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第1512回 身近なスズメ

①https://www.google.co.jp/amp/s/citrus-net.jp/amp/93096より引用の朝に仲間で鳴き合うスズメたちのイラスト

   タイトル画のイラストは皆さんも、経験したことがあるはずです。朝に窓の向こうから「チュンチュン、チュンチュン」と電線なんかに、数羽が止まって、鳴きあっています。もう皆さんもお馴染みの私たちに一番身近な野鳥であるスズメの一日の始まりである一コマです。野鳥の中にはまだ日の出が来ていないのに、さえずり早すぎる早起き鳥もいますが、このスズメは日の出から活動する多くの人間と同じタイプの生き物と言えます。スズメたちの鳴き声は何を話しているのでしょう。

②https://www.google.co.jp/amp/s/miyakejima.seesaa.net/article/411942494.html%3famp=1より引用のシジュウカラの混群のイラスト

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   ②のイラストは、カラ類などの混群のイラストです。シジュウカラは簡単な単語を使って、言葉を話し、カラの仲間のヤマガラコガラなど、またシジュウカラと良く同じ環境にいるメジロや、キツツキの仲間のコゲラなどの小さな野鳥たちの冬場の混群を率いる指導的な役目を果たしています。よく耳にするのが「ヂヂヂヂ」どう言う鳴き声は、餌があったと知らせ「チカチカ」と鳴くと、外敵が近づく注意の意味を持ち「ジャージャー」と鳴くと警戒の意味。「ピーツピ」は確認。

③https://publicdomainq.net/eurasian-tree-sparrow-0011525/より引用のスズメたちの井戸端会議のイラスト

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   大きく分けると、シジュウカラスズメの仲間なのですが、スズメと違うところは、シジュウカラたちも身近な野鳥ですが、やはり人間とはある意味で距離を取っています。それに対してスズメたちは、民家やその周辺に住んでいて、ある意味人と共に生活をしています。良かれにしろ、悪かれにしろ、人間の生活をスズメは間近に見ていることになるのです。シジュウカラと同じように、スズメの地鳴きは餌を見つけた時、仲間に餌のあると知らせるために「チュンチュン」と鳴きます。

④https://www.google.co.jp/amp/s/chicodeza.com/freeitems/suzume-illust.html%3famp=1より引用のスズメの集団生活のイラスト

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   朝によく聞こえるさえずりはオスがメスを呼び寄せるための求愛行動なのだそうです。またスズメは身内から始まる集団生活をしています。何かのネットでスズメの繁殖期は20組以上揃わないと、繁殖しないらしいです。そのせいか、スズメが「ジュジュジュ」と鳴いて仲間に知らせるのは、スズメが警戒しているときの鳴き声なのです。またスズメ同士で喧嘩になったときにもこの鳴き声が発せられます。また、人間にも発せられます。

⑤https://www.amazon.co.jp/こすずめのぼうけん-こどものとも傑作集-ルース・エインズワース/dp/4834005267より引用のスズメの冒険のイラスト

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   そんな集団生活をするスズメの中にも、産まれた時に、その地域が餌不足に襲われた時や、余りにも繁殖しすぎた時には、その集団生活から離れるスズメたちが出てきます。人間社会でもあるように、親元を離れて独り立ちするという風に捉えています。調査によりますと、留鳥集団と百km以上を移動する移動性の高い集団が存在していることが明らかとなり、この調査に於いて、新潟県で標識放鳥された約5700個体のうち、七個体が岡山県で、三個体が高知県で標識回収されました。

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