第623回 美男な野鳥
①http://karapaia.com/archives/52207307.htmlより引用の貴公子オウギワシ(体長約100㌢)
②https://ikimono-matome.com/harpy-eagle/より引用のナマケモノを捕獲したオウギワシ
美男な野鳥もやはり、外国の野鳥であり、猛禽類のオウギワシがタイトルを飾りました。日本のオオワシでも良かったんだとも思いましたが、オオワシは表情が怖すぎるので、冠毛が逆立っているこのオウギワシにしました。外国のロマンスグレーの髪をした世界的に有名な俳優のようです。パナマ共和国の国鳥としても崇められています。オウギワシの魅力的は、大きな体だけでなく、約13㌢もの長く鋭い爪を持っており、この爪で獲物をがっちりと捕まえます。野性味溢れます。
③http://kazenogogo.com/yatyou4.htmlより引用のひいき目?ハンサムなモズ(体長約20㌢)
この③の写真のモズはこの日本で言うならば、日本らしい美男子な野鳥だと思います。モズの漢字表記は「百舌鳥」。ほかの沢山の野鳥の物真似をする頭の良い芸人だと思います。モズは良く猛禽類になり損ねたスズメと揶揄されるくらいの精悍な顔つきをしています。鋭いクチバシは鉤型をしており、ワシタカの面影があります。また繁殖期にはメスに対しても、自分の縄張りを主張し、繁殖期になると、メスに強さの誇示の「早贄」や他の野鳥の色んな物真似。メスの心を掴みます。
④http://mhitaste.cocolog-nifty.com/blog/2017/12/post-dd01.htmlより引用の「青い鳥」は美男子なルリビタキ(体長約14㌢)
ネットで美男子な野鳥と検索すると、ヒタキの仲間がよく現れます。ジョウビタキにキビタキ、そしてこの⑤の写真のルリビタキです。敢えてこのルリビタキを選んだのは、クールな二枚目のように思えたからです。ルリビタキは漢字表記で「瑠璃鶲」。『瑠璃』という宝石のような色合いが魅力の一つです。そのほかシメやカワラヒワ、レンジャクの仲間は強面、ウグイス、ヤブサメはポーカーフェイスとなるし、カモの仲間はアヒル口…ヒタキ兄弟が二枚目なのかもしれません。
⑤http://flyingobjectphoto.blog.fc2.com/blog-entry-441.htmlより引用のカッコいいオオタカ(体長約50〜56㌢)
⑤の写真は言わずと知れたオオタカです。ワシの仲間はこのタカの仲間と違って、顔に迫力がありすぎて二枚目美男子の部類には入れにくいと思います。その点、このオオタカは若くて鋭い二枚目って感じです。オレの縄張りには一歩たりとも入らせないぜ。もし入るんだったらオレを倒してからいけ…みたいに凄んでいます。決してワシのように身体が大きいわけではないのに、いや自分(体長約50㌢)より大きなサギを仕留めたり、執拗に迫るカラスを返り討ちにするなど、男らしい。
⑥https://blogs.yahoo.co.jp/natureosono/35082645.htmlより引用のカラ類のリーダーシジュウカラ(体長約14㌢)
この特集にトリで登場するのは⑥の写真のシジュウカラです。シジュウカラは最近身近な野鳥となり、春から冬にかけて私たちの街中に現れ、木の枝がなかったら、電線に止まって機嫌よく鳴いています。このシジュウカラは幾度となく語らして頂いていますが、カラ類のリーダーとして、またいつも真面目すぎるくらいに、首から胸にかけて、太いネクタイをきりりと締めて、ヤマガラ、コガラ、ヒガラ、コゲラなどと冬の最中、餌探しに混群を率いてリーダーシップを発揮します。