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第677回 野鳥のお仕事

①https://sp.seiga.nicovideo.jp/seiga/#!/im2411382より引用のニワトリか焼き鳥を販売するお仕事

②https://www.google.co.jp/amp/s/innervate.exblog.jp/amp/19939708/より引用の木の幹を突くアカゲラ (バイクのヘルメット)

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   キツツキが木に穴をあけるには、一秒間に二十回もクチバシで突きます。その時キツツキが受ける衝撃は、時速20kmで壁に頭をぶつける衝撃ですが、頭痛や脳震盪を起こしません。それはキツツキの脳は、三重のクッションで衝撃を吸収します。クチバシの根本に発達した筋肉と大きく厚い頭蓋骨の中のスポンジが、頭に伝わる衝撃を吸収し、長い舌の付根は後頭部にあり、頭蓋骨をぐるりと取り囲むクッションで脳を守っています。それを応用してバイク用ヘルメットになりました。

③https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/kakegawakachoen/entry-11171298597.htmlより引用の大きいけど、軽くて丈夫なオニオオハシのクチバシ (車の搭乗者保護パネルや飛行機の翼の軽量化)

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   オニオオハシは、体の1/3もある大きなクチバシが特徴です。重さは10円玉3枚約15gと非常に軽く、鳥の体重の僅か1/20です。軽量化と強度に長けています。クチバシの三つの特徴は、①中が中空になっている ②外側を形作るシェル層はケラチンというタンパク質の六角形状の薄板が重なり合いダンボールをサンドイッチにして強度を強化③シェル層の内側に発泡構造と呼ばれるハニカム構造  これらから衝突事故から搭乗者を守る自動車パネルや、超軽量飛行機の翼や機体の構造に。

④https://www.google.co.jp/amp/s/fukagesh.exblog.jp/amp/21557472/より引用のカワセミのダイブ写真(新幹線の先端部分)

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   カワセミは体を一直線に伸ばし、時速百kmものスピードで獲物めがけて水中に飛び込みます。水しぶきすら上げず弾丸ダイブするカワセミのクチバシは、水や空気の抵抗を減らすために鋭い四角錐の形をしています。高速で新幹線がトンネルに進入すると、空気銃のようにトンネル内の空気が圧縮され、トンネルの出口でドーンと大きな騒音が発生します。その対策にカワセミのくちばしの形がよいことが明らかになりました。 走行抵抗を30%減らし、またトンネルと通る時に発生する騒音を解決することに成功しています。

⑤https://fireside-essay.jp/miyazaki/bird/fukurou/29.htmlより引用の夜に音も無く獲物を狩るフクロウ

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   夜行性のフクロウは闇夜にまぎれて音もなく木から舞い降り、鋭い爪で野ネズミやウサギに襲いかかります。野鳥の中でフクロウが最も静かに飛ベルのは、翼の前のふちに生えている「風切り羽」に普通の鳥にはない小さなギザギザがたくさんついていて、このギザギザが空気の抵抗を減らす役割をもつため、空中で音がしないのです。フクロウと同じように、ギザギザのついたパンタグラフを採用することで、新幹線が騒音をおさえて時速300kmで走行できるようになりました。

⑥https://mushinavi.com/navi_bird/data-tobi.htmより引用のトビのモーフィング翼(飛行速度と航続時間に応じて翼の形を変えられる、新しい飛行機の翼→モーフィング翼)

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   野鳥は翼が飛行中に、いつも広げられたままの状態ではありません。滑空している時には、風をたくさん受けられるように翼を横に大きく広げ、
飛び立つ時や着地したりする時には、翼を立ててバサバサと羽ばたきます。また獲物を狙って急降下する時には、翼をすぼめて面積を小さくし、空気抵抗が少なくしています。このように、野鳥は飛んでいる時の状況に応じて、絶えず翼の向きや形、幅、面積を細かく微調整しています。これを応用したのが飛行機のモーフィング翼です。

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