第1901回 尾っぽの長い鳥
①-1.https://kotori-pastry.com/tori-ookisa-iroiro/1255/より引用の尾羽の長いオナガのイラスト
①-2.https://www.attaka.or.jp/kanko/dtl.php?ID=47より引用のオナガドリ
今回の①-1.のタイトルのイラストと題字が「尾っぽの長い鳥」ということで、この場合の『尾っぽ』とはイラストのオナガの「尾羽」やサンコウチョウなどの「飾り羽」のことを意味いたしますが、その寸尺には全体的な体長からする割合云々か基準となると思います。しかし、この①-2.の写真のオナガドリは、野鳥ではなく家禽とはいえ、その尾羽の長さたるや、一番長いもので、約13㍍の記録を持つといいます。大体が体長約70㌢くらいですので、自分の体長の約19倍程の長さです。
②-1.http://www.birdfan.net/2020/01/17/76388/より引用のエナガ(体長約14㌢)
②-2.http://www.birdfan.net/2021/08/13/83037/より引用のオナガ(体長約36㌢)
②-3.http://www.birdfan.net/2010/04/02/5180/より引用のカササギ(体長約45㌢)
この上記の三枚の写真のうちで、一番身体が小さいのは、②-1.のエナガです。エナガは尾羽の長さまで入れましても、体長約14㌢で、スズメより小さな身体です。エナガの尾羽と身体のみの比較は、7.5㌢と6.5㌢で、約54%が尾羽です。次に体長の大きなカラスの仲間のオナガは36㌢といいますから、ハトよりも大きいです。尾羽が22㌢に対して、身体のみが14㌢なので、約61%。三番目のカササギは体長約45㌢で、尾羽が23㌢、身体のみが22㌢で、約51%となり、オナガが一番長いです。一番身体の小さいエナガが健闘しています。
③-1.http://www.birdfan.net/2017/09/22/55639/より引用のハクセキレイ(体長約21㌢)
③-2.http://www.birdfan.net/2018/05/18/62415/より引用のサンコウチョウ(写真はオス体長約45㌢)
③-1.の写真はよく見かける身近な鳥のハクセキレイです。いつの間にか街中に進出して、コンビニの駐車場でとことこ歩きながら何かを啄んでいます。その鳥の体長は21㌢あり、尾羽の長さが約10㌢、身体のみが11㌢ですから割合は約48%です。③-2.のサンコウチョウは私はまだ見ぬ鳥で、地球外生物と自分で揶揄しています。この鳥の長すぎる尾羽は、実は繁殖期にだけ見られる飾り羽です。その時の体長が45㌢、身体のみがメスの体長と同じく17㌢だという事ですから、割合は約62%です。飾り羽は渡り時には自分で抜きます。
④-1.http://www2.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/special/yacho/photo_bbs/?mode=al2&namber=3130&rev=0&no=0&KLOG=2より引用のつがいのキジ(手前がオス体長約80㌢、奥がメス体長約60㌢)
④-2.https://zaonofumoto.blog.fc2.com/blog-entry-2707.htmlより引用のつがいのヤマドリ(奥がオス体長約125㌢、手前がメス体長約55㌢)
日本の野鳥の中では大型クラスの尾羽が長い鳥ということに上記の二種はなると思います。④-1.の写真の皆さんもご存知のキジは、④-2.の写真のヤマドリと同じく性的二型で、二種とも「キジ」の仲間ということになります。まずキジのオスは体長が80㌢に対して、尾羽の長さは最長で33㌢ありますから、その割合は約41%です。このキジの仲間の普段はお目にかかれないヤマドリのオスは体長が125㌢もあり、尾羽はWikipediaによりますと41.5〜95.2㌢と幅はありますが、平均すれば、平均約75㌢くらいなので、その割合は約60%です。
⑤-1.https://torilog.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/825_eb0b.htmlより引用のオスのテンニンチョウ(体長約12㌢、繁殖時体長約32㌢)
⑤-2.https://ameblo.jp/patthral401/entry-12347755880.htmlより引用のコウホウジャク(繁殖期体長約50㌢)
⑤-3.http://photozou.jp/photo/show/240261/215042479より引用のヤマムスメ(体長約66㌢)
⑤-4.http://maroleopie.blog118.fc2.com/blog-entry-506.htmlより引用のサンジャク(体長約70㌢)
ここからは外国の尾羽が長い鳥になりますが、⑤-1.のハタオリドリの仲間のテンニンチョウは体長こそわずか12㌢ですが、オスは繁殖期になりますと、体長約32㌢にもなり、そのうちのおはようの長さは16〜20㌢にもなりますから、割合は約56%です。⑤-2.のコウホウジャクもハタオリドリの仲間で体長は15㌢。オスは繁殖期には尾羽が50㌢にもなり、その割合は約77%となります。⑤-3.のカラスの仲間の台湾のヤマムスメは体長が約66㌢もあり、そのうちの尾羽の長さは34㌢、割合は約52%。また同じく⑤-4.のカラスの仲間のサンジャクはヤマムスメより少し大きな体長約70㌢で、尾羽の長さは45㌢で割合は約64%という具合。
⑥-1.https://www.google.co.jp/amp/s/entametimes.com/kotodori-3436/ampより引用のコトドリ(体長約80〜100㌢)
⑥-2.https://www.mirainoshitenclassic.com/2019/03/n_25.html?m=1より引用の尾羽の長いケツァール(体長約90~120㌢)
⑥-3.http://takanesumire.blog15.fc2.com/blog-entry-2338.htmlより引用のインドクジャク(体長約230㌢)
⑥-4.https://m.facebook.com/229816240437658/posts/1671628912923043/より引用のカンムリセイラン(体長約150〜235㌢) 尾羽の長さは150~170㌢
⑥-1.の写真のコトドリは本来なら、鳴き真似、物真似が上手いことで登場する鳥なのですが、このこの項では尾羽の長さで登場です。キジの仲間と思いきや、スズメの仲間です。体長が約90㌢で、尾羽の長さは最長で60㌢なので、割合は約67%。また世界一美しい鳥のと言われる⑥-2.の写真のキヌバネドリの仲間のケツァールも、体長約105㌢に対して、尾羽が約65㌢なので、割合は約62%。また日本でも動物園でご覧になれるキジの仲間の⑥-3.の写真のインドクジャクは体長約230㌢に対し、尾羽は約150㌢、その割合は約65%。一番最後に登場の⑥-4.の写真はやはりキジの仲間のカンムリセイランはインドクジャクよりやや大きな体長約235㌢で、尾羽の長さは約170㌢で、その割合は約72%で、尾羽の長さは一番長いです。