![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971022/rectangle_large_type_2_7370fcefffcfc670e1011859860fdcc7.jpeg?width=1200)
第2007回 電線の鳥 ⑴
①jp.123rf.comより引用の電線にペンギンのイラスト
私の住むマンションの前にも当たり前ですが、電線があり、よく鳥が止まっています。①のタイトルイラストは電線に複数のペンギンが止まっていますイラスト。イラストだから好き放題に描くことが出来ますから、ペンギンも電線に止まれるわけです。もし仮に本当にペンギンが電線に止まっていましたら、マスコミが放ってはおかず、大騒ぎになることだと思います。何故ならペンギンは飛ぶことが出来ません。そのペンギンが電線まで飛んだか、電柱を登って、電線まで辿り着き止まったのかです。やはりペンギンは止まれません。
②jp.123rf.comより引用の電線に止まっている鳥のイラスト
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971030/picture_pc_adb868ce64e4c8c73720861f0bfa345b.jpeg?width=1200)
②は電線に止まっています鳥がシルエットになっています。電線にはどんな鳥が止まっていますのでしょう。私は毎朝の出勤時に電線を見上げますと、必ずいますのが「チュン、チュン」と鳴いていますスズメがいます。そのほかには「カァ、カァ」とハシブトガラスが止まっています。また夕方の駅のロータリーの電線にはムクドリが「ギャー、ギャー」うるさく止まります。他には、職場の植え込みにやってきたキジバトが止まったり、夏鳥のツバメなんかはしょっちゅう止まります。
③-1.https://ameblo.jp/therapist-aono-chiharu/entry-12432106984.htmlより引用の電線に止まるスズメ(体長約15㌢)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971037/picture_pc_a74e34c4f4dd68f529aacda7d7884c6f.jpeg?width=1200)
③-2.https://www.google.co.jp/amp/s/plaza.rakuten.co.jp/nash01/diary/201903210000-amp/より引用の電線に止まるハシブトガラス(体長約56㌢)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971043/picture_pc_43c67372f3329bec5fdfb58dc217e29c.jpeg?width=1200)
③-3.https://www.birdfan.net/2017/09/08/55323/より引用の電線に止まるツバメ(体長約17㌢)
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971050/picture_pc_d417201f780bbef94e18d9e55a9e8c18.jpeg)
やはりこの③-1.の写真のスズメと、-2.のハシブトガラス、-3.の夏だけかもしれませんが、ツバメがよく見かける鳥だと思います。他にも、ムクドリやキジバト、ヒヨドリ、ドバト、ハクセキレイ、イソヒヨドリなんかも止まりますが、やはり樹上生活のスズメをはじめとするカラの仲間が多く見られます。また、人の身近で採餌するニ種のハトやカラス、セキレイ、イソヒヨドリ、ムクドリなんかも街中で、人や車が近づいてきて、飛び立つときは、電線に止まるのが日常的です。街中では樹木のない処もあり、安全な止まり木です。
④-1a.https://www.birdfan.net/2015/12/04/38971/より引用の木の枝にも電線にも止まれない鶴のタンチョウ(オスは体長約140㌢、メスは体長約130㌢)
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971053/picture_pc_9a13035de90de2c72f9e32ebfeb860f1.jpeg)
④-1b.https://kotori-pastry.com/turu-matu-toritigai/592/より引用のツルの趾のイラスト
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971082/picture_pc_5ef5b998ef4bb3ec7e1a5293b0f6183d.jpeg?width=1200)
④-2.https://www.kanaya440.com/bird-photo/%E9%9B%BB%E7%B7%9A%E3%81%AB%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%82%B9/より引用の電線に止まってさえずるオスのウグイス(大丈夫約16㌢)
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971090/picture_pc_46e9afcf7b2abaa26cdacea5f924d12c.jpeg?width=1200)
④-1.の写真は一万円札にもなりましたタンチョウです。この鶴をモチーフにして、正月の縁起ものの「松に鶴」の日本画が描かれました。樹上の鳥だからといって、必ずしも木の枝にも電線にも止まれるとは限りません。④-1b.のツルの趾のイラストは、鳥が枝や電線に止まるための第三趾が上に付いていて、なおかつ短いために止まれないのです。④-2.の写真のウグイスは藪の中にいることが多く、目立つ場所にはめったに出てこないので、電線に止まってさえずるのは、かなり珍しいことで、普通はそんな目立つところには止まりません。止まれてもその周りの環境で苦手な鳥もいるのです。反対に枝や電線に止まれないはずの鳥の趾の構造のはずが止まれる取りもいるのです。
⑤-1.https://blog.goo.ne.jp/siawase12345/e/c21d48c45d9afbdf3c485fdf6eee66f9より引用の珍しく木の枝に止まるオスのオシドリ(体長約45㌢)
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971094/picture_pc_c5d2363bf8553ea595231cc167a959e2.jpeg)
⑤-2a.http://blog.livedoor.jp/gnohara/archives/7825168.htmlより引用の電線に止まるカワウ(体長約81㌢)
![画像9](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971100/picture_pc_fa481368ea14851e804dd5f48b263cd6.jpeg)
⑤-2b.https://ameblo.jp/tohkaitarou/entry-12465171255.htmlより引用の電線を握りしめているカワウの趾
![画像10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75971112/picture_pc_534e6ec8ba3f98d9540b1a61bba05de6.jpeg?width=1200)
趾の構造上の理由で、木の枝にも止まれない鶴は、もっと細い電線にも止まることは出来ません。ウグイスは電線にも止まれるのに、見通しの良いところに姿を現すことは習性として出来にくいですが、止まることはできます。やもえない事実で⑤-1.の写真のように木の枝に止まっていますのはオシドリです。カモの仲間は水掻きがあるために、木の枝には止まることが出来ませんが、オシドリはその派手さゆえに水上にいると、天敵に見つかりやすいので、太めの枝なら止まれます。しかし水掻きゆえに細い枝や電線には止まれないのです。そんな水掻きも持つ水鳥の仲間でも、全蹼と言う第三趾まで膜で覆われた⑤-2a.のカワウは写真のように木の枝やもっと細い電線にも止まれます。⑤-2b.の様に拳を握るべく止まります。