ではヒウリ、シウリという発音も記録されています。日本語の文献ではフリーカムイ、フリー、フリュー等とも表記されています。

(26)https://atelierikko.theshop.jp/blog/2019/04/06/115247より引用の鳳凰

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   鳳凰は中国神話の伝説の鳥、霊鳥である。鳳皇とも言い、日本や朝鮮など東アジア全域にわたり、装飾やシンボル、物語・説話・説教などで登場します。 羽ある生物の王。鳳はオスで凰はメス。天上では朱雀となるみたいです。前が鴻、後ろが麟(キリン)、下顎が燕、嘴が鶏、首が蛇、尾が魚、額が鸛(コウノトリ)、顎が鴛(オシドリ)、文が龍、背が亀のよう。羽は五色、丈は四、五尺。四海を飛翔。霊泉を飲み、竹の実を食べ、梧桐(アオギリ)の木にしか止まりません。モデルとなった鳥は、ベトナムに生息するカンムリセイラン(キジ科)です。
頭が鶏に似て、背中に六角形の模様があります。

(27)https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ハルピュイアより引用のハルピュイア

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   ハルピュイアはあるいはハルピー、ハーピー、複数形ハルピュイアイはギリシャ語で「掠める女」です。顔が女性で、鷲のような体。常に食欲旺盛。ギリシア神話に登場する女面鳥身の伝説の生物です。顔から胸までが人間の女性で、翼と下半身が鳥と描写されます。元はクレータ島に伝わるつむじ風や竜巻を司る女神だったといわれます。

(28)https://souzoulog.com/2016/07/23/聖獣まとめシリーズ第二弾「八咫烏とはどんな聖/ https://souzoulog.com/2016/07/23/聖獣まとめシリーズ第二弾「八咫烏とはどんな聖より引用の八咫烏

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   八咫烏は日本神話に登場する烏であり導きの神。神武東征の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされます。一般的に三本足の姿で知られ、古くより姿絵が伝わって来ています。

(29)http://2wings.blog59.fc2.com/blog-entry-141.htmlより引用のラヴェンナ

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   ラヴェンナはイタリアの都市の名前で、ラヴェンナの怪物といいます。頭上に角がある人面で、胸は人体、腕はなく両翼があり、下半身は鳥。一本足。膝にも目があり高速で飛び回り、残酷です。

(30)https://onibi.cocolog-nifty.com/alain_leroy_/2019/01/post-68e6.htmlより引用の中国の鸞

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   中国の鸞(らん)は伝説の霊鳥。日本の江戸時代の百科事典『和漢三才図会』には、実在の鳥として記載されています。それによれば、中国の類書『三才図会』からの引用で、鸞は神霊の精が鳥と化したものとされています。「鸞」はオスの名であり、メスは「和」と呼ぶのが正しいとされます。鳳凰が歳を経ると鸞になるとも、君主が折り目正しいときに現れるともいい、その血液は粘りがあるために膠として弓や琴の弦の接着に最適。

(31)https://ecotopia.earth/article-663/より引用のロック鳥

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   ロック鳥とはマダガスカルに生息します。中東・インド洋地域の伝説に登場する巨大な白い鳥で、三頭のゾウを持ち去り、巣の雛に食べさせてしまうぐらい大きく力が強いとされます。ルフとも呼ばれ、シンドバッドの船を壊すロック鳥です。

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