第1853回 いろんな鳥 ⑹
※http://hukumusume.com/douwa/betu/aesop/12/04.htmより引用のいろんな鳥のイラスト
①-1.https://www.birdfan.net/2020/03/13/77922/より引用のコウノトリ(体長約112㌢)
①-2.https://pz-garden.stardust31.com/tori/kounotori-chidori/kounotori/syubasikou.htmlより引用の西洋のコウノトリのシュバシコウ(体長約100〜110㌢)
⑨-1.のコウノトリは昔から私たちの世代が小さかった頃、赤ちゃんはこの鳥が運んで来ると教えられました。クチバシの色が違う西洋でのコウノトリの⑨-2.はシュバシコウです。シュバシコウと別種とする説と同種とする説があり、コウノトリとシュバシコウとの間で二代雑種までできます。
②-1.https://nazology.net/archives/85945より引用のツメバケイ(体長約62〜70㌢)
②-2.https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/8827/?ST=m_newsより引用のヒナのツメバケイに生えている爪
ちょっと変わった鳥 ⑴では日本の恐竜の名残の翼に爪を持つオオセッカを紹介しました。この頃は南アメリカ大陸の北部から中部のアマゾン川とオリノコ川流域の熱帯地域に生息し、ガイアナの国鳥でもある⑨-1.のツメバケイです。この鳥の主食は木の葉です。微生物の助けを借りて消化するようです。⑨-2.のようにヒナの翼には爪があり、敵が来ると下の水に飛び込み、危険が過ぎると爪を使ってよじ登り、巣に戻る離れ技をします。
③-1.https://www.birdfan.net/2017/01/27/49544/より引用の日本では妖怪「鵺」のトラツグミ(体長約30㌢)
③-2a.https://www.birdfan.net/2020/11/06/80554/より引用のノビタキ(体長約13㌢)
③-2b.https://www.google.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/hiro1001980/entry-12587819924.htmlより引用の夏羽のノビタキがフライキャッチ
日本では大体が妖怪「鵺」通す⑩-1.のトラツグミはアイヌ語ではたいていの鳥獣をカムイ(神)にしているが、トラツグミだけはアイヌ語でシプイアウクと肛門で呼吸する鳥なんて鳴き声から付けられたといいますがかわいそう。また⑩-2a.の日本では夏鳥として、本州中部以北に渡来し繁殖する
ノビタキの採食方法は⑩-2b.のフライキャッチ、ダイビングキャッチの二つです。それは止まり場を必要とするので越冬地でも縄張り分散します。
④https://www.birdfan.net/2016/09/16/46132/より引用のオオグンカンドリ(体長約100㌢)
④のグンカンドリはオオグンカンドリで、もう一種はコグンカンドリです。陸から離れた外洋性の海鳥ですが、皮脂腺の発達が悪く、羽毛には防水性がありません。脚が小さく、水掻きも発達していないので泳げなく、遊泳能力を犠牲にし、曲技飛行に熟達していますが、そのため他の鳥から餌を横取りしないと餌が足りないという有様です。
⑤-1.https://www.birdfan.net/2020/09/04/80149/より引用の本家本元のホオジロ(体長約16㌢)
⑤-2a.http://otomenosaito-10.dreamlog.jp/archives/52093728.htmlより引用の左がアオジ(体長約16㌢)と右がクロジ(体長約17㌢)
⑤-2b.https://www.google.co.jp/amp/s/jin33.exblog.jp/amp/19064334/より引用のクロジとアオジ双方のメス
⑤-3.https://digibirds.hatenablog.com/entry/20170103/1483428308より引用のキガシラシトド(体長約17〜18㌢)
⑤-4.https://www.birdfan.net/2021/03/05/81750/より引用のユキホオジロ(体長約16㌢)
⑤-1.のホオジロには沢山の仲間がいます。ミヤマホウジロ、ホオアカ、ハタホオジロ、オオジュリン、カシラダカ、ズアオホオジロ、⑤-2a.b.のアオジとクロジはメス同士が良く似過ぎていますし迷鳥ですが、⑤-3.のキガシラシトド、⑤-4.の冬鳥として主に北海道に渡来する数は多くないユキホオジロと多種多様に仲間はいます。アオジの仲間にクロジはいますが、アカジはいません。ホオジロの仲間にはホオアカはいます。ネットでホオグロとあり、その正体は黒丸ほっぺのスズメです。
⑥-1.https://www.birdfan.net/2014/06/20/28992/より引用のヨタカ(体長約29㌢)
⑥-2.https://www.birdfan.net/2014/09/26/30396/より引用の起きているヨタカ
ネットで⑥-1.のヨタカの写真を検索すれば、上の写真のように瞼を閉じている写真が圧倒的に多いです。それは夜行性だから仕方ないかもしれませんが、⑥-2.のような眼を見開いたヨタカの写真は大変です。特徴は ⑴ クチバシは小さいが口は大きく開く ⑵ 口の周りには長い剛毛があり、捕虫網のような働きがある ⑶ 羽は柔らかく、フクロウのように音がしない ⑷ 第三趾には羽を掃除するための突起がある ⑸ 夕方、飛びながら虫を食う ⑹ この時刻、上空は明るく、地面は暗い。
低い枝に止まるとき、普通なら暗くて見えない。
⑺ ヨタカの網膜は、上半分がフクロウと同じで、
下半分は普通の鳥と同じなので両方良く見える。
(空は網膜の下に映り、地面は上に映る)⑥
⑻ 眼が大きく、網膜に入る光量を増やす反射層を持つ。
⑼ 夜間視力が極めて良い。夜、虫を捕らえるときに視覚を主に使う鳥は、採食効率の良い満月の前後各一週間に、繁殖サイクルのピークを同調させている
⑽ 抱卵は、日中はメス、オスは夜だけ。
孵化後2~3日たつと口にくわえて移動?
近縁のヨーロッパヨタカは、卵を口にくわえて運んだり、雛を両足の間に挟んで運ぶのが観察されている。