第1171回 鳥の歩き方
①http://putiya.com/html/title02/animal_bird_01_hakuseki_01.htmlより引用の歩くハクセキレイのイラスト
ちょっと前までは街中の人の集まるところにいつもゆっくりと何か下を向いて何かを突いて、歩いていたのは、餌を求めている何時も群がっているドバトだけだったのですが、最近では①のイラストのように、単独かまたはつがいで、コンビニ前の駐車場にドバトたちとは違って、せかせか、せかせか歩き回っているのが、このハクセキレイです。車が近付いてこようとも、見ている私たちがひやひやするほど、飛び立とうともしません。私たちはどれほど、ひかれたドバトをみたことか。
②https://www.sozailab.jp/sozai/detail/15058/より引用の歩く鶏の親子
このドバトとハクセキレイの他には、これも最近になって街中に進出してきましたキジバト、そしてそろそろ街中生活に落ち着いてきたと思われるムクドリと街中に眼をやれば、鳥の代表的な歩き方のウォーキングで地上で採餌している鳥たちは沢山います。その他に野鳥ではありませんが、家禽の代表的な存在である鶏も飛ぶことができないが故の地上採餌にて、地面をとことこ歩きます。私たちが子供の頃には、近所には必ず鶏を飼っておられるお宅があり、歩く姿を見たものです。
③https://www.istockphoto.com/jp/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC/%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%AE%B6%E6%97%8F%E3%81%AE%E8%A1%8C%E9%80%B2-gm1216075695-354457073より引用の歩くペンギンの親子
街中やこれまでに会った鳥たちだけでなく、私たちが子どもの頃に連れて行ってもらったり、若かりし頃に彼女を誘って出かけた動物園にも、地上採餌の代表的な存在の鳥はいます。それは幼児のようにとことこ歩くペンギンや、野生のサバンナでは最速の時速約80kmで走るダチョウがいます。みんな飛べないが故に地上では歩いて生活しています。ヤンバルクイナやニュージーランドのキウイも野鳥なのに飛ぶことができません。ダチョウだけは走行系で、ランニングスタイルです。
④Twitterよりホッピングするスズメ
鳥の歩き方をおさらいしますと、街中を歩いているドバトやキジバト、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ムクドリの歩き方は人と同じ歩き方の「ウォーキング」そして一種だけ④の写真のようにぴょんぴょん飛び跳ねて移動するスズメは「ホッピング」で、 小鳥に多く、また樹上性の鳥がそうです。ホッピングは両脚をほぼ揃えて行い、左右の脚を前後にずらします。カラスで地上性が強いハシボソガラスはウォーキング、街中はその両遣いのハシブトガラスは基本的にはホッピングです。
⑤https://blog.goo.ne.jp/snapshot2005/e/cea511844dbdafcb6f7396bf312e873eより引用の走るキジ
地上性の強いウォーキングは外敵に出会すことが多いので、速度を速めるときは、脚を素早く動かせることで、早く歩行に移れます。首を振る鳥は、一歩を長くすることが多く、鳩の仲間やバン、コジュケイ、ムクドリなどは一歩が大きいです。首を固定したまま小走りはチドリが多いです。また樹上性が高いアオバトはウォーキングです。キジは鶏の仲間ですが、サバンナのダチョウには及びませんが、繁殖期には時速約30km位で走るウォーキングの「ランニング」に当たります。