第1183回 お洒落な鳥たち
①https://sozai-good.com/illust/animal/bird/より引用のお洒落な鳥のイラスト
これはどんな動物や鳥にも言えることですが、種によって、凄く身嗜みをしている犬や猫、鳥だってそうです。生まれた時からの姿を大切にします。犬や猫は身体中をペロペロ舐めて、また鳥はクチバシで羽を丁寧に手入れしたりして、自分の姿を綺麗にします。何時も思うのは、人間なら道具を使えるのに、それが出来ずに一つ一つ丁寧に手入れをするのです。また、猫は水が苦手ですが、犬と鳥は水浴びが大好き(猫も好きな個体もいて、犬鳥でも嫌いな個体もいます)でお洒落です。
②https://note.com/hiho2351/n/na6a47a73e49bより引用の着飾ったカワセミ(左がオス、右がメス共に体長約17㌢)のつがい
私のハンドルネームの一部(翡翆の後ろの漢字)になっている②の写真のカワセミを、初めてこの野鳥を見た時は、これはほかの野鳥とはちょっと違うと感じました。身体の割に頭でっかちの凄く長いクチバシ。はっきり言ってずんぐりした身体なのに、余りある青い構造色の輝く身体。雌雄ともに綺麗な鳥です。雌雄揃って綺麗な体色のペアルックス。同じ雌雄同色のカラスなんて、悪く言うわけではありませんが雌雄とも真っ黒マント。カワセミのメスなんて、下唇に赤く口紅してます。
③https://www.google.co.jp/amp/s/papapaddle.exblog.jp/amp/11128861/より引用の一歩下がって影を踏まないオシドリ夫婦(左がオス、右がメス共に体長約45㌢)のメス
「翡翠」の『翡』はオス『翠』はメスを表しています。また③の写真はオシドリのつがいです。またこのオシドリも「鴛鴦」の『鴛』はオス『鴦』はメスを表しています。カワセミはペアルックスのお洒落をしています。またこのオシドリの良いところは、鴛鴦夫婦と言うくらい仲の良い夫婦を形容します。写真をご覧になってわかるように「一歩下がって影を踏まない」と言うように、派手な出立のオスに比べて、控えめで慎ましやかなメスは我が日本の古き良き時代のお洒落です。
④Twitterより太いネクタイが自慢のシジュウカラ(体長約14㌢)のオス
②の写真のカワセミや、③の写真のオシドリは野鳥の中でも綺麗な部類ですが、ほとんどの野鳥は樹上で採食するものは、雌雄同色が多いです。②のカワセミのつがいのように綺麗な体色をした野鳥は他にはソウシチョウくらいのもので、大概は揃って地味な体色が多いです。それか又は、日本三鳴鳥のひとつオオルリや、国鳥でメスより身体の大きなキジ、そして渡りをする水鳥のマガモなど、オスがメスを守るためにあえて自分が、天敵の対象になってもメスとヒナを守る強い鳥です。
⑤首に赤いスカーフを巻いたノゴマ(体長約15㌢)のオス
⑤の写真はノゴマです。ヒタキの仲間で、アジア大陸に広く分布して、日本では夏季に北海道に繁殖のために飛来する夏鳥で、岩手県早池峰山でも繁殖例があります。本州以南では渡りの途中に飛来する旅鳥でもあります。南西諸島では少数が越冬する冬鳥です。日本固有種でもないノゴマの名前の由来はさえずりが上手いので、コマドリみたいだからノゴマ。またお洒落な首のスカーフをひねって、ホオアカならぬ『ノドアカ』または、日本の象徴である日章旗の『ヒノマル』です。
⑥首にしぶいネッカチを巻いたキジバト(体長約33㌢)
最後に登場するお洒落な野鳥は、⑥の写真のキジバトです。キジバトは別名にアオバトと同じくヤマバトの名を授かっています。ユーラシア大陸東部、日本と東洋的な野鳥で、国内で繁殖する留鳥です。キジバトの名前の由来は国鳥キジのメスの身体の模様に似ていますのでこの名がつきました。身体の模様をご覧頂いてもお分かりになるように、凄く日本的な雰囲気を持つ野鳥です。そのキジバトの首元には、縞模様のネッカチが首に纏われています。なぜか中村主水が浮かびます。
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